あらすじ
ニホンオオカミはどうやって絶滅したのか?
古文書をもとに、その最後をみちのくの山里にたどるノンフィクション。
ニホンオオカミの最後はじつははっきりしていない。
明治38年の和歌山県が最後といわれるが、それは標本として残されている最後のオオカミでしかない。
東北の地で、野生動物と人の関係を追いかけた作家が、オオカミの最後を追う。
「狼酒」、そして、近年まで東北の山里で行われていた「狼祭り」の発見、
掘り起こされた貴重な歴史的資料。
東北の地で明治・大正を生き、オオカミの最後を見てきた山の民の最後の遺言を集め、
藩政の書面をたどりながらニホンオオカミの最後に迫る一冊。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
えええのえ!
ニホンオオカミの生きた姿の写真は1枚もないって、さすがにそれは…と思ったけどたしかにそういえば剥製しか見たことなかったわ
大きな口の神→大いなる神→大神=狼 なるほど
ちょw国立科学博物館のニホンオオカミw
かんべんしてよ!しょっぼ!やだやだやだ!
貧弱とかいう問題じゃなくてこれ本当にオオカミ?
出オチやん!ぐーパンチでわしでも勝てそう
岩手県立博物館のハイイロオオカミの気高さよ!
これよこれ!
シーボルトのオオカミもなんかこれじゃない感…
アンダーソンのオオカミin大英自然史博物館やば!
欲を言えばカラーで見たかったがしかし!
アンダーソンおにぃグッジョブすぎ!あざす!
鼻先から尾の付け根までの長さが900mmってイメージ通りだけど、このサイズで小柄なんだ
ますますかわいい!生きてる姿見たかったよ
嘉永の三閉伊一揆
弥五兵衛さん、畠山太助さん、喜蔵さん、かっちぇ!
スーパーヒーローやん
「小◯」で「困る」…!天才かよ!
百姓は天下の民、われ万民のために死なん
はぁー!崇高すぎるわぁ
開田と農地開発のために原野が減る→鹿が激減→飢えた狼が里に近づいて人間を襲う
つまりオオカミがいなくなったのは人間のせいじゃん
熊も同じことの繰り返しになってんじゃん
まじ最悪!人間こそ絶滅しろよまじで
里におりた狼を問答無用で殺すなら、山に入った人間も黙って殺されとけよ
ホラ貝とか太鼓で森に追い返すだけにしとけよ!
鉄砲とか毒で根こそぎ殺すのはチートだろ!
群れを率いるボスがただ1頭で4人の男たちを攻撃したとかいってまじでかっちぇー!
ビッグリスペクト!
こんな茅葺き屋根の絵になるおうちに狼の頭骨の魔除けとかりある日本昔ばなしすぎる!
さいこー!
てかもう著者がまじですげぇ!
記録(55件!)に登場する場所全部に足を運んで捕獲者の子孫を訪ねて聞いて回ったとかやば!
その執念!拍手!
故郷を本当に大切に思ってて素敵
Posted by ブクログ
著者の情熱的で地道で綿密なフィールドワークと文献調査からなる、日本の狼族その最期に沿った史実と憶測。
100年以上昔の人間と狼の、かなり過酷な攻防戦の行く末。
タイムリープできるならさらに遡り、縄文時代の狼と人間の関係性についても観察してみたくなります。
Posted by ブクログ
借りたもの。
絶滅したニホンオオカミとは何だったのか?なぜ絶滅したのか……記録映像も残っていないその姿、その最後を追うルポルタージュ。
もはや物語の中にしかその姿を見出せない、想像をかき立てる存在となってしまったオオカミ。とくに東北――遠野物語――に残るオオカミの話に基づいて、その生態や民間信仰などを取材してゆく。
文書記録と現存するオオカミの生態と照らし合わせながら、それらを紐解いてゆく。
冒頭から秘薬・狼酒の存在や、ニホンオオカミのはく製は世界にたった3体しか現存しないこと(しかも造りがイマイチ)、その生態について分かっていることが少ないことが示される。
『遠野物語』だけでなく、東北の記録から、狼害(家畜だけでなく、子供も襲われていた)、狼狩りが行われていたことがわかる。
そして明治になり、近代化に伴う開墾の影響で、餌となる野生動物が数を減らしたこと、狼狩りもさかんに行われていたこと(賞金が出た)が記録から裏付けられる。
肉は食用、毛皮も使える……乱獲だった。
ニホンオオカミの生態からも、一匹狼では長く生きられないこと、急激な数の現象は、血のつながるオオカミだけになると子供が生まれにくくなるので、さらに拍車をかけた。さらに西洋の猟犬からジステンパーが持ち込まれ、急速に数を減らし、明治四十年代に姿を消したのではないかとする。
生態系や環境問題への検討がされていなかった時代の悲劇と言ってしまえばそこまでだが……かくもあっけなかったのか。
最後に、狼が遺してくれた頭骨のDNA鑑定から、ニホンオオカミがタイリクオオカミの亜種であることが判明する。
もはやその姿を想像するしかない存在に、畏敬の念と一抹の哀愁を感じる。
Posted by ブクログ
滅びゆくものにはロマンがある。
ニホンオオカミが明治の世には絶滅したのは多くの人が知っているだろう。
筆者は岩手県の中でオオカミが懸賞をかけられ滅んでいくさまを丁寧に発掘している。
もちろん習俗や生態にも触れていて、江戸から明治にかけての岩手の様子にも興味を惹かれるものがある。
基本あくまでも岩手の中で取材なので、ニホンオオカミの最後との題名には若干違和感を覚える。可能ならば、日本全国で取材をして、その最後を詳らかにしてほしい。
三峰信仰は関東地方にもあるので、その昔オオカミは日本全国どこにでもいたのだろう。かなわぬこととは言え本物に会ってみたい。