黒沢令子の作品一覧
「黒沢令子」の「雨を操る」「温暖化に負けない生き物たち」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「黒沢令子」の「雨を操る」「温暖化に負けない生き物たち」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
なかなか難しくて読み進めるのが大変だったけど、だんだんと集中してきて読み切れた。温暖化だけではなく、有史時代においても小氷期などの寒冷な期間があったことも初めて知ったし、生物だけでなく植物までもが移動などの戦略をとっていること、そして人間の移民などにも温暖化の影響があることを知った。昨今温暖化に関するニュースも増えて、ネガティブな印象や危機感を感じることが増えたが、温暖化は今後数十年確実に進むのであれば、もうダメだと嘆くのではなく、できることをそれぞれが行い文化を変えていく、もしくは生物たちの戦略を面白く前向きに眺めていきたい、そう思える本だった。
Posted by ブクログ
面白かった。特に普段から鳥類の文化資料に興味があるので、3、4、5章を目当てに購入したが、全章あたりだった。
1、骨や遺伝子から探る日本の鳥。化石から古代日本の鳥類相をバードウォッチングする。遺伝子解析からルーツを探る、系統地理学。考古遺物からの解析。ニワトリ、アホウドリ。
2、文化資料から探る日本の鳥。堀田正敦『観文禽譜』を例にした江戸時代の鳥類。江戸時代の食文化と鳥類。江戸時代のツルの同定と分布『本草網目啓蒙』『有徳院殿御実紀』『鳥類図譜』『伊達治家記録』『伊達家御歴代事記』宇和島藩
『記録書抜』
3、全国的な野外調査でみる日本の鳥類の今
以前から文化資料でのバードウォッチング、まあ、野
Posted by ブクログ
環境が変化することによって、今まで通り生き続けていくことが困難になる事例は数多くある。そうした状況、特に温暖化という過酷な条件の中で、動物、植物、海洋生物、昆虫、鳥類など様々な生物たちのとった選択が、多くの研究者たちの調査結果とともに紹介されている。いずれも専門的な分野の研究でありながら、筆者の持ち味ともいえる軽妙なタッチでわかりやすく読ませてくれる。日照時間の変化によって、渡りを開始する鳥たちと、温度によって開花を早める植物との自然界におけるタイミングのずれが、生態系を狂わせたり種の滅亡につながっていく、といった事例などは、いま世界中の各地で起こっている。