作品一覧

  • 現代日本の政党デモクラシー

    現代日本の政党デモクラシー

    ビジネス・実用

    4.0
    1巻880円 (税込)
    なぜ日本政治は行き詰まっているのか。1994年の小選挙区制導入から、マニフェスト選挙の開始、2009年の政権交代を経て、現在にいたる政党デモクラシーの構造的変化を解き明かし、これからの政治を考える。
  • 自公政権とは何か ──「連立」にみる強さの正体

    自公政権とは何か ──「連立」にみる強さの正体

    ビジネス・実用

    4.5
    1巻1,287円 (税込)
    自民党「一強」と言われて久しい。だが、実際には公明党との連立政権である。この政権には、政治学の理論では説明し難い謎がある。例えば両党の重点政策を比較すると、違いが少なくない。平和と福祉を重視する公明党は、民主党およびその後継政党の立場に近い。2016年の参院選以降、衆参両院で過半数を占める自民党は、単独政権を作ろうと思えば作れるのに、そうしない。なぜか? 本書は自公政権を中心に多角的な分析を行い、強さの理由を解き明かす。日本政治の“今”を深く理解し、今後を展望するための必読の書!
  • 自民党―「一強」の実像

    自民党―「一強」の実像

    ビジネス・実用

    4.5
    1巻968円 (税込)
    自民党は結党以来38年間にわたり政権を担い、2度「下野」したが、2012年に政権に復帰。一強状態にある。その間、自民党は大きな変貌を遂げた。本書は、関係者へのインタビューや数量的なデータなどを駆使し、派閥、総裁選挙、ポスト配分、政策決定プロセス、国政選挙、友好団体、地方組織、個人後援会、理念といった多様な視角から、包括的に分析。政権復帰後の自民党の特異な強さと脆さを徹底的に明らかにする。
  • 自民党政治の変容

    自民党政治の変容

    ビジネス・実用

    4.0
    1巻1,155円 (税込)
    変わり続ける自民党の実像 政権を奪還し、憲法の改正や解釈見直しへと向かう自民党。 激しい派閥抗争や利益誘導政治といった自民党らしさは、もはや過去のものになりつつある。 いかにリベラル派は衰退し、右派が主導権を握ったのか。 なぜ多元性が失われ、一枚岩化が進んだのか。 自主憲法の制定、小選挙区制の導入、総裁選挙の改革など、理念と組織をめぐる路線対立を結党までさかのぼり、資料の緻密な読み込みに基づいてダイナミックに描き出す。 現在に至る戦後日本政治に新たなイメージを与える力作。 ■目次 はじめに 第一章 党近代化と小選挙区制導入の試み [一 岸信介と小選挙区法案の挫折/二 三木武夫と党近代化の失敗/三 田中角栄と小選挙区制の再挫折] 第二章 総裁予備選挙の実現と日本型多元主義 [一 三木・福田と総裁予備選挙の導入/二 香山健一と日本型多元主義の台頭/三 大平・中曽根と日本型多元主義の隆盛] 第三章 政治改革と自社さ政権 [一 小選挙区制の再浮上と小沢一郎/二 政治改革の実現と日本型多元主義の敗北/三 自社さ政権とリベラル派の優位] 第四章 二大政党化と自民党の右傾化 [一 リベラル派の凋落と「加藤の乱」/二 小泉純一郎と新自由主義的改革/三 安倍晋三と右傾化の進展] おわりに
  • 女性総理という選択

    女性総理という選択

    ビジネス・実用

    -
    1巻330円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ●〔対談〕政治の「危機」で聞こえ始めた待望論 自民党の救世主か、終わりの始まりか 安藤優子×中北浩爾 ●最年少女性市長の次なる挑戦 自治体も企業も多様性なくして成長なし 越 直美 ●「土井たか子ブーム」はなぜ続かなかったのか 岩本美砂子 ●サッチャーとメイ ――イギリスの女性宰相に何を学ぶか 池本大輔 ●日本、中国は例外的 アジアに女性指導者が多い理由 岩崎育夫 ●シミュレーション「トランプ・小池会談」の衝撃 海野素央 ●〔座談会〕毎日・日経・読売の元政治部長が語る 気になるあの人の実力と個性 佐藤千矢子×吉野直也×伊藤俊行
  • 政党が信じられない

