岬龍一郎の作品一覧
「岬龍一郎」の「[超訳]言志四録 己を律する200の言葉」「現代帝王学講座 ―日本武士の美しい「精神力」」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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Posted by ブクログ
日本人とは何か?を知る事の出来る本
新渡戸稲造がこの本を発表した過去と現在では価値が異なる。
過去➡️外国人に対して日本人を紹介する本
現在➡️道=軸を見失った我々の道標の本
外国は宗教が道徳を担っているが、大多数の日本人は無宗教…。道徳を軽んじてはいけない。
元々明文化されたものではなく、口伝や『しきたり』として伝わってきたものを文書化した新渡戸稲造の功績はデカい!
内容としては原文より解説の方が理解し易い。
義・勇・仁・礼・誠これを貫く為に命を賭けるのが武士道。
人に優しく、正直で嘘はつくな、卑怯な真似をするな、約束を守れ、弱い者イジメをするな、親孝行せよ、人と仲良くせよ。
これを実践出来ないことを『恥』とする文化が我々には必要なんだなと思う
Posted by ブクログ
日本三大名著と知り、読んでみる。5000円札の人でしかなかった新渡戸稲造、そりゃお札にも載るわと納得。
世界的に、日本人に対する誤解があるんじゃないかってところから、日本人らしさとは何なのかを考え直し、世界に向けて発信したのがこの本なんやな。原本は英語で書かれたらしい。
めっちゃ賢いのが伝わってくる。
武士が重んじた規律、海外の人はこういう見方をしているかもしれないけど、それってあなたたちの文化(名著やシェイクスピアなど)で言うところのこういう精神と同じじゃありません?ってスタンス。
誤解の糸を一つ一つ丁寧に解きほぐしてる感じ。
海外の文化や芸術に深い知識があり、その精神を理解した上で日本人との共通点を見つけ、日本人を理解してもらうきっかけを見つけ出そうとしている本。
美点ばかりを述べるでもなく、出来るだけ公平な視点を保とうとしてるのが良いね。
やるやん稲ちゃん。
Posted by ブクログ
第6章 礼ー仁・義をもって型となす
「茶の湯は精神修行の実践様式」
目次をパラパラめくっていたら、この言葉に強く惹かれたため、最初に読んでみた。
友人の母が茶道を嗜んでいたため、私も幼い頃から茶道に触れる機会があった。
特に感銘を受けた言葉は、以下の通りである。(以下引用)
「茶の湯の基本である心の平静さ、感情の静謐さ、立ち居振る舞いの落ち着きと優雅さは、正しき思索とまっとうな感情の第一要件である。
騒がしい世俗の喧噪から離れた、塵ひとつない茶室の清潔さは、それだけで私たちの心から現実を忘れさせてくれる。」
「茶の湯は趣を極限まで洗練させることが目的であり、そのためにはいかなる虚飾も宗教的な崇敬をもって排除されるのである。」
「茶の湯に集まり来る人々は、静かな茶室に入る前に、血腥い刀とともに戦場での残忍さや政治的なわずらわしさなどを捨て去り、この茶室の中に平和と友情を見出したのである。
それゆえに茶の湯は礼法以上のものである。それは芸術であり、折り目正しい動作をリズムとする詩であり、精神修養の実践方式なのである。」
私も茶道を学んで、これらの言葉の意味を実際に体感してみたいと思った。
Posted by ブクログ
武士道という日本国民に根づく思想を体系化した唯一の思想書。
武士道は日本人の中に深く根付いている考えであるが、教義もないため成文化されていない。権力を持っている者ほど質素に自分を律して生きなければならないという武士の考えが根底にある。
武士道の根幹を成すのは「義」である。これは過去の偉人である西郷隆盛や吉田松陰にも表れており、不合理だとしても正義を通すことである。自分への不都合や時には生命よりも自分に対する信念、正義を優先させる。これは切腹という文化にも表れている。
自分の利益よりも正義を優先する「義」が最も難しく、それを武士は常に守ることを要求されてきた。それにより育まれ、それを見ていた大衆にも伝わったのが武士道である。
富や名声よりも「名誉」を最も重んじる武士道、この信念を資本主義の中でも忘れてはならない。世相も変わってきており、軽視されつつあるがそれこそが日本人の持つ誇らしき思想であると感じる。