作品一覧

  • 銀行員 大失職
    3.8
    1巻1,760円 (税込)
    ◆銀行員の質の低下、銀行自体の自壊も始まる 銀行と金融マンの質の低下が止まらない! 金融の最新情報は聞きかじり、本部が薦める金融商品をマニュアル通りに売りつけるばかりで、顧客側のニーズには応えられない。バランスシートも読めなければ、地域情報も自分の足で稼いでいないから、融資のための案件組成など望むべくもない。対人折衝の機会も少ないため、コミュニケーション能力も失われている。それでも銀行員は一生安泰。行内での出世競争に敗れても、取引先が拾ってくれる? いや、そんな時代は完全に過ぎ去ろうとしている。 ◆AIでほとんどの業務が代替可能に AI活用で現場から人がいなくなるのは製造業だけの話ではない。すでに、AI搭載ロボットによる投資アドバイスが導入され、近い将来、窓口業務全般にも活用される。そこに蓄積された情報で、さらにAIは進化していく。そのうえ融資や案件組成のための企業分析におけるAI活用も始まれば、多くの銀行員・金融マンは当然、お払い箱になる。 さらに最近は、企業の銀行からの人材受け入れが極端に減少。まさに大失職時代の幕開けである。 ◆銀行大淘汰の時代に銀行と金融マンは何をすべきか? 本書は、実務はもとより銀行のウラ事情にも通じ、銀行員の質の低下を憂え続けてきた筆者ならではの視点で、AI時代の銀行のあり方を切り取るもの。IT化、ブロックチェーンなどネット社会の進展で銀行そのものの存在意義が問われるなか、相変わらずの横並び経営を続ける銀行と、そのなかで自己変革のできない金融マンたちが直面している課題を解説するとともに、一般読者も金融(銀行)の最前線で起こっている変化がわかりやすく理解できる。
  • 銀行員の逆襲
    3.7
    1巻1,760円 (税込)
    ボーッと生きてきたわけじゃないだろう! 今こそ自分の価値に目覚めよう ベストセラーとなった前著『銀行員 大失職』では、銀行の地位低下、金融マンの質の低下、AI、フィンテック、ブロックチェーンなどの進展による業務の変化と、それに伴う銀行員たちの大量失職という問題を取り上げ、最後に、それでも銀行(員)は必要だ、とした。本書は、その最後の部分を改めて整理し、前向きな銀行員のあり方を語るもの。主な主張のポイントは以下のとおり。 いつの時代も、経済の発展には金融の機能が欠かせない。企業間取引に必要な資金の流れ、信用情報・審査など、そのもつ機能は常に必要とされる。リストラとIT化・AI導入で身軽になった銀行こそが、それまで培ってきた金融ノウハウと強固なセキュリティ・ネットワークをベースに、ローカルにもグローバルにもサービスを展開できる、新しい時代に対応したビジネスに参画できるはずだ。振り返ってみれば、これまでも金融界は、ほぼ10年ごとに大きな転換点に立たされ、それをチャンスに変えたところが伸びてきた。 また、今いる銀行から飛び出すのもおもしろい選択だ。金融マンとしてムダに月日を過ごしてきたわけではないだろう。それまで培った知識・ノウハウを活かせる場は山ほどあるではないか。資金繰りから財務、経営管理、取引先への対応など経営へのアドバイス、人のネットワークを活かした新規ビジネスの発掘、家計運営への専門サービス……。 さあ、(特に平成入行組の)銀行員たち。いまこそ、前を向いて新しい時代にチャレンジするときだ! ――本書は、これまで金融機関の経営や金融マンの質の低下を厳しくしてきた筆者による、銀行OBとしての熱い応援歌でもある。
  • おひとりさまの「シニア金融」
    3.0
    お金、健康、そして孤独 シングルのまま最期まで生きるってたいへんかも! ◆おひとりさまの老後はひとりゆえの課題が 5人1人の割合で男性は91歳、女性は96歳まで生きるという時代を迎えました。定年が65歳まで延長されたとして、その後も30年近く生きる準備をしなければなりませんが、多くの人が年金だけで暮らすことは難しくなっています。潤沢な預貯金や資産があれば別ですが、不足分を何とかする必要があるのです。 そんななか、これから定年世代を迎える「非婚シングル」は確実に増えていきます。元気なうちの生活に加え、介護などが必要になったときにどうするか、おひとりさまゆえの課題は少なくありません。 ◆おひとりさまシニア予備軍の筆者だから書けること 実は筆者自身、親の介護も経験した「おひとりさまシニア」予備軍。そんな筆者ならではの視点で、お金を中心とする老後の問題をまとめます。 特にいま、超低金利で金融商品の多くは魅力がありません。つまり、リスクとリターンの関係を見直し、運用を考えなければなりません。そこで、2018年以降に運用を開始するシニアを念頭に、1「NISA」の600万円枠の活用、2J-REITを使った年金型商品の組成、3「不動産特定共同事業法(不特法)」改正により可能になった小口化商品の活用、4クラウドファンディングを使った投資、5トンチン年金など新しい動き――などをフォローしながら、主な商品のリスク度とリターンもわかりやすく解説。特に、J-REITや不特法関連の商品については、著者でなければ書けない内容です。 「おひとりさまシニア」という問題は、実は、誰もが将来直面するかもしれない課題です。現時点で「おひとりさま」でない読者にとっても参考になる情報が満載です。