    政党が信じられない

    ビジネス・実用

    -
    1巻305円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 既成政党に有権者の姿は見えているのか? 対立軸の変化、無党派層の増大、SNSの浸透など、さまざまな角度から民主主義の「地殻変動」に迫る。 <内容> ●田原総一朗核心に迫る ▼なぜ入閣したのか? 自民党の「母ちゃん」は私だ 野田聖子 ▼小池新党、さあどうする? 国政は自公連立しかありえない 山口那津男 ●対談 「使い捨てカイロ」型よりも「湯たんぽ」型政党を 性急に答えを求める有権者に政治家は今、何をすべきか 中北浩爾×待鳥聡史 ●維新は「リベラル」、共産は「保守」 世論調査にみる世代間断絶 遠藤晶久、三村憲弘、山崎 新 ●地方政治は国政を変えるか?「首長党」台頭の功罪 砂原庸介 ●ルポ 「張りぼて」? 都民ファーストの会の実像 岩崎大輔 ●対談 SNS時代こそ政党の真価が問われている 飯尾 潤×佐々木紀彦
  • 日本共産党 「革命」を夢見た100年

    日本共産党 「革命」を夢見た100年

    ビジネス・実用

    4.5
    1巻1,210円 (税込)
    戦前から高度成長期にかけて多くの若者や知識人を惹きつけ、巨大な政治的磁場を作った日本共産党。東欧革命・ソ連崩壊などで深刻な打撃を受けたが、しぶとく生き残り、近年、野党共闘による政権交代を目標に据える。政権を担える事実上の社会民主主義政党になったのか、今なお暴力革命を狙っているのか。本書は、一貫して「革命」を目指しつつも大きく変化した百年の歴史を追い、国際比較と現状分析を交え同党の全貌を描く。
  • 日本政治、再建の条件 ――失われた30年を超えて

    日本政治、再建の条件 ――失われた30年を超えて

    ビジネス・実用

    4.0
    1巻1,925円 (税込)
    機能不全に陥った日本政治。いまや自公は少数与党となり、一方で野党はまとまることができず、右派ポピュリスト政党が存在感を増している。こうしたなかで、わが国の政治を立て直すには何が必要か。「平成の政治改革」から現在まで、野党再編、政権構想、選挙制度改革、ジェンダー平等、西欧の右派ポピュリスト政党、2025年参院選など複数の視点から検証。現在地を浮かび上がらせるとともに、来るべき日本政治を展望した、必読の論集! 【目次】はじめに(山口二郎)/第一章 日本政治の失われた三〇年と野党の蹉跌――なぜオルタナティブは生まれなかったか(山口二郎)/第二章 平成の政治改革と「二党制の神話」――なぜ小選挙区比例代表並立制は機能しなかったのか (中北浩爾)/第三章 ジェンダー政治の三〇年――平等で包摂的な社会に向けた成果と課題(辻由希)/第四章 政党政治の危機状況――西欧の混迷から考える(古賀光生)/終章 二〇二五参議院選挙と政党政治の再編(山口二郎)/あとがき (中北浩爾)
  • 日本政治と宗教団体 その実像と歴史的変遷

    日本政治と宗教団体 その実像と歴史的変遷

    ビジネス・実用

    3.8
    1巻1,100円 (税込)
    2025年10月10日、公明党は26年目を迎える自民党との連立を解消した。そして10月21日、保守色を強める新内閣が誕生。折しも、安倍元首相銃撃事件の裁判が始まった。 政治と宗教はどんな関係にあるのか。宗教票、政治資金、政策、組織防衛、選挙制度、政党システムはどうなっていたのか。 創価学会、旧統一教会、神社界など保守系宗教団体が中核を占める日本会議、立正佼成会の歴史を振り返り、戦後政治とのつながりや変遷を関係者の証言と多数の資料から解き明かす!
  • 非・保守という選択肢

