作品一覧

  • ニホンオオカミの最後 狼酒・狼狩り・狼祭りの発見

    ニホンオオカミの最後 狼酒・狼狩り・狼祭りの発見

    小説・文芸

    3.7
    1巻1,760円 (税込)
    ニホンオオカミはどうやって絶滅したのか? 古文書をもとに、その最後をみちのくの山里にたどるノンフィクション。 ニホンオオカミの最後はじつははっきりしていない。 明治38年の和歌山県が最後といわれるが、それは標本として残されている最後のオオカミでしかない。 東北の地で、野生動物と人の関係を追いかけた作家が、オオカミの最後を追う。 「狼酒」、そして、近年まで東北の山里で行われていた「狼祭り」の発見、 掘り起こされた貴重な歴史的資料。 東北の地で明治・大正を生き、オオカミの最後を見てきた山の民の最後の遺言を集め、 藩政の書面をたどりながらニホンオオカミの最後に迫る一冊。
  • ヤマケイ文庫 ニホンオオカミの最後  狼酒・狼狩り・狼祭りの発見

    ヤマケイ文庫 ニホンオオカミの最後 狼酒・狼狩り・狼祭りの発見

    ビジネス・実用

    4.5
    1巻990円 (税込)
    ニホンオオカミはどうやって絶滅したのか? 古文書をもとに、その最後をみちのくの山里にたどるノンフィクション! ニホンオオカミの最後はじつははっきりしていない。 明治38年の和歌山県が最後といわれるが、それは標本として残されている最後のオオカミでしかない。 東北の地で、野生動物と人の関係を追いかけた作家が、オオカミの最後を追う。 「狼酒」、そして、近年まで東北の山里で行われていた「狼祭り」の発見、掘り起こされた貴重な歴史的資料。 東北の地で明治・大正を生き、オオカミの最後を見てきた山の民の最後の遺言を集め、藩政の書面をたどりながらニホンオオカミの最後に迫る一冊。 文庫化にあたり、日本の野生動物専門家の高槻成紀先生による解説に加え、著者自身によるその後のニホンオオカミの最後につながる最新の追記を追加。 ■内容 はじめに 1 狼酒の発見 2 狼の民俗 3 ニホンオオカミの正体 4 狼の生態 5 江戸時代の狼 6 荒れる狼 7 明治九年、狼の子を天覧 8 狼の首に賞金 9 売り物になった狼 10 狼狩りの証言 11 恐るべき攻撃力 12 いたましい最後 13 狼の形見 ■著者について 遠藤 公男(えんどう・きみお) 1933年、岩手県一関市生まれ。 一関第一高等学校卒業後、主に岩手県山間部の分校に教師として勤めるかたわら、コウモリ(岩手)とノネズミ(北海道)の新種を発見。 1973年に『原生林のコウモリ』(学習研究社)を刊行。 1975年に退職して作家生活に入り、翌年『帰らぬオオワシ』(偕成社)で日本児童文学者協会新人賞・ジュニアノンフィクション文学賞、1983年『ツグミたちの荒野』(講談社)で日本児童文芸家協会賞、2000年に日本鳥類保護連盟総裁賞、2017年に日本哺乳類学会功労賞を受賞。

ユーザーレビュー

  • ニホンオオカミの最後 狼酒・狼狩り・狼祭りの発見

    Posted by ブクログ

    著者の情熱的で地道で綿密なフィールドワークと文献調査からなる、日本の狼族その最期に沿った史実と憶測。
    100年以上昔の人間と狼の、かなり過酷な攻防戦の行く末。
    タイムリープできるならさらに遡り、縄文時代の狼と人間の関係性についても観察してみたくなります。

    0
    2025年05月09日
  • ヤマケイ文庫 ニホンオオカミの最後  狼酒・狼狩り・狼祭りの発見

    Posted by ブクログ

    著者が狼の逸話を求めて、全国各地へ飛び回る。濃い内容の話が大量読めて、どれも楽しく「引き延ばせば倍の量に出来るのにな」と思う満足感。特にタイトルにもなっている狼の死骸で作る万能薬(酒)の話や、絶滅に至るまでの政府が狼を買い取る流れ、それに群がる人達のてんやわんやが良かった。