ユーザーレビュー

  • 銀行員 大失職

    Posted by ブクログ

    普段こういったビジネス書は買わないのだが、内容に惹かれて買ってみた。
    銀行の今おかれている状況を俯瞰することが出来た。
    マイナス金利は必ずしも好景気には結びつかず、無借金経営(与信が成り立たなければ金融の介在する余地がなくなる)ばかり、営業もろくにやっていない中、銀行のおかれる位置は微妙だ。一時期「商社不要論」が言われてしまったが、「銀行不要論」も言われてしまう時代が遠くないだろう。バブルの頃の「不良債権」もまだ終わっていないようだ。事実、地銀は統合が進んでいる。案の定、マイナス金利は銀行の死蔵を進め、各種手数料商売に走り出している。そうすると預金者は敬遠しタンス預金に走る、それの打開策を見い

    0
    2017年07月27日
  • 銀行員 大失職

    Posted by ブクログ


    金融機関がそもそもここまで凋落してきた背景と現在、それを踏まえた失職のプロセスが分かりやすいです。
    その上で、何をすべきか?の指針にもなります。

    0
    2023年10月03日
  • 銀行員の逆襲

    Posted by ブクログ

     斜陽産業だと周りにもそう言う人間がいてこの方10年以上。お金の値段である金利がつかない、つまり価格が限りなく0に近い商品をいまだに売っていて、反対に買い手に回ることもしているわけだが、これではとにかく売り上げにならない。斜陽産業と言われる所以である。
     本書はこんな中にいる者たちの心の叫びだろうか。
     金融に携わる者は、自分もその中にどっぷりと浸かって含まれているわけだが、手段を目的として思い続けていなかっただろうか。金融はもともと手段である。デリバティブのポジションを操って、そのアービトラージで一時の利益が上がったとして、それが目的なのだろうか。最近、ものすごく違和感を覚えるようになってき

    0
    2019年06月10日
  • 銀行員の逆襲

    Posted by ブクログ

    銀行員の逆襲
    2019/2/23 著:岡内 幸策

    大幅な金融機関の減少は、すべての国民が望んでいない。未登録の業者等が現れ、善良な国民に被害を与えるのも理不尽である。ただ、旧態依然としたままでは金融機関としての役割は担えなくなっており、現状からの脱皮が不可欠である。新たな環境に対応するためにも、官民ともに発想の転換が必要である。それを遂行するためにも、金融機関の社員個々が能動的でなければならない。

    本書の構成は以下の7章から成る。
    ①デジタル革命で変わる業務
    ②ほぼ10年ごとにやってくる金融への逆風
    ③ヒントはお客様の声にある
    ④本当のリストラはこれからだ
    ⑤新規参入と電子マネー
    ⑥復権の

    0
    2019年03月10日
  • 銀行員 大失職

    Posted by ブクログ

    銀行員 大失職
    2017/6/2 著:岡内 幸策

    フィンテック、AI,ブロックチェーンなどIoT化やデジタル化による第4次産業革命の波が、従来の金融機関の役割や業務内容を激変させる。

    従来の権威や評価が崩壊するなかで、IoTをうまく活用できる人材が求められていることは事実だが、何よりも必要なのはコミュニケーション能力であり、とりわけ金融の世界では、人とのつながりがこれまで以上に重視される。

    本書の構成は以下の7章から成る。
    ①変わる市場とニーズにどう応えるのか
    ②金融機関はいつからサービス業でなくなったのか
    ③AIでいらなくなる行員
    ④フィンテックが変える銀行業務
    ⑤デキる人材は埋もれて

    0
    2018年08月06日

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