配信予定・最新刊

作品一覧

  • ディファレンス・エンジン(上)
    値引きあり
    3.3
    1~2巻786円 (税込)
    時は産業革命、英国の数学家チャールズ・バベッジによって発明された「差分機関」の完成で、蒸気機関が著しく発達した1855年のロンドン。蒸気が支配する異形の世界で、革命家の娘シビル・ジェラードは謎の紳士との出会いをきっかけに遥かな冒険を夢想し、古生物学者エドワード・マロリーは暴漢に絡まれる女性エイダ・バイロンを救い、国際的陰謀へと巻き込まれる! サイバーパンクの中心的な作家ふたりが紡ぐ記念碑的名作。
  • ニューロマンサー〔新版〕
    3.0
    1巻2,255円 (税込)
    サイバーパンクの原点〈スプロール〉三部作。装幀・解説を一新し順次刊行! 「港の空の色は、 空きチャンネルに合わせたTVの色だった」──無数のテクノ犯罪者たちが跳梁跋扈する魔都、千葉市〈チバ・シティ〉の片隅。喪失した電脳空間〈サイバースペース〉への没入〈ジャック・イン〉能力の復活を対価に、若きコンピュータ・カウボーイのケイスはヤバい仕事を引き受ける。 命懸けの攻防のなか、彼は裏で事態を操っていた自律型人工知能、冬寂〈ウィンターミュート〉と邂逅する……唯一無二のセンスと鮮烈な表現力で「サイバーパンク」を確立した伝説的SF! 解説:山岸真。巻末にはシリーズ用語集「スプロール・インデックス」を収録。
  • モナリザ・オーヴァドライヴ〔新版〕
    NEW
    -
    1巻2,420円 (税込)
    人類とAIの未来を描く〈スプロール〉三部作、堂々完結。 「奇妙。サリイ・シアーズは、外人〈ガイジン〉ロンドン全体より奇妙だ」――抗争から逃れるためロンドンへ飛んだ大物“ヤクザ”の娘、谷中久美子〈ヤナカクミコ〉についたボディガードは、銀に輝くミラー・グラスの女侍〈サムライ〉サリイ。未来を見失った少女と、過去を切り離せぬ女。ふたつの孤独な魂の影には、T=A〈テスィエ・アシュプール〉の亡霊・3ジェインの思惑が密かに見え隠れしていた……未来世界と電脳空間〈サイバースペース〉のヴィジョンの究極形が示される、三部作完結篇! 解説:酉島伝法。巻末にはシリーズ用語集「スプロール・インデックス」を収録。
  • カウント・ゼロ〔新版〕
    -
    1巻2,310円 (税込)
    電脳空間のイメージが鮮烈に展開される、新版第二弾 新米ハッカーのボビイが没入中に邂逅した謎の少女の正体とは。『ニューロマンサー』を超越する圧倒的スケール、シリーズ第二作

ユーザーレビュー

  • ディファレンス・エンジン(上)

    Posted by ブクログ

    日本語だとギブスンは読みづらいというのはニューロマンサーなどで既知な事だとは思うが、決して翻訳が悪いという事ではない。だが、本作めちゃくちゃ積読してて、遂に読み終えた次第。
    アイデア、雰囲気など相当面白いんだが、ストーリーが本当に書きたい事をどんどん詰めこんでみたというような感じで脈絡なく、もしかしたらそこが合作の妙なのかも知れない。フクサワユキチなる日本人も現れ、やりたい放題である。
    作品雰囲気を体感するという意味では、近い時代を題材にしたアサシンクリードシンジケートというゲームがあり、当時のロンドンの街並みなどかなり参考になるかも知れない。
    下巻に突入したわけだが、巻末に差分辞典なる付録が

    0
    2025年09月01日
  • ディファレンス・エンジン(下)

    Posted by ブクログ

    伊藤計劃、円城塔、ゲイル・キャリガー…
    他のサイバーパンク、スチームパンクをぐるっと回ってから記念碑的作品とやらにたどり着く。
    んー、欲張ってもキリが無いのは判っているのだけれど、近現代史がもっと頭に入っていれば、もっともっと楽しめたんじゃないかと思ってしまうんだよな。

    0
    2017年08月08日
  • ディファレンス・エンジン(下)

    Posted by ブクログ

    円城塔を契機に読んだ作品だったが、これを読むと彼の『Self-Reference Engine』や『屍者の帝国』が如何に本作の影響下にあったかがわかる。その意味で読んでよかった。

    ただ、同様に19世紀のフィクション、ノンフィクション織り交ぜた歴史改変である『屍者』を楽しめた一方、本作で理解が及ばない部分も多かったのは、偏に教養の無さ故だろうなと。もう少し19世紀史を事前に振り返っておくべきだったかと思う。

    全体的な解析機関を巡るSF的アイディア、作品構成自体は非常に好み。

    0
    2017年06月17日
  • ディファレンス・エンジン(上)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    第二章の終わり頃(ダービィレースあたり)から、おもしろくなってきた。ビル・ブライソン「人類が知っていることすべての短い歴史」の5章あたりから出てくる人たちが、ワンサカ出てくるので読んでてよかったよ、ホント。
    みなもと太郎「風雲児たち 幕末編 25」で登場したオリファントが出てて笑った。

    0
    2015年07月06日
  • ディファレンス・エンジン(下)

    Posted by ブクログ

    正直、理解できたかと言われると「……」となる。が、SF的な知的好奇心がくすぐられる本には違いない。
    差分事典を読み込んで、自分なりに調べたりして反復したいと思う。
    混沌とした倫敦の光景に飲み込まれ幻影の十九世紀の雰囲気は十分楽しんだ。

    0
    2012年09月09日

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