松田丈志の作品一覧
「松田丈志」の「自分超え―弱さを強さに変える―」「つながる心 ひとりじゃない、チームだから戦えた」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「松田丈志」の「自分超え―弱さを強さに変える―」「つながる心 ひとりじゃない、チームだから戦えた」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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小説・文芸
Posted by ブクログ
(2017/8/19)
松田 丈志とそのコーチ。
アスリートの自分に勝つ精神力がにじみ出る。
クラブでの全体的な練習を嫌い、半ばコーチとのマンツーマンで
その日その日の練習を組み立て、ターゲットである五輪の金を目指した二人。
金こそ取れなかったものの、4度のオリンピックで4つのメダルを獲得することができた。
コヴィーの七つの習慣やエディさんを読んでいるのと同じ感覚になる。
結局は目標に向かうための人間の頭の持って行きようはそうは変わるものではないということだろう。
世界陸上で日本マラソンの惨敗を連続して見た直後に読み、
考えさせられるものがあった。
日本最高位は組織での練習を拒否した公務員の星、川内だったのだ。
しかし松田に団塊世代の女性コーチがいたとは知らなかった。
凄いことだ。
プロローグ [松田丈志]
第一章 自分と向き合うことのできない人は成長しない [松田丈志]
目標との「距離」を知る
成長につながる日々の記録をつけて、自分を客観視する
他人や環境のせいにしない
オン/オフの切り替えをする
調子の“波”をコントロールする
第二章 情熱を育み、維持し続ける [久世由美子]
「少し上」の目標を、そのつど設定する
本気であることを伝える
一人ひとりと向き合う
年齢に応じたコミュニケーションを意識する
逆算の視点を持つ
第三章 周りの力を自分の力に変える [松田丈志]
応援される人になる
先人の知恵と経験を自分の力に変える
新しい刺激を自分に与える
悔しさを糧にする
北島康介さんの姿を見て気づかされた、自分に足りなかったもの
第四章 「折れない魂メンタル」の育み方 [久世由美子]
準備の質と量が心を強くする
人をやる気にさせる言葉を見つける
どんな環境でも強いメンタルは育つ
本拠地ホームを持つ
第五章 ロンドンの“敗戦”とリオの挑戦から学んだこと [松田丈志]
常に自分の目標を意識する
あえて厳しい環境を選ぶ
学びのスピードが勝負を決める
本番経験を積み重ねる
第六章 伸びるための知恵を絞り続ける [久世由美子]
取り入れるべきものはどんどん取り入れる
「朝」を有効活用する
弱点を認め、それを解消する手を考える
強みを理解し、それを最大限に活かす
飽きないための工夫をする
第七章 競泳日本代表に見る、本当のチームワークとは [松田丈志]
選手村のホワイトボードが教えてくれたこと
チームの絆がもたらすメリット
仲間の目を通して成長のヒントを学ぶ
立場が人をつくる─主将を務めたことで得た気づきと成長
日本水泳界が行なった「改革」に学ぶ1 「ワンチーム」になる
日本水泳界が行なった「改革」に学ぶ2 世界一厳しい選考基準
第八章 「行動」するチカラ [久世由美子]
四の五の言わずに、まず動く
行動原理はシンプルでいい
突破力の裏に「準備」あり
タイムリミットを意識する
早く決断すれば、準備期間が増える
第九章 モチベーションを上げる方法 [松田丈志]
将来後悔しない道を選ぶ
頑張る理由はあればあるほどいい
全部を頑張らなくてもいい
自分を徹底的に客観視する
結果が出ないとき、メンタルにばかり原因を求めない
「今できること」をやりきるのが、不安を乗り越える最良の方法
「やりきった」という実感が、次へのエネルギーになる
第十章 文字で伝えることの大切さ [久世由美子]
礼節を欠かさない人間性を養う
感謝を言葉にする
練習ノートを毎日欠かさずつける
決意や覚悟を文字で伝える
感謝やお礼の気持ちを手紙にする
選手生命の危機を打開した500通の手紙
節目にこそ、思いを言葉にする
エピローグ [久世由美子]
感謝状 [松田丈志]
二人の信頼関係が素晴らしい
