岩政大樹の作品一覧
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ビジネス・実用
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Posted by ブクログ
ワールドカップをより楽しく見るために読み始めたが、サッカーの見方だけでなく、チームマネジメントの教科書としても素晴らしい。
原則ー判断・能力ー現象
原則はサッカーの「こうなればこうなる」。例「ボールを受けるときに、正面からアプローチを受けない」
原則をもとに、状況が相手の動きに応じて判断し、選手の能力によりそのアクションの成否が決まり、結果としての現象となる。
現象だけを見て結果論で語っても、改善にはつながらない。
強いチームは、原則を知った上で、外してくる。
原則はチーム全体で共有する。スペインでは小学校から練習を通して体で覚えている。
判断は選手の特権。選手を観察し理解し信頼して、ゆだねる。
最終的なプレー時では、ゾーン状態のような無心状態で最高の結果が出る。そのための選択肢、土台を身体化しておく。
サッカーという、ボールの止まらない、正解のない、判断の連続のスポーツにおいて、自立した選手がピッチで思考し対話し、答えを見つけていく必要がある。
言語化の必要な場所とそうでない場所。
強いチームには、監督に哲学、戦術に明確な絵がある。それは言語化されて、深く練られている必要がある。
現場への落とし込みの際は安易な言語化は禁物。必要な言葉を見極めて定義する。シンプルに。
哲学や戦術を伝えるのは、言葉や映像を尽くして同じ絵を再現しようとすることではない。言葉が選手を縛り、自立性を奪う。
オシム監督の「せざるを得ない」練習のオーガナイズ。
言葉を使わず、具体的な練習メニューで選手に自然と浸透させる。
「走れ」とは言われたことない、走らざるを得ない練習を通して、走ることが意識に刷り込まれる。練習のテーマは言われないが、内容から感じ取れるものになっている。
習得の段階によって、「ただ走る」練習から「どう走る」にシフトしていく。よく練られた練習。
岩政監督:重要だと考えるコツを言葉=コンセプトワードを伝え、練習の随所にちりばめて落とし込んでいく。選手のプレーや反応を見て言葉を追加する。(5レーン→相手からずらす→トライアングル、ダイヤモンド)
もう一つ上の段階で、抽象的で漠然としたスローガンを決めておく「Proactive football」。コンセプトワードを体現した結果、出来上がるチームのイメージ。具体的にしないことで、判断、思考、選択の余地を選手たちに残しておく。