桜田美津夫の作品一覧
「桜田美津夫」の「現地取材! 世界のくらし」「物語 オランダの歴史 大航海時代から「寛容」国家の現代まで」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
- 作者をフォローする
- フォローすると、この作者の新刊が配信された際に、お知らせします。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで200万冊以上配信中!
「桜田美津夫」の「現地取材! 世界のくらし」「物語 オランダの歴史 大航海時代から「寛容」国家の現代まで」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
ビジネス・実用
ビジネス・実用
Posted by ブクログ
いやぁ~真面目な著者ですねぇ。
新書というスタイルは専門家が学術書から離れ、一般人を対象にするのだから、少しズッコケて書くのは暗黙のルール。
この著者もできるだけそうするよう努めているのだが、真面目な本質は変えられない。
実に本格的なオランダの歴史書になっている。
日本人がこれだけ他国の歴史に詳しいって、面白いですね。
多分どのオランダ人より詳しいかも知れない。
本人も日本史に関しては、これほど詳しくないんじゃないかと思わされる。
オランダ史のほとんどが網羅されているといっていいでしょう。
ですから、読みにくさは確かにあります。
ぼく自身は、(江戸時代と現代の)オランダ人の国民性の秘密はどこにあるのだろうという点に興味を持ってこの本を選んだつもりですが、そういう点には殆ど触れられていません。
しかし、その国の国民性を理解するのに、その国の辿ってきた歴史を知ることは実は基本中の基本だと気付かされます。
すでに予断を持っている誰かが書いた本を通じてその国を理解するよりも、まったく手垢の付かない状態で提供さえるほうが却って、近道なのじゃないでしょうか。
前回読んだ司馬遼太郎の紀行文も面白かったけれど、そのときに感じたオランダ人気質の元となる歴史的バックグラウンドをこの本によって理解が進んだと思うのです。
Posted by ブクログ
ハプスブルク家のスペイン王権は、その狂気をも感じる対応で異端を取り締まりました。スペイン軍に脅威を感じたオランダのウィレムは、フランスを主としたヨーロッパの新しい思想(宗派)もあり、このような強硬路線に対する中で独立という道へとたどり着きます。この独立からナポレオンやナチスドイツの占領を経て、独自の生き残りを模索していくオランダ。大国に翻弄された歴史は最終的に王国という選択にたどり着きます。その歴史を物語として読むことで、なぜ今の形に落ち着いたのかを知ることができると思います。オランダといえば、江戸時代中心に日本とも関係の深い国というイメージがあります。その関わりについても書かれていて面白く読ませていただきました。
彼の国の思想。それがどのような経験を通して培われていったのか。小さな国かと思いきや、登場してくる歴史的な人物は、私たちも聞いたことのある人がたくさん居り、内容の濃さを感じました。