    非・保守という選択肢

    ビジネス・実用

    -
    1巻330円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ●〔対談〕膨張する与党、棄権する有権者…… 野党再生に足りないイズムと強さ 宇野重規×中北浩爾 ●1993年体制と「3・2・1の法則」 政治的選択肢の健全な拮抗のために 大井赤亥 ●〔対談〕いま、『資本論』をひもとく意味 資本主義が倒れるか、先に地球が潰れるか 斎藤幸平×佐藤 優 ●欧州の社会民主主義勢力が直面する課題 四つの圧力、二つのジレンマ 近藤康史 ●2000年代ラテンアメリカの政治潮流 「ピンクタイド」は今どこへ 宮地隆廣 ●平成世代が描く左翼像 エンパワーメントによる新しい連帯のかたち 小峰ひずみ

ユーザーレビュー

  • 日本政治と宗教団体 その実像と歴史的変遷

    Posted by ブクログ

    本書は、タイトルの通り、日本政治と深く関わってきた宗教団体――創価学会、旧統一教会、神社本庁と日本会議、立正佼成会――の歴史と現在地を丁寧に掘り下げた良書である。

    本書が執筆されたのは、公明党が自民党との連立を離脱した後であり、中道改革連合を設立する前の時期にあたる。創価学会と公明党の歩みを振り返ると、1970年代には「中道革新連合」構想のもと、当時の社会党や民社党と連携し政権を目指していたという事実が紹介されている。この点は、まさに本年(2026年)の衆議院選挙を目前にして起きた新党結成の動きと重ね合わせることができ、歴史が持つ連続性を感じさせるものとして非常に興味深い。

    さらに本書は、創価学会のみならず、各宗教団体がそれぞれ異なる歴史的背景と思想的特徴を持ちながら、どのように政治との関係を築いてきたのかを具体的に描き出している。その比較を通じて、宗教と政治の関係性が単純な図式では捉えられないことが浮かび上がる。

    日本政治をより深く理解するうえで、宗教団体の存在を避けて通ることはできない。本書は、その複雑な実態を冷静かつ実証的に示す一冊として、重要な知見を与えてくれるだろう。

    0
    2026年02月28日
  • 自民党―「一強」の実像

    Posted by ブクログ

    自民党が長期に渡って(例外はありながら)選挙に勝利し続け、政権を維持してきた方法が記されている。自公政権という枠組みが崩れた現在の自民党を、筆者はどのように見るのだろうか。

    0
    2026年02月19日
  • 自民党―「一強」の実像

    Posted by ブクログ

    派閥の衰退、総裁権力の増大、事前審査制の持続力、議員層の二重構造化、友好団体の減少、地方組織への回帰

    0
    2026年01月17日
  • 自公政権とは何か ──「連立」にみる強さの正体

    Posted by ブクログ

    どちらかと言うと自公政権の本というよりは日本における連立政権の仕組みの本。選挙制度なども含めた連立政権のダイナミズムを描いている。
    当たり前と言えば当たり前かもしれないが、驚くのは連立政権ごとに意思決定のシステムが驚くほど違う事である。政府側に意思決定の比重を置くのか、政府の外で幹事長を中心に意思決定を行うのか。党首を閣内に入れるか、それとも党首とは別の人間を閣内に置いて党首は政策討議に専念するのか。こうしてみると面白い。

    0
    2025年10月19日
  • 自民党―「一強」の実像

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    自民党の55年体制崩壊後〜安倍内閣までの分析。
    2017年出版。
    55年体制とその後の大勢の最も大きな変化の要因は、中選挙区制に変えて小選挙区比例代表制を衆議院に導入した1994年の政治改革にある、とする。

    with chatgptでの簡単な理解
    背景:なぜ「改革」が必要とされたのか
    55年体制の限界:中選挙区制(1選挙区から3~5人選出)では、自民党の候補者同士が同じ区で競争する「同士討ち」が常態化。選挙は政策より「地盤・看板・カバン」(地元基盤・知名度・資金力)が重要で、派閥や企業・団体献金への依存が強まった。これが政治腐敗(リクルート事件など)や金権政治批判に直結した。

    政権交代の現実化:1993年、自民党が分裂し、非自民8党派による細川護煕内閣が誕生。戦後初めて自民党が野党に転落。政権交代の正統性を担保する「公正なルール」が求められた。

