作品一覧

  • ハプスブルク帝国
    4.1
    1巻1,375円 (税込)
    弱小城主から元祖「日の沈まぬ帝国」の皇帝へ。広大な版図と多種多様な民族を支配下に置き、千年の命脈を保った世界史上ユニークな「帝国」。奇人皇帝ルードルフ二世から悲劇の皇妃エリーザベトまで。音楽の都、世紀末芸術の都としてのウィーンから、サラエヴォの銃声に始まり、敗戦と帝国瓦解で終わった第一次世界大戦まで。様々な人物とエピソードに彩られた歴史を一冊の新書ですべて描く。

ユーザーレビュー

  • ハプスブルク帝国

    購入済み

    大学時代に、岩崎教授ご本人に薦められて購入いたしました。
    ハプスブルク家の歴史について、実に分かりやすく解説されていると思います。

    #タメになる #憧れる

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    2025年04月10日
  • ハプスブルク帝国

    Posted by ブクログ

    1375

    448p

    岩﨑周一
    一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程総合社会科学研究専攻修了。博士(社会学)。京都産業大学外国語学部ヨーロッパ言語学科ドイツ語専攻教授。出生地は東京(中野)ですが、千葉、山梨、東京(国立)と移り住み、2012年4月から京都で暮らしています。まだ冷戦期の1984年に西ドイツで一年間生活したことは、ひろく世界に目を向け、ヨーロッパの歴史と文化に興味を抱く重要な契機となりました。院生時代にオーストリアの首都ウィーンで二年の留学生活を送ったことも、忘れがたい思い出です。このように複数の国・地域で暮らした経験は、今の私のパーソナリティにも影響しているように思います。

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    2024年07月01日
  • ハプスブルク帝国

    Posted by ブクログ

    『「ハプスブルク史には、手頃な通史がない」……一般の人々に伝わる形でもっと紹介する必要があるのではないか。』その著者の思いが結実した格別の一冊。ハプスブルクの始まりから君主国の成立、展開、君主国崩壊後のハプスブルク家の動向を現代に至るまで、その千年を最新の研究成果を反映して描く。政治史に留まらず社会や文化も取り上げる。著者が伝えたいという『「学問としての歴史」がもつ独自の魅力』が十分に伝わる内容で文章も読みやすい。この本を入口に次は著者が参考にした膨大な文献に著者の後を追って分け入るのも良いかもしれない。

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    2020年01月18日
  • ハプスブルク帝国

    Posted by ブクログ

     ハプスブルクの歴史はヨーロッパの特徴を実に分かりやすく示してくれる。特に中世から近代に至るまでの欧州のあり方を知る上では不可欠の知識であることが本書を読むことによって確認できた。
     多民族国家、多宗教他宗派、立場の異なる権力者たちの連合と敵対、それらに折り合いをつけるための巧妙なシステムとその制度疲労と崩壊、それらの繰り返しが同時多発的に起きるのが欧州史の特徴だ。
     本書は通史的にそれを把握できる入門書だ。ウイーンに関係する芸術に対する見方はこれで大きく変わった。

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    2018年02月04日
  • ハプスブルク帝国

    Posted by ブクログ

    これはおもしろい。ハプスブルク家というと、美術史に名を連ねるパトロンという拙い知識しかなかったが、1000年もの長きにわたって帝国を統治してきたヨーロッパ史そのもの。啓蒙主義や市民革命後もなお国家としてあるポジションを取り続け、世界大戦前後のナショナリズム、ソーシャリズムの台頭なるべくしての現状ともいえるが、歴史の分岐は紙一重だと感じた。

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    2017年10月21日

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