作品一覧

  • スーパーパワー ―Gゼロ時代のアメリカの選択
    4.0
    1巻1,936円 (税込)
    Gゼロ時代に突入し、アメリカが世界を主導する力は以前ほど絶大ではなくなった。だが、しばらくはアメリカが唯一の「スーパーパワー (超大国)」であることに変わりはない。アメリカは今後、世界を舞台にどういった役割を演じるのか? 他国の問題解決から手を引いてしまうのか? 「Gゼロ」という言葉を世に送り出し、各国の政府首脳に対して外交問題に関する助言を行ってきた気鋭の政治学者が、国際社会の中でアメリカがとりうる外交戦略を3つのシナリオで示す。 1. 「独立するアメリカ」……国益を優先し、安全と自由を確保する 2. 「マネーボール・アメリカ」……自国の評価を上げ、国益も守る 3. 「必要不可欠なアメリカ」……アメリカ、そして世界を主導する これら3つの選択肢の長所と短所を、日本にも大きな影響を与える中国の脅威、エネルギー、安全保障、TPP、サイバー攻撃など、地政学的リスクの観点から解き明かす。
  • 対立の世紀 グローバリズムの破綻
    3.6
    1巻1,980円 (税込)
    この流れは、もう止められない! 地政学の第一人者が未来を読む! ドナルド・トランプの登場、ブレグジットは始まりに過ぎなかった。 グローバリゼーションとその恩恵を受ける一部のエリートたちへの憤り。 移民に加え、デジタルとAIに仕事を奪われる中間層の不安。 開発独裁への回帰を望む新興国と、未成熟な政治体制に怒る途上国の市民 ──怒りは、世界各地で渦巻いている。 米国や欧州で、中国、ロシア、トルコ、イラン、ブラジル、サウジアラビア…… イアン・ブレマーは格差がさらに広がり、深刻な対立が次々に起こると予測する。 いつ、どこで、どのようなシナリオで起こるのか。地政学の第一人者が、丹念に読み解く。

ユーザーレビュー

  • 対立の世紀 グローバリズムの破綻

    Posted by ブクログ

    現在の地政学を、米国を中心に我々対彼らの対立の枠組みの中で捉える動きと評価している。つまり、デマゴーグの考え方であり、ネガティブな感情を拠り所としており、危険な考え方。しかし、その根底にあるものとは何か?どう対処していく必要があるのか?

    現代の政治の大きな流れを理解するために、是非読んで欲しい本。

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    2018年11月07日
  • 対立の世紀 グローバリズムの破綻

    Posted by ブクログ

    世界中でグローバリズムに対する反動が起きており、それがどこまで大きく時代を揺るがすのかが見えない現代。「分断」が「対立」に表面化してしまうことはまだ日本では起きていないが、近い将来に、いま外国で起こっていることと同じようなことが起こってもおかしくないと思った。
    ・ヒト、情報、社会問題の越境化と国家の生存
    ・経済に左右される政治
    ・イメージやインパクトに流される現代人

    現代という時代について考えるヒントが多く隠れている。

    0
    2018年08月01日
  • スーパーパワー ―Gゼロ時代のアメリカの選択

    Posted by ブクログ

    2015年と少し古い内容も含まれるが、世界におけるアメリカの位置付けを、過去と未来双方の視点で記載。国内回帰、限定関与、積極関与の3軸を競わせながら進める内容は比較対象が明確で参考となった。イアン・ブレマー氏自身は国内回帰を推奨し、国力を高めて経済的に豊かであることが民主主義の価値を世界で保つことにもなると述べている。

    0
    2024年04月03日
  • スーパーパワー ―Gゼロ時代のアメリカの選択

    Posted by ブクログ

    アメリカを中心として、国際政治を10個の問いでまとめあげている。アメリカの役割、大統領の役割、パパブッシュから現在に至るまで、ある意味支離滅裂なアメリカを表現して来た。これからの国際政治の選択として、「独立する国家」(消極的関与)、「マネーボール国家」(普通の国)、「必要不可欠な国家」(積極的関与)の3パターンを示しており、著者イアン・ブレマーは「独立する国家」選ぶとしていた。価値観を犠牲にしたくないとの理由であった。

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    2020年06月28日
  • 対立の世紀 グローバリズムの破綻

    Posted by ブクログ

    元上司が心酔していてコンサルティングを受けた縁もあって一読。
    原題の「us vs them」のusには合衆国の含意もあるんだろうと思って読んだが、そういうわけでもないのかな。(読み落としかもしれない。)
    「俺たち 対 やつら」の対立構造で世界を捉えるやり方は人類のDNAに組み込まれたもの、という進化論的文化人類学者(ジャン ジャレド
    ダイアモンド氏とか)の考えを信じているので、これを相克するのは簡単ではなさそうです。

    0
    2019年05月01日

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