作品一覧

  • 金メダル男
    3.8
    1巻638円 (税込)
    1964年、長野県塩尻市生まれの主人公・秋田泉一は、小学校の徒競走での一等賞をきっかけに数々の大会で金メダルを獲得し、中学に入る頃には「塩尻の金メダル男」と呼ばれるようになる。しかし、それは、“一番を目指し続ける”という波瀾に満ちた人生の始まりにすぎなかった――。  何度失敗しても決してめげず立ち上がり、様々な一等賞にとことん全力で向かって、思いがけずチャンスをつかんでいく泉一。その一途な生き方を、高度経済成長からバブル崩壊を経て平成の今日まで、時代風景と重ね合わせながらユーモアたっぷりに描くエンタメストーリー
  • ふたたび蝉の声
    3.9
    1巻1,584円 (税込)
    いろいろあるけど、前に進もうと思う。 五十歳を目前に控えた進は、役者という職業を細々と続けながら、東京で暮らしている。最近ようやく順調に仕事が入るようになったが、娘と妻のいる家庭内では、どうにも居心地の悪さを感じるようになった。 ときどき、ふと漠然とした不安を感じることがある。これから自分たちはどうなっていくのか……。 故郷で一緒に育った姉、友人。老いていく父と母、そして今の家族、妻と娘。 進の人生に関わる様々な人がいる。そして、それぞれがひとりひとりの人生を生きている。でも、どこかで重なり、繋がり、そしてお互いの人生に何かのきっかけを与え続けていく――。 “人生は、長いようであっという間” 翻弄され、迷いながらも家族や人生と向き合い、懸命に生きる人々を描いた群像小説。 【著者より】 小説『ふたたび蝉の声』は54年間生きてきた自分の人生観、家族や友人等、いろいろな想いを込めて書いた群像劇です。知り合いの誰かと誰かを足して創った人物もいれば、まったくの想像で創った人物もいたり……。楽しみながら、噛み締めながら書きました。是非、ご一読ください。 内村光良

ユーザーレビュー

  • 金メダル男

    Posted by ブクログ

    コメディーではなく、立派な人生論を語った話でした。個人的に共感できるところがたくさんありました。誰もがもっている成功欲を素直に表現した秀作です。

    0
    2024年03月31日
  • 金メダル男

    Posted by ブクログ

    いつでも一等賞を目指している泉一が、時には面白く、時には切なくなりとても良い本でした!映画を見たことがないので、見てみたいと思いました!

    0
    2019年07月04日
  • ふたたび蝉の声

    Posted by ブクログ

    2019/05/20-05/24
    「荻原浩の海の見える理髪店」のような読後感が「第5章のゆりと宏」にはある。

    ▶︎終わり良ければ・・・。文末が「遠くの方で蝉の声が聞こえた。また夏がやってくる。」そしてタイトルが「ふたたび蝉の声」私はこの終わり方が好きだ。内村光良・・やっぱ才能あるわ。紅白の司会が回ってくるはず。

    0
    2019年05月24日
  • ふたたび蝉の声

    Posted by ブクログ

    「一個一個やっていくよ。一つ一つ大事にしていくよ」(進)

    優しい文章で内村さんの人柄か読後心温まる群集劇。
    家庭、友人、仕事と周りの環境を大事にしようと思う。

    0
    2019年03月11日
  • 金メダル男

    Posted by ブクログ

    おもしろいだろうと読み始めたが、おもしろ+いい話だった。
    なんだか最後の方で主人公を応援しているような、自分が主人公になったような複雑な気持ちになった。
    明日はどうなるかわからないそれでも一生懸命前を向いて生きるしかない、というところに感動した。

    0
    2018年07月13日

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