    改革の目的
    ・「金のかからない政治」へ:中選挙区制では同じ党の候補者が競い合うために過剰な後援会活動やカネが必要だった。小選挙区制により、1区1人の原則 → 候補者同士の同党内競争をなくし、派閥・企業献金依存からの脱却をめざした。
    ・政権交代の可能性を高める:中選挙区制は得票率に対して議席が分散しやすく、自民党が分裂しても「第一党」になり続けやすかった。小選挙区は「勝者総取り」の要素が強く、二大政党制や政権交代を促す仕組みになると期待された。
    ・比例代表との並立:ただ小選挙区だけでは少数政党が壊滅するため、比例代表制を併用。これにより「死票」を緩和し、多様な民意も反映させるバランスを取った。

    実際の政治的妥協
    ・細川内閣が導入を主導し、与野党の妥協で「小選挙区300+比例200(当初案)」の形に。実際は小選挙区300+比例200→のちに小選挙区289+比例176へ微修正されて現在に至る。
    「政治腐敗の温床=中選挙区制をなくす」ことが最大の大義名分だった。

    結果と評価(その後)
    ・政権交代は実現(2009年、民主党政権成立)。ただし二大政党制は安定せず、自民党が再び一強状態に戻る。
    ・金のかからない政治は十分達成されず、むしろ小選挙区で勝つための中央集権的・官邸主導の色合いが強くなった。


    まずは派閥について:弱体化が進む。
    経世会(田中角栄、ネットワーク強い、茂木)、宏池会(官僚系、岸田、林)、清和会(福田赳夫、森喜朗、小泉純一郎、安倍晋三、)で、清和会が強目な感じではあるが、全体的に無派閥議員が増え、3割程度に。2017年時点。

    無派閥増加の経緯、2005年の小泉チルドレン、83名の新人議員は無派閥であることが推奨された。2009年政権交代での公約の派閥解消、野党転落によるポスト配分機能が意味なくなった、パーティー券の売り上げ減少、2012年公募による候補者選定。

    派閥の特徴
    ・非イデオロギー的:理念や政策が決定的に重要な意味を持たない。傾向はあるが。
    ・制度化:メンバーの範囲が明確、会則などを持つ、選挙の際には独自の選対を持つ。
    ほぼ政党であり、党中党と呼ばれるまでになる。

    逆に、派閥の影響で、自民党の制度化は阻害され、自民党の運営は派閥の存在を前提とするものに。派閥均衡人事など。
    これらは、党の統一を阻害する、総裁のリーダーシップを弱める、政策不在の金権・密室政治、適材適所を妨げるなど批判された。一方で、多様性の担保や擬似政権交代的に自民党の長期政権が続いた、という見方もある。

    派閥の機能は大きく4つ
    ・総裁選挙での候補者擁立と支援
    ・国政選挙での候補者擁立と支援
    ・政治資金の調達と提供
    ・政府・国会・党のポストの配分
    総裁選でリーダーを支援する代わりに、国政選挙・お金・ポストなどを受け取るという構図。

    派閥の始まりは、1956年の総裁選、それまで自由党・民主党のリーダーをそれぞれ推し、総裁が決めれてなかったが、それを決める。それまで保守政党の党首は、前党首を含む長老が話し合いで決めていたが、自民党の結成に際して、党所属の国会議員と都道府県連選出の代議員が投票権を持ち党大会で総裁が出る、ということが決まった。
    そこで、誰を支持するか?で派閥ができた。

    あと、中選挙区制により、各地区に複数人の自民党候補が立つ(そうしないと過半数取れないので)ことになり、そうすると選挙運動で党組織に頼れないので、派閥に支援を求めることになった。同志討も多く、そのため個人後援会(有権者を直接的に組織化するもの)を作らなければならなくなり、その際に必要な資金を捻出する上で、派閥に頼る必要性が出てきた。
    →この総裁選と中選挙区制により、派閥が広まった。

