作品一覧

  • 岩盤規制―誰が成長を阻むのか―(新潮新書)
    4.0
    数十年の長きにわたって、この国をがんじがらめにしてきた岩盤規制。一九八〇年代の土光臨調以来、昨今の獣医学部新設問題まで、それを打ち砕く試みは繰り返されてきたが、道はまだ半ばだ。なぜ岩盤規制は生まれ、どのように維持され、今後の日本経済の浮沈にどうかかわるのか。そして、官僚とマスコミはこの旧弊をどう支えたのか。現場の暗闘を知るトップブレーンが、改革の現状と未来をわかりやすく指し示す。
  • 国家の怠慢(新潮新書)
    3.9
    1巻814円 (税込)
    すべては怠慢のツケである――医療は崩壊寸前にまで追い込まれ、オンラインでの診療・授業は機能せず、政府の給付金さえスムーズに届かない。新型コロナウイルスは、日本の社会システムの不備を残酷なまでに炙り出した。それは、政治、行政、マスコミの不作為がもたらした当然の結果でもあった。これまで多くの改革を成し遂げてきた財務省と経産省出身の二人のエキスパートが、問題の核心を徹底的に論じ合う。
  • 日本の宿題 令和時代に解決すべき17のテーマ
    完結
    3.4
    昭和は「激動の時代」であり、平成は「激変の時代」だった。 著者は、令和は「激震の時代」と予測する。世界ではポピュリズムが蔓延し、自由な世界秩序をリードしてきたアメリカはルールメーカーとしての役割を放棄した。さらに第四次産業革命の中で中国が台頭し、中東、朝鮮半島では平和が脅かされ、欧州は政治混乱の状況にある。令和は今までにない世界秩序の混乱状態から始動したのである。 本書では、令和時代にどのような政権が生まれ、誰が総理大臣になっても、避けては通れない特に重要な17の政策問題を取り上げ、それぞれの問題の背景にある構造と、具体的な対応策を示した。これらの17の課題の改革に早急に取り組まなければ、日本の将来は極めて厳しいものになる。逆に、日本の潜在力を信じてこれらの課題に果敢に挑戦すれば、日本の将来は決して暗いものではない。改革を通して、日本は世界に対し、重要なベストプラクティスを示すことができる。

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  • 利権のトライアングル
    -
    1巻1,100円 (税込)
    国家の迷走には理由がある 【毎日新聞に勝訴でわかった】 マスコミ×利権勢力×野党の連携プレー 火のない所を火事にするシステムを徹底分析 マスコミ、利権勢力、野党の連携プレーで疑惑を量産。業界と役所の利権を守り、国対政治で日本は停滞。政治がダメだとますます役人天国に。毎日新聞に勝訴した裁判で明らかになった日本の病巣を当事者が徹底分析する。 本当に恐ろしい毎日新聞と野党 【主な目次】 はじめに——髙橋洋一 第1章 毎日新聞による報道被害 第2章 利権のトライアングル 第3章 規制改革を潰すのは誰か 第4章 役所という伏魔殿 第5章 メディアと政治の改革 おわりに——原英史 【著者略歴】 髙橋洋一(たかはし・よういち) 株式会社政策工房会長、嘉悦大学教授。1955年、東京都生まれ。東京大学理学部数学科・経済学部経済学科卒業。博士(政策研究)。80年、大蔵省(現・財務省)入省。大蔵省理財局資金企画室長、プリンストン大学客員研究員、内閣府参事官(経済財政諮問会議特命室)、内閣参事官(首相官邸)などを歴任。小泉純一郎内閣・第1次安倍晋三内閣で経済政策のブレーンとして活躍。菅義偉内閣で内閣官房参与を務めた。『さらば財務省!』(講談社)で第17回山本七平賞受賞。 著書に『たった1つの図でわかる! 図解経済学入門』(あさ出版)、『マスコミと官僚の「無知」と「悪意」』『反アベノミクスという病』(産経新聞出版)など多数。2010年1月から夕刊フジで「『日本』の解き方」を好評連載中。 原英史(はら・えいじ) 株式会社政策工房代表取締役社長。通商産業省(現・経済産業省)入省後、中小企業庁制度審議室長、規制改革・行政改革担当大臣補佐官などを経て退職。2009年に株式会社政策工房を設立。第二次安倍晋三内閣では規制改革推進会議委員、国家戦略特区ワーキンググループ座長代理などを務めたほか、大阪府・市特別顧問、NPO法人万年野党理事、外国人雇用協議会代表理事なども務める。『岩盤規制』(新潮新書)、『国家と官僚』(祥伝社新書)、など。髙橋洋一氏との共著に『国家の怠慢』(新潮新書)。