24年間という長い時間をかけて築いてきた信頼関係が、オリンピックでの2大会連続メダル獲得という素晴らしい結果を導いたのだと感じ取れる作品だった。
松田選手の、まだまだ先を進んでいくという熱い思い、そして指導者久世コーチのとことん育てぬくという思い、それらがあったからこそ導かれたものだったと分かった。私自身競泳を続けてきた過程で、これほどまで信頼を置けただろうか、と自分の内面とも対峙できるような松田選手の思いも伝わってきた。
Posted by ブクログ
「自分超え」
延岡のビニールハウスという環境と幼少時代から共に戦う久世コーチは松田選手の背中を強く押す。
私が松田選手を知ったのは恐らくアテネ五輪です。外国人が強さを特に発揮する自由形やバタフライという舞台で戦っていること、ビニールハウスという環境から日本の競争に勝ち、世界に挑戦していること、久世コーチとの2人3脚など多くの点で驚きと凄さを感じましたが、一番はその努力を持続できる力と精神力、純粋に速く泳ぎたいという欲です。
特に、ロクテ選手との合同練習(2011年7月後)で「自分はまだまだ練習が足らない、才能や体格が世界と自分を分けているわけではない」と思い、純粋に速さを追求して、自分に妥協しないところは本当に凄いと思います。
勿論、松田選手を奮い立たせたロクテ選手の莫大で純粋な練習量も凄まじい(松田選手の練習量の多さは日本屈指とされていますが、どうやらロクテ選手はそれ以上だったらしい)です。
また、久世コーチは本当に松田選手を信頼しているのだなと感じました。コーチとして水泳をやっている子供達の親への提言も実に的を得ていると思いました。
例えば、久世コーチは「親の役割はどんな時も子供に頑張れを言うこと。コーチと親の役割は違う。親、コーチ、選手が一体となってチームは勝てる」という考えを持っています。この考えを持ち実行に移すことで、親が自分の息子には才能があると思い込み、水泳をさせるという状況を変えていこうとしています。
そして、そんな久世コーチを助けるのは松田選手をはじめ既に人としても選手としても成熟した教え子達の親だそうです。若い親は彼らの姿を見ることで成長していくそうですが、まさにチーム一丸です。
あれだけの練習量をこなしながら常に自分を見失わないでフェルプス選手やロクテ選手に勝つことを目指し、努力し続ける精神力、持続性、柔軟性(松田選手)、教え子を信頼し、勝つ為に指導を柔軟に変えることが出来る強さ(久世コーチ)、そしてコーチと選手として意見をぶつけ合える2人の関係。凄いの一言。これからも2人で2人の目指す水泳を続けて欲しいです。
久世コーチの話の中で特に印象的な言葉を最後に挙げます。
「選手の成功は素質ではなく練習で決まる。そして、練習を続けるにはそれに耐えられる人間性が必要」
ふむ。
Posted by ブクログ
競泳の松田丈志選手とコーチの久世由美子さんがロンドンオリンピックに臨むまでを書いた本。自分はこうなりたい、今の自分はこれぐらい、だからこう行動するっていうことがハッキリ見えて、その通りに行動する、そうすれば出来るんだっていうストーリーが松田選手の実体験に基づき書かれている。彼のインタビューの際のコメント、いつもわたしは大好きだった。自分色のメダル、康介さんを手ぶらで帰らせるにはいかない、自然に人を感動させることばを発する彼が頑張って来た軌跡、そしてコーチとの太いパイプ、コーチの指導、何のトピックを読んでも清々しい。どこの章から読んでも松田選手の勝ちたい目標、今の彼、何をすべきかって全部書いてあり、もっとシンプルに物事考えようって思えたし、とっても元気が出た!人間関係、ビジネス、勉強、何でもこのストーリーは作る物なのだけど、この本を読むともう少し頑張ってみようかって。松田選手のこれまでの道は、想像するだけでものすごく大変だろうってことも、松田選手はどんどん超えて行く。練習のことだけじゃない。スポンサーのことも、企業との関係も。だから自分超えなのかな?あと、わたしは思った。日本を代表して頑張るスポーツ選手、もっともっと国をあげてサポートしようよって。国が病んでいる今、スポーツで日本が元気になれる、その代表選手をもっとサポートできる国がいいと思いました!松田選手のようなこどもがたくさんオリンピックを目指せる、そんな国にしたい!