<目次>
第1部 感情
第1章 人間を笑う~ユーモアといたずら
第2章 おしみもなく与える~恩返しと協力
第3章 規則を守ろう~公平とズル
第4章 そばにいて~友情
第5章 楽しいことが好き~遊びと想像力
第6章 わけへだてのない親切~思いやりと利他行動
第7章 神聖な気持ちになる~死と霊魂
第2部 知性
第8章 私は誰?~自意識
第9章 動物とおしゃべりしたい~言語
第10章 かぞえる~数の認識
第11章 野生の王国のテクノロジー~道具を使う
第12章 道を見つける~空間認識能力
第13章 芸術のための芸術~創造力と美的感覚
第14章 知能指数を考えなおそう~動物の脳力
<内容>
動物の感情、知性を数多くの研究者の事例から紹介した本。学術書ではないので、サクサク読める。その一方で事例の多くは専門の研究者のもので、裏付けも多い。もちろんこの分野は、人間のものでさえ研究途上なので、動物(爬虫類や魚類、昆虫なども含む)への成果は、認めていない学者も多いようだが…。この本を読む限り、我々とは違う知性を彼らは持っている。我々の知性がすべてでないこともよくわかる。我々と比較するのがすべてではないのだろう…。