    0
    2024年06月06日
  • ヤマケイ文庫 ニホンオオカミの最後  狼酒・狼狩り・狼祭りの発見

    Posted by ブクログ

    遠藤公男『ニホンオオカミの最後 狼酒・狼狩り・狼祭りの発見』ヤマケイ文庫。

    ニホンオオカミに惹かれて何気に購入した本だが、著者はかつて自分が30年余り暮らしていた岩手県一関市出身ということに驚いた。

    主な舞台は岩手県。かつて岩手県全域に生息していたニホンオオカミは明治30年代の後半に絶滅したとされる。山々があちこちにあり、広大な岩手県のこと、ニホンオオカミが密かに今も生き延びているとしたら、面白い。

    大槌の民家で発見された謎の狼酒。岩手県に残された古文書から辿るニホンオオカミ捕獲の記録。ニホンオオカミの生存を知る古老たちの貴重な証言。新たに発見されたニホンオオカミの頭蓋骨と根付け。間違いなくかつての岩手県にはニホンオオカミが生息していたのだ。

    定価990円
    ★★★★

    0
    2022年11月08日
  • ニホンオオカミの最後 狼酒・狼狩り・狼祭りの発見

    Posted by ブクログ

    借りたもの。
    絶滅したニホンオオカミとは何だったのか?なぜ絶滅したのか……記録映像も残っていないその姿、その最後を追うルポルタージュ。
    もはや物語の中にしかその姿を見出せない、想像をかき立てる存在となってしまったオオカミ。とくに東北――遠野物語――に残るオオカミの話に基づいて、その生態や民間信仰などを取材してゆく。
    文書記録と現存するオオカミの生態と照らし合わせながら、それらを紐解いてゆく。

    冒頭から秘薬・狼酒の存在や、ニホンオオカミのはく製は世界にたった3体しか現存しないこと(しかも造りがイマイチ)、その生態について分かっていることが少ないことが示される。
    『遠野物語』だけでなく、東北の記録から、狼害(家畜だけでなく、子供も襲われていた)、狼狩りが行われていたことがわかる。
    そして明治になり、近代化に伴う開墾の影響で、餌となる野生動物が数を減らしたこと、狼狩りもさかんに行われていたこと(賞金が出た)が記録から裏付けられる。
    肉は食用、毛皮も使える……乱獲だった。
    ニホンオオカミの生態からも、一匹狼では長く生きられないこと、急激な数の現象は、血のつながるオオカミだけになると子供が生まれにくくなるので、さらに拍車をかけた。さらに西洋の猟犬からジステンパーが持ち込まれ、急速に数を減らし、明治四十年代に姿を消したのではないかとする。

    生態系や環境問題への検討がされていなかった時代の悲劇と言ってしまえばそこまでだが……かくもあっけなかったのか。

    最後に、狼が遺してくれた頭骨のDNA鑑定から、ニホンオオカミがタイリクオオカミの亜種であることが判明する。
    もはやその姿を想像するしかない存在に、畏敬の念と一抹の哀愁を感じる。

    0
    2020年12月21日
  • ニホンオオカミの最後 狼酒・狼狩り・狼祭りの発見

    Posted by ブクログ

    滅びゆくものにはロマンがある。

    ニホンオオカミが明治の世には絶滅したのは多くの人が知っているだろう。
    筆者は岩手県の中でオオカミが懸賞をかけられ滅んでいくさまを丁寧に発掘している。

    もちろん習俗や生態にも触れていて、江戸から明治にかけての岩手の様子にも興味を惹かれるものがある。

    基本あくまでも岩手の中で取材なので、ニホンオオカミの最後との題名には若干違和感を覚える。可能ならば、日本全国で取材をして、その最後を詳らかにしてほしい。

    三峰信仰は関東地方にもあるので、その昔オオカミは日本全国どこにでもいたのだろう。かなわぬこととは言え本物に会ってみたい。

    0
    2020年05月18日

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