久保明教の作品一覧
「久保明教」の「機械カニバリズム 人間なきあとの人類学へ」「内在的多様性批判――ポストモダン人類学から存在論的転回へ」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「久保明教」の「機械カニバリズム 人間なきあとの人類学へ」「内在的多様性批判――ポストモダン人類学から存在論的転回へ」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
多様性の尊重が当然視される現在、「みんなちがって、みんないい」という考え方は、どこまでの多様性をどのように認めるのかという難題を生み出している。
かつて民俗誌研究は、前近代社会を近代的な枠組みの中で語ろうとした。その結果、対象社会を正しく理解できていないのではないかという批判が生まれた。前近代を「近代の発展段階」とみなす進化論的な立場と、文化ごとの価値を相対的にとらえる立場が対立し、研究の方向を問い直す必要が生じた。
単純な相対主義は「異なる文化は異なる世界の中でしか理解できない」という立場に行き着き、外部からの議論や理解を不可能にしてしまう。こうした課題に対して、進化論にも相対論にも依らず