作品一覧

  • 知性の正しい導き方
    3.5
    1巻1,320円 (税込)
    名誉革命後の混乱と喧噪のなかで、人間の自由と自主独立について徹底的に思考し、新たな論理学に基づいた知性のあり方を探究したロック。彼は、知性は誰にでも平等に備わっており、訓練や努力を重ねることで改善できるはずだ、と言う。近代の代表的思想家が伝授する、自分の頭で考えるための実践的メソッド。
  • 完訳 統治二論
    -
    1巻1,760円 (税込)
    イギリス社会が新興の中産階層の力で近代社会へと脱皮した時、その政治思想を代表したのがロック(1632-1704)であった。王権神授説を否定し、政治権力の起源を人びとの合意=社会契約によるとした本書『統治二論』は、アメリカ独立宣言の原理的核心となり、フランス革命にも影響を与えた。近年のテキスト考証に基づく、全篇の画期的新訳。

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ユーザーレビュー

  • 知性の正しい導き方

    Posted by ブクログ

    心の揺れ(思考の、誤った方向せい)を正しい知性で整えようとする試み。

    正しい知性、命題の「前提」の確かさを確かめるため数学的推論を使う。

    観念同士の相互関係の検討、捨象と整列順序。

    心の訓練では少しずつ進めていくこと。

    知性と言っても勉強の話だけではなかった。
    その手の話が苦手な人が読んでも役に立つ本だと思った。専門用語が少なく、うんざりするギリシア人の名前も殆どといっていいほど出ない。

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    2021年11月29日
  • 知性の正しい導き方

    Posted by ブクログ

    ジョン・ロックが、誤謬に陥らずに事象を理解し判断するための処方を書いた小著。
    要するに論理的明晰さを維持するために排除しなければならないつまずきの石を指摘していく。その思考モデルの原型は数学である。ロックは思考の訓練のために数学を学ぶことを勧めている。
    私たちは、知性(本書の現代ではUnderstandingとなっている)と呼ばれているものも、理性と呼ばれているものも、同じ脳の諸機能の特性ごく一部を、取り出したものにすぎないということを知っている。特にカント以降は知性・理性・悟性を諸感覚や感情と截然と区分し、それぞれがあたかも1個の実体であるかのように語られた。理性崇拝は西欧の文化を支えてきた

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    2016年03月07日

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