ユーザーレビュー

  • 岩盤規制―誰が成長を阻むのか―(新潮新書)

    Posted by ブクログ

    【日本経済を低迷させてきた最大の要因は、政府がビジネスを妨げてきたことだ】(文中より引用)

    平成期に改革の必要性が唱えられながらも、その多くは今日に至るまで残り続けているとされる岩盤規制。日本経済の成長を阻害するとも指摘されるそのような規制がなぜ残り続けるのかを分析するとともに、真の改革のために必要な次の一手について考察した作品です。著者は、政府の規制改革推進会議の委員などを歴任する原英史。

    電波オークションや獣医学部の新設問題など、昨今のメディアを賑わせた問題の淵源(の一部)が那辺にあるかを考える上で大変参考になる一冊。改革という言葉自体にはずいぶんと垢がついてしまった気もしますが、それ

    0
    2019年08月12日
  • 国家の怠慢(新潮新書)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    新型コロナで人生観が変わる・仕事も変わる

    もっと大きいことは社会が変わり、規制まみれの
    日本の社会でさえ(ナサケナイ言い方)オンライン
    診療やリモート会議などの時と労力のムダである
    対面が無くなった
    AIなどで代替できる業務も増え労働のあり方も
    会社のデスクに座っている時間の合計ではなく、
    業績(成果)を残すことが肝要であり、お役所も
    認可制度で特権=業界癒着(大きな政府)を産み
    だす仕事から、行為規制を行い、政府として行っ
    てはイケない事を定め、検証し罰すれば、怪しい
    会社も少なくなり、社会の風通しも良くなる

    規制に必要な体制(=省益である特殊法人が代表)
    を無くし、規制にかかる不要な経

    0
    2021年10月24日
  • 日本の宿題 令和時代に解決すべき17のテーマ

    Posted by ブクログ

    タイトルに惹かれて読みました。

    色んな面から見て、日本が遅れているんだなっていうことを再認識できました

    コロナ禍になり、日本が隠して来た問題が少しずつ表面にで出しているなと自分みたいな田舎の一般人でも気付きます

    答えはシンプルなはずで
    解決策もあると思うので、一個ずつでも前に進んで行って欲しいと願います

    0
    2021年08月08日
  • 国家の怠慢(新潮新書)

    Posted by ブクログ

    世の中で起きていることの本質がわかりやすく書かれていて、とても面白かった。
    本で読むと高橋洋一さんのグチ感はちょっと強めに感じるかも。

    0
    2021年06月05日
  • 国家の怠慢(新潮新書)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ■感想:
    コロナを機に、日本の弱点が顕在化した。
    一方でコロナ危機は未来への変革を加速している。(必要は発明の母。オンライン診療や遠隔教育が解禁。)

    今までの政策決定の裏側、天下り先を死守する動きなど、腐った政治の世界を垣間見る。

    テンポよく対談が進み、読みやすい。


    ■メモ:
    ・アメリカだと学者が政府の中枢ポストに政治任用で入ってきて、政府外に戻ることが普通にある。そうすることで政策決定と学問の世界にまたがった経験、知見を蓄積するサイクルがある。

    ・日本のコロナ対応は緊急事態への対応ではなく、常に平時と同じだった(官僚主導)。官僚主導(ボトムアップ)は平時では機能するが、緊急事態が起

    0
    2020年12月30日

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