桜田美津夫のレビュー一覧

  • 物語 オランダの歴史 大航海時代から「寛容」国家の現代まで

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    17〜18世紀前半までの勢いが予想以上にすごいものだった。今のオランダは小国というイメージだが、この時代においては軍事的にも経済的にも世界の覇権を握っていた。

    現代においてもオランダについても興味深い点がいくつか挙げられている。戦後オランダは寛容な国として移民受け入れに積極的だった。しかし近年では否定的な風潮に変わっている。

    (後で追記、、

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    2021年04月14日
  • 物語 オランダの歴史 大航海時代から「寛容」国家の現代まで

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    いやぁ~真面目な著者ですねぇ。
    新書というスタイルは専門家が学術書から離れ、一般人を対象にするのだから、少しズッコケて書くのは暗黙のルール。
    この著者もできるだけそうするよう努めているのだが、真面目な本質は変えられない。
    実に本格的なオランダの歴史書になっている。
    日本人がこれだけ他国の歴史に詳しいって、面白いですね。
    多分どのオランダ人より詳しいかも知れない。
    本人も日本史に関しては、これほど詳しくないんじゃないかと思わされる。
    オランダ史のほとんどが網羅されているといっていいでしょう。
    ですから、読みにくさは確かにあります。
    ぼく自身は、(江戸時代と現代の)オランダ人の国民性の秘密はどこに

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    2017年11月26日
  • 物語 オランダの歴史 大航海時代から「寛容」国家の現代まで

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    16世紀からのオランダの歴史をまとめた1冊。中公新書の歴史シリーズは3冊目だが、かなり面白く読めた。各国史を読んでいくと他国との違いや国民性までわかってとても興味深い。
    オランダ史から私が得た印象は「狡賢い」である。正義であるようで、一方植民地では残忍な統治を行なったり、かと思えばしなやかに問題を解決したりもする。とても好きな国だ。
    文章もかなり読みやすい。政治だけでなく文化や日蘭関係など読者の興味を持ちやすいトピックも漏らさず書いてくれている。おすすめの1冊だ。

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    2020年06月21日
  • 物語 オランダの歴史 大航海時代から「寛容」国家の現代まで

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    ハプスブルク家のスペイン王権は、その狂気をも感じる対応で異端を取り締まりました。スペイン軍に脅威を感じたオランダのウィレムは、フランスを主としたヨーロッパの新しい思想(宗派)もあり、このような強硬路線に対する中で独立という道へとたどり着きます。この独立からナポレオンやナチスドイツの占領を経て、独自の生き残りを模索していくオランダ。大国に翻弄された歴史は最終的に王国という選択にたどり着きます。その歴史を物語として読むことで、なぜ今の形に落ち着いたのかを知ることができると思います。オランダといえば、江戸時代中心に日本とも関係の深い国というイメージがあります。その関わりについても書かれていて面白く読

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    2017年10月04日
  • 物語 オランダの歴史 大航海時代から「寛容」国家の現代まで

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    中公新書の物語歴史シリーズの一冊。寛容の国と言われるオランダのスペインからの独立から現代までをまとめた一冊。ちょうど宗教改革期に独立戦争があり、各宗派が妥協しながら国を作り、かつ新教派が主導権をとったために宗教の自由を重んじるのが立脚点にあった。とはいえあくまで白人キリスト教の枠組みのなかでの自由であるために、奴隷貿易もするし、インドネシアの植民地支配も第二次大戦後まで執着する。それは国土が狭く海外への進出が不可欠であったことも理由だった。必要にせまられ、学びつつ進化して現在の寛容さ、大人の国に成熟していった姿がわかりやすい。

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    2017年07月14日
  • 物語 オランダの歴史 大航海時代から「寛容」国家の現代まで

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    かなり長い間読んでました。他のレビューにもあるように、ちょっと難しいかもしれません。学術書のような文体だと感じました。恐らくオランダ人ですらここまで知っていないのでは?という具合に詳しく中世から2017年までのオランダを説明しています。
    政治にあまり興味ないので、オランダという国の成り立ちと、東インド会社のあたりはとても面白かったです。

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    2020年10月29日