松村雄策のレビュー一覧

  • ウィズ・ザ・ビートルズ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    作家,音楽評論家でビートルズを語らせたら右に出る者のいない(異論は認めます)、松村雄策によるThe Beatlesオリジナルアルバムの解説集。

    メジャービューから数日後に生まれたことを除けば(笑),ぼく自身はビートルズ世代ではないけれど、ラジオやテレビから流れる曲を何となく聴いてた気もするので完全な後追いというわけでもなく、ビートルズに対しては何か微妙な距離を感じる(むしろ後追いファンの方が熱心さという点で、はるか上をいってるはず)。シングルやアルバムを何枚か持ってたり、ジョンやウィングスのレコードをリアルタイムで追っかけてり、「絵本ジョンレノンセンス」とか片岡義男訳の「ビートルズ詩集」とか

    0
    2015年05月03日
  • 苺畑の午前五時

    Posted by ブクログ

    ビートルズや1960年代の空気感が好きなら星4つ。
    青春小説としてはつまらなくはないけど、
    すごくおもしろいわけでもないかな。
    物語は終始淡々としており、大きな起伏はない。
    しかしそのなかに友人との出会いと別れ、
    好きな女の子にストレートに気持ちを伝えられないもどかしさ、
    人生を左右するような衝撃(ビートルズとの出会い)などは描かれており、
    この時代に生きていなくても、どこか自分に置き換えても共感できる懐かしさを感じさせられた。
    最後の終わり方も良いと思う。
    基本的には楽しく読めたが、
    主人公の人間性がよくわからず行動原理が理解しきれなかったので、
    個人的感想として星3つとさせていただいた。

    0
    2018年08月17日
  • ウィズ・ザ・ビートルズ

    Posted by ブクログ

     中学高校とリアル・タイムでザ・ビートルズを体験することが出来た著者による、私的ビートルズ論、といったところか。
     あくまでも私的な思い入れ、しかも強烈な思い入れが語られているのだけれど、けっしてそれが空回りしていないところはとても好感が持てる。
     文章的にはちょっと独りよがりで判りづらい箇所もあったり、「~だと思う」で終わらせている文がかなり、しかも連続して出てくるので、ちょっと読みづらい箇所もあったりもするのだけれど、あくまでも「私的」ということなのだから、これはこれでいいのかな、なんて思えたりする。
     やはり中学高校とリアル・タイムでザ・ビートルズを体験できた、ということだけでも読

    0
    2018年01月03日
  • 苺畑の午前五時

    Posted by ブクログ

    私よりも5歳年上の世界。ちょっと大人っぽい女の子がいて、ビートルズに命をかけ、エレキギターを武器として学園紛争に向かっていく。そんな時代を等身大で書いている。レコードを聴くにも、ギターを弾くにも、女の子と手を繋ぐにもすべていっぱいいっぱいで必死だったあの頃がある。

    0
    2012年10月23日