    総裁選での票どりのために参議院にも派閥が広まり、また田中派が主導して、派閥の組織化・機能強化が進む。
    e.g.
    ・派閥幹部による上納金
    ・幅広い分野の族議員を揃え、陳情処理能力を高める
    ・派閥がパーティーで政治資金を集める(企業や団体の人が参加し、政治家との人脈作りに使った)
    ・所属議員の秘書を、秘書軍団化する。

    1980年代はさらに組織化が進み、派閥は領袖専決ではなく、機関中心主義へ

    また、派閥間についても、五大派閥の事務総長による会議(師走会)が毎月一回開かれ、党の重要事項の決定にあたり根回しなどするようになった。派閥間の競争も失われる。

    派閥衰退のきっかけが、1988年のリクルート事件
    →
    小沢一郎が、腐敗防止、さらには政治的リーダーシップの強化の必要性をといた。小沢らの羽田派が自民党から離れ、細川さんを首相とする非自民連立政権ができたことで1994年に選挙改革が実現し、中選挙区制から小選挙区比例代表並立制に
    →
    派閥数の増加
    五代派閥にまとまってたのは、中選挙区での最大当選者数が
    5だったから。
    ただ小選挙区制になり、派閥の機能が「ポスト配分」「政策勉強の場」「人脈形成」にシフトするにつれ、小規模でも独自色を出す派閥が生まれやすくなった。大派閥に集約する必然性がなくなり、リーダーごとにグループを形成するようになった。
    →
    選挙で重要なのは、派閥からの応援よりも党の公認、になった。資金力も下がってきて、選挙でもあまり役立たなくなって、、という感じ。
    今になると、派閥との政治資金のやり取りは若手は若干プラスだが、中堅以上は負担の方が多いくらいらしい。現在の派閥の財源は、政治資金パーティ。

    資金に関しては、政党助成金の分配が1994年に始まり、各政党は政党交付金への依存を強め、その配分権を有する党執行部への依存が強くなった。
    また、党から派閥への資金提供も2010年には亡くなり、個人に対して党がお金を渡すようになった。
    →
    現在の派閥は人的ネットワークとしての役割を果たしている。

    総裁選
    政治改革前までは、派閥の領袖同士の派閥間の争いだったが、小泉首相の派閥を軽視しつつ、強力な政治的リーダーシップでの活躍を背景に、国民人気がある人が選ばれる方向になった。「選挙の顔」を選ぶ。
    さらに、非イデオロギー的な派閥ではなく、理念グループ、の影響力が強まる。
    小選挙区制では、政党の政策も重要だから。

    派閥も選挙の顔になりうるような人を領袖に選ぶようになってきた。

    政党内のポストの配分も、以前は派閥均衡と当選回数主義だったが、最近は民間や能力主義、女性などの抜擢人事も増え、総理総裁の人事権が強まってきている。小泉政権が決定的な変更を生んだ。今も派閥からのリストみたいなのはあるけど、その優先順位はかなり低い。

    副幹事長、副政調会長、国対副委員長は、依然として派閥から送り込まれているものの、副大臣や政務官人事についても、派閥の意見は数ある重要なことのうちの一つになってきている。さらにこれらの任命が従来の幹事長から、官房長官の仕事に移ってきており、官房長官の副は別に派閥から来てるわけではないので、さらに派閥の影響力は落ちている。

    今は、希望役職を議員が提出したものを見て、調整したりしてるらしい。

    →結論として、人事で任命権者の決定権が自室化し、最高権力者たる総理・総裁の権力が高まっている。

    例外2つ:参議院自民党と公明党
    参議院改革は政治改革をよそにほとんど進んでおらず、三代派閥の優位が現在も残っている?←←これは現在においては、参議院でも派閥の力は完全に弱まっている。
    公明党もポスト1つ

    幹事長は、選挙の指揮、党財政の管理、国会対策、党ポストなどの人事、など幅広い仕事。総裁は首相も兼ねるので。

    安倍政権の人事は絶妙で、選挙のライバルや派閥の領袖をいい感じに入れて、反発が起きないようにしていた。


    政策決定プロセスについて
    with chatgpt
    官邸主導:続いています。中枢の装置である内閣人事局は存続しており(幹部人事の一元管理)、2025年春にも運用見直しの「最終提言」は出たものの、“官邸の人事・政策統合”という骨格は維持されています。
    人事院
    内閣官房
    事前審査制(与党の事前了承):これも続いています。内閣提出法案や予算案の閣議決定の前に、自民党の了承(政調→総務会)が事実上の提出前・成立前審査として機能しており、2024年記事や与党側の説明でも“事前に与党審査が必要”と明記されています。

