作品一覧

  • 僕を作った66枚のレコード
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    1巻1,980円 (税込)
    ロックンロールが僕の人生を作った! 「ロックンロールを作ったのはエルヴィス・プレスリーである」――と宣言する1枚目『エルヴィス・プレスリー登場!』にはじまり、「初めてLPで聴いたのはビートルズである」――と語る2枚目『プリーズ・プリーズ・ミー』、そしてディラン、ストーンズ、アニマルズ、ドアーズ、ビーチ・ボーイズ……ニール・ヤング、ジャニス・ジョプリン、デヴィッド・ボウイ、フーを経て最後はジョンの『ダブル・ファンタジー』――「1980年12月8日、僕のヒーローはいなくなってしまった。何年か前に気がついた。ここまでが、僕の第一章だったのだ。……ありがとう、ジョン・レノン」。 66枚の名盤のジャケット写真+収録曲のデータも完全掲載。 「ロッキング・オン」誌上に6年にわたって連載された人気エッセイ、待望の単行本を電子化。
  • ビートルズは眠らない
    3.0
    1巻693円 (税込)
    解散後のビートルズの物語! 1990年ポール・マッカートニー来日に始まり、2003年のポール三度目の来日、そして『レット・イット・ビー ……ネイキッド』の発表までを語りつくす感動の一冊。 この年月は、伝説として語られるビートルズというバンドが、若い世代にもリアルな存在として再度出現し、新しいファンを獲得していった時期と重なる。松村は、自ら経験した60年代と新しい形で姿を現した2000年前後をつなぎつつ、しっかりとかつゆるやかにかつての時代を活写し、新しい時代(現在そして未来)に彼らを聴くことの意味を提示する。 「偶像崇拝したって、何も見えはしない。ジョンもポールもジョージもリンゴも、僕達と同じように悩みを持ったひとりの人間としてとらえなければ、なんの意味もない。」 1970年に解散したバンドが、四十年以上たつのになぜこんなにも世代を越えて人の心を惹きつけるのか――その答も本書の中にある。
  • ウィズ・ザ・ビートルズ
    3.5
    1巻627円 (税込)
    アルバム14枚を語りつくす愛と情熱の書。 ビートルズがレコードデビューしたのは1962年、著者が中学生の時だった。そして、最後のアルバムが出たのが1970年。彼らが駆け抜けた年月は、彼らを追い続けた著者の〈青春〉とぴったり重なっている。ビートルズはどんなに年月が経っても常に現役だ。北極星のように不動の輝きを放ちつづけるロックンロールの神を、ビートルズ評論の第一人者が情熱をこめてリスペクトする。デビューアルバム『Please Please Me』から、最後のアルバム『Let It Be』までのオリジナル・アルバム14枚を完璧に分析し、私的ビートルズ体験を織り込んで自在に語る長篇エッセー。待望の文庫版を電子化。
  • 苺畑の午前五時
    3.0
    1巻583円 (税込)
    ビートルズを愛した少年の60年代青春小説 〈小学六年の正月に、亮二はお年玉でポータブル電蓄を手に入れた。三千円であった。その電蓄を買って一か月も経たないうちにビートルズが日本でレコード・デビューをしたのである。ビートルズはそれまで亮二が聴いていたポピュラー音楽とは、全く異なったものであった。それからの亮二の小遣いは、その殆どがビートルズに費やされることになったのである。……発売されるビートルズのシングル・レコードは、すべて買った。LPレコードを買うために、昼食のパン代もためるようになった。いまの調子でいけば、二学期に入ってすぐにLPが一枚買えるはずである〉 ――1963年から70年代まで、少年は中学高校と成長していく。淡い恋、性への憧れ、そして音楽。ジョンやポールがとても大切だったのと同じように、愛する恋人を抱きしめて彼は時代を駆け抜ける。 エヴァーグリーンな青春小説の名作が甦る。

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ユーザーレビュー

  • ウィズ・ザ・ビートルズ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    作家,音楽評論家でビートルズを語らせたら右に出る者のいない(異論は認めます)、松村雄策によるThe Beatlesオリジナルアルバムの解説集。

    メジャービューから数日後に生まれたことを除けば(笑),ぼく自身はビートルズ世代ではないけれど、ラジオやテレビから流れる曲を何となく聴いてた気もするので完全な後追いというわけでもなく、ビートルズに対しては何か微妙な距離を感じる(むしろ後追いファンの方が熱心さという点で、はるか上をいってるはず)。シングルやアルバムを何枚か持ってたり、ジョンやウィングスのレコードをリアルタイムで追っかけてり、「絵本ジョンレノンセンス」とか片岡義男訳の「ビートルズ詩集」とか

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    2015年05月03日
  • 苺畑の午前五時

    Posted by ブクログ

    ビートルズや1960年代の空気感が好きなら星4つ。
    青春小説としてはつまらなくはないけど、
    すごくおもしろいわけでもないかな。
    物語は終始淡々としており、大きな起伏はない。
    しかしそのなかに友人との出会いと別れ、
    好きな女の子にストレートに気持ちを伝えられないもどかしさ、
    人生を左右するような衝撃(ビートルズとの出会い)などは描かれており、
    この時代に生きていなくても、どこか自分に置き換えても共感できる懐かしさを感じさせられた。
    最後の終わり方も良いと思う。
    基本的には楽しく読めたが、
    主人公の人間性がよくわからず行動原理が理解しきれなかったので、
    個人的感想として星3つとさせていただいた。

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    2018年08月17日
  • ウィズ・ザ・ビートルズ

    Posted by ブクログ

     中学高校とリアル・タイムでザ・ビートルズを体験することが出来た著者による、私的ビートルズ論、といったところか。
     あくまでも私的な思い入れ、しかも強烈な思い入れが語られているのだけれど、けっしてそれが空回りしていないところはとても好感が持てる。
     文章的にはちょっと独りよがりで判りづらい箇所もあったり、「~だと思う」で終わらせている文がかなり、しかも連続して出てくるので、ちょっと読みづらい箇所もあったりもするのだけれど、あくまでも「私的」ということなのだから、これはこれでいいのかな、なんて思えたりする。
     やはり中学高校とリアル・タイムでザ・ビートルズを体験できた、ということだけでも読

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    2018年01月03日
  • 苺畑の午前五時

    Posted by ブクログ

    私よりも5歳年上の世界。ちょっと大人っぽい女の子がいて、ビートルズに命をかけ、エレキギターを武器として学園紛争に向かっていく。そんな時代を等身大で書いている。レコードを聴くにも、ギターを弾くにも、女の子と手を繋ぐにもすべていっぱいいっぱいで必死だったあの頃がある。

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    2012年10月23日

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