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  • ヒューマン・コメディ
    4.2
    1巻968円 (税込)
    第二次世界大戦中、カリフォルニア州イサカのマコーリー家では、父が死に、長兄も出征し、14歳のホーマーが学校に通いながら電報配達をして家計を助けている。彼は訃報を届ける役回りに戸惑いを覚えつつも、町の人々との触れあいの中で成長していく……。大人たちと子供たちの悲喜交々を笑いと涙で描き、懐かしさと温かさに包まれる長篇。

ユーザーレビュー

  • ヒューマン・コメディ

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    ネタバレ

    人間讃歌、と言う言葉が自分としては一番、しっくり来る作品だった。人物が(少数の例外はあれど)皆、それぞれの形で人間と世界の善性を何処かしら信じている、何かトラブルや不幸があったとしても、きっと乗り越えて行けるという、宗教で刷り込まれたような頭での信念と言うよりも、魂の奥にある性向とも言うべき心が感じ取れる。

    世界とは、本来そういうものなのだ、そうあるべきなのだという、サローヤンのメッセージと受け取れた。不幸があっても、周りが支えてくれる、自分を想ってくれる人が必ず居る、だから「それでもなお」と思うことが出来る。

    最後には(予想通り)マーカスに不幸が起こるのだが、それでも暖かな感じが残るのは

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    2025年07月20日
  • ヒューマン・コメディ

    Posted by ブクログ

    優しい文章で読みやすかった。
    戦時下、アメリカの小さなイサカの町で繰り広げられる人々のあたたかなやり取り。
    私もイサカに行ってみたくなった。
    優しい気持ちになった。

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    2024年08月24日
  • ヒューマン・コメディ

    Posted by ブクログ

    twitterで日本の古本屋さんが年に一度は読むと紹介していたので、飛びついたのですが、そこで紹介されていたのは恐らくバルザックの方。でも、結果間違って良かったかも!
    マコーレイ家のホーマーの健気なこと、老電信士との心温まる交流…戦争や老いによる死からは逃れようもないけれど、それでも人間は、人間の良心は素晴らしいと思いました。
    世の垢にまみれた心を洗い流してくれる一冊でした。
    私が読んだのは晶文社 文学のおくりもの16 小島信夫訳のです。

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    2023年02月19日
  • ヒューマン・コメディ

    Posted by ブクログ

    サローヤンの少年時代と、主人公ホーマーを重ねて読んでみると面白い。
    いろんなストーリーが組み込まれている物語

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    2022年02月03日
  • ヒューマン・コメディ

    Posted by ブクログ

    第二次世界大戦中のアメリカを舞台にした物語。戦時中の人との繋がりや人間性に訴えてくる心に響く良書である。
    現代(2025)においても、残念ながら戦争は起きている。ニュースやネットでは戦争の様子が直ぐに状況が反映され、それらの情報の正否や偏りは正確にはわからならいが、現地で起きている凄惨なことが起きていることは想像に難く無い。
    この作品においては、戦争中には人と人との繋がりを強調している。そして、多様な価値観だろうが、人種、宗教関係なく、困難な時代を生き残るために、皆で支え合う姿がとても心にくるものがある。
    この作品で好きな言葉がある。「悲しいときほど、人に優しく」だ。この言葉は戦時中でも現代の

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    2025年05月11日

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