    ただし、様相は少し変化しています。
    政権の議席状況に応じた“与党+他党”協議
     2024~25年は維新・国民民主との事前調整が政策によって入り、従来の「政府・自民・公明の内側完結」だけでは収まらない局面が増えました(教育無償化や予算修正など)。=「与党事前審査」は存続しつつ、外部との事前調整が上乗せされる形です。

    官邸主導への“見直し”圧力
     官邸主導を強めた内閣人事局の運用については、見直し提言や改革論が相次いでいますが、制度そのものの廃止・大転換までは踏み込んでいません(=官邸主導の基盤は継続)。
    人事院
    リクルートワークス研究所

    事前審査制の是非論が再燃
     国会の形骸化を招くとの批判は強く、制度見直しを求める社説・提言や、維新などからの制度改革案も出ています。=“慣行は続くが、透明化・見直し論は強まった”。
    朝日新聞
    日本維新の会
    令和臨調

    要するに、枠組みは続いているが、運用は「連立+政策ごとの横連携」へ分散、官邸主導は「運用是正」の段階――というのが2025年現在の姿です。

    自民党の事前審査:政調会の部会から始まる。部会:政府省庁及び国会の常任委員会に対応して設けられている。

    部会だったという言葉が使われる通り、自民党の政策決定の中心は部会。法案の内容の修正も多くは、部会で行われる。

    他にも部会に相当する機関として、調査会や特別委員会など省庁横断や、中長期的な課題に取り組む機関もある。

    部会→政調審議会:部会から上がってきた政策案を審議し、承認する成長会の最高決定機関。
    →総務会
    党大会や両院議員総会にかわる自民党の常設的な最高議決機関。基本的にコンセンサスを重視し、誰でも参加できる上に、全会一致が慣行となっている。
    総務会で可決された法案は、党議となり、閣議決定に進む一方、国会では党所属の衆参両院議員に党議拘束がかかり、造反は処分の対象。

    部会→政審→総務会のプロセスが重要なのは、それを通じて重層的な調整がされているから。
    部会:関連省庁との間の調整が行われる。内閣提出法案のキアンは基本的に官僚が行うが、部会での説明・答弁で、議員の発言を受けて官僚が字句を修正する。族議員の意向を聞きつつ作業を進める。ここで、自民党の議員は、部会を通じて法案や予算案に影響力を行使し、業界の意向を反映させるように努めている。

    自民党政権は当初、官僚優位の政策決定を行なっていたが、1960年代後半から自民党の優位が強まり、1970年代末には決定的となった。なぜならば、議院内閣制を採用していることにくわえ、自民党政権が長期化したことにより、数年でポストが変わる官僚に対して、専門知識を豊富に蓄積した族議員が台頭したため。また、議員の方が官僚に比べて分業していないため、調整力があることも起因する。

    なぜここまで合議が優先される中でも官邸がリーダーシップ取れるかというと、部会・総務会でも、挙手などの採決ではなく、議長が「こういうことになりました」と発言することで決められる、で、どうしても決まらない場合には、偉い人に判断を一任する、という形で通ることもある。だからトップダウンも行けてしまう

    政府の政策決定のトップダウン化の数population目方
    橋本行政改革(1990年代後半)
    ・省庁再編
    ・内閣機能の強化:重要政策の方針について首相が閣議で発議権を持つ、内閣官房の強化、内閣府の設置(特命担当大臣が置かれる、経済財政諮問会議など重要会議の設置)
    経済財政諮問会議では、骨太の方針(経済財政運営と、構造改革に関する基本方針)で予算編成がされるように。
    従来は財務省が概算要求基準を作成して閣議をかけ、各省庁が概算要求を提出して始まった。

    0
    2025年09月10日

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