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Posted by ブクログ 2017年05月06日
中北浩爾『自民党 「一強」の実像」』(中公新書、2017年4月)税別880円
一橋大学大学院社会学研究科教授の中北浩爾(1968-)による55年体制以降の自民党論。
【構成】
第1章 派閥 弱体化する「党中党」
1 衰退への道のり
2 派閥とは何だったのか
3 失われた機能
4 残存する...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年09月14日
『日本共産党』の著者が描く、自民党の強さの正体。
組織内部、選挙戦略、支持団体との関係などから、自民党を支えるものの正体に迫る。
『日本共産党』に比して、私のような素人にはやや込み入った記載が多かった印象で、読み進めるには少し時間がかかった。それでも読後は、テレビややかましい街頭演説でしか知ること...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年08月21日
自民党の歴史と勢力図を理解するための「派閥」、近年の総裁および幹事長ポストの権力増大を理解するための「総選挙とポスト配分」、支持の源泉がどこにあるかを見るための「友好団体」「地方組織と個人後援会」といった具合に、複眼的に自民党の正体に迫ろうとしている。〈現在の自民党は、政治改革への対応を経て、民主党...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年06月06日
結論は穏当ながら説得力に富んでいる。
友好団体の章の経団連と宗教団体、そして、地方組織と後援会の章は知らないことが多く、興味深い。
#整理
・中選挙区制度は派閥を必要としたが、金権体質を産み、小選挙区制度が求められ、首相の権限の強化と相まって、派閥の弱体化に繋がった。
・選挙においては、1.無党派...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年02月23日
現在、圧倒的な強さを示している自民党について、その組織がどのように動いているのかという点から理解できるように書かれています。歴史的な成り立ちについても書かれていますが、それよりも、いまの戦い方(直近の戦い方)に重点が置かれていると思います。派閥とは何なのか。派閥政治からの脱却がもたらしたものは何か。...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年02月02日
平成31年現在、一強状態にあるとされる自民党について、党の文書や機関紙・一般紙の記述や数量的なデータ、そして関係者へのインタビューなどを駆使し、派閥、総裁選挙とポスト配分、政策決定プロセス、国政選挙、友好団体、地方組織と個人後援会、理念といった多様な視覚から、包括的に分析、その実像に迫ろうと試みてい...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年03月23日
①1994年の政治改革②民主党への政権交代 が今の自民党を形成していく上で大きなインパクトを与えたというのが印象的。特に①に関して、今まで自分は「ふーん、小選挙区比例代表並立制にこの時に変わったのね」というくらいの認識だったが、自民党・派閥に対して大きな変化だったことを知る。
政治学ちゃんとやるべ...続きを読む
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