竹中明洋の作品一覧
「竹中明洋」の「大阪人はなぜ太閤さんが好きなのか」「沖縄を売った男」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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Posted by ブクログ
この取材力と筆力はすごい。
丁寧に事実関係を調べ、考察されている。
柳川次郎という人間について、少し納得できた気がする。
もちろん、一人の人間を完全に理解することは出来ないし、その生き方に感銘を受けるわけでもないけれども。
戦後の混乱期に彼の暴力を必要とした人は少数であったとしても確かにいて、でも時代は変わり、暴力はむしろ足かせになった。
日本で生きてきたけれども、あるいは日本で生きてきたからこそ、故郷の韓国を思う気持ちはあり、貢献をしたいとも思い、でも暴力で生きてきた彼には、新しい時代のやり方が分からなかったのかもしれない。
彼は、偉大な人間ではない。
彼は、戦後を必死で生き抜いた在日の一人だった。
Posted by ブクログ
仲井眞弘多元沖縄県知事(先々代だからすでに「前」ではないんだね)の批評本。タイトル的には、政府の支援と引き換えに辺野古埋め立て承認をしたことに対して批判的な本かと思いきや、そうでもなく、「そう言われているけど実際のところはこういう行動様式だったんだ」ということを解説した形になっている。
自らを「陳情専門職」と表現し、かなり高めのボールを、政府に対しても県職員に対しても投げかけ、しかもそれを政府・与党の要路にしっかり要望、根回しすることで実現していく。今の沖縄振興には間違いなく大きな力になったのだと思う。
一方で辺野古承認についてだが、たしかに「いい正月になる」は非常に印象が悪かったわけだが、もともと仲井眞氏は県外移設を強く主張していたわけではなく、普天間移設のフィージビリティ(実現可能性)を重要視していたということ、改めて分かった。それを選対本部長だった翁長前知事が公約として県外移設を打ち出したと。その根底には民主党の迷走があるわけだが、全体が繋がって興味深い。
個人的に興味深かったのは中国との関係について。沖縄への総領事館設置を中国が持ちかけたことがあるとのこと。米国と協議の上で、断ったそうだが、同じ中国との深い付き合いがある長崎県が、かつて要請して在長崎中国総領事館を設置して、今でも尊重していることと比べるとスタンスの違いが面白い。
Posted by ブクログ
2013年の年末「これはいい正月になる」と言った
仲井真知事(2006年より知事)の発言は目にした。
中国にいた私には、辺野古の基地を容認して、
なぜ、良い正月になると言ったのか?
そのことが、全く 理解できなかった。
沖縄の普天間基地の危険性をなくすということから、
当初1997年には、辺野古への移転が決められていた。
2009年に民主党政権になることで、鳩山首相は「県外移設」を主張。
その時の知事は仲井眞弘多だった。
その民主党の沖縄基地問題に対する経緯を見ている本当に
情けないほど、統治能力がない。
鳩山は、結局「抑止力」と言って、県外移設を断念する。
なんじゃそれという感じだ。
そのことで、沖縄県民の多くは、県外移設が当然だと思った。
一方で、普天間基地にオスプレイが配備されることが決まり、
さらに危険性が増したことは、事実だ。
民主党政権は、首相、外務大臣、官房長官、防衛省大臣の意見
が違うのだから始末に負えない。
菅首相、岡田首相もある意味では、沖縄の基地問題は避けて通っている。
民主党政権は、原発事故による対応のマズさも、ひどいが
沖縄の基地問題も、ひどすぎる。
その中で、仲井真知事の信頼を勝ち取るのが 菅義偉官房長官。
いやはや。すごいね。この手腕は、民主党政権の頃とは見違える。
そして、沖縄の振興政策案を どんどんと認めることになる。
平成14年度の沖縄の予算が 3460億円。平成21年度までは3000億円。
このことを仲井真知事は喜んだのだ。
この本を読んで、仲井眞弘多は、沖縄電力の社長ということを知っていたが
東大卒で、通産省で25年近くお役人;官僚をやっていたんですね。
そういう意味では、リアリストだったのかもしれない。
また、その手法で、お金の引きかえに、沖縄を売り渡したと言われるようになった。
琉球新報、沖縄タイムスに徹底して叩かれることになった。
そして、新しいスタートして、オール沖縄の翁長が登場した。
この仲井眞弘多の物語を、沖縄の苦悩が伝わってきた。
日本の政府が、日米同盟 つまり 安保体制を破棄しない限り、
沖縄の基地問題は解決しないことは、確かだ。
また、日本政府が 沖縄の自主性に任せず、政府がコントロールする限り
沖縄の苦悩は、続いていくことになるだろう。
Posted by ブクログ
殺しちゃ嫌よ。
ってな事で、竹中明洋の『殺しの柳川 日韓戦後秘史』
三代目山口組 田岡組長の直参で、初代柳川組組長、韓国出身の柳川次郎の秘史。
鬼頭組(組員100人)へたったの8人で日本刀で殴り込みをかけた事で、山口組随一の武闘派で「殺しの柳川」の異名を持っていた。
しかし、柳川組の解散を機に出身の韓国と日本の橋渡し役と成るため政界、財界、スポーツ界、韓国政界に太いパイプを作り表社会、裏社会に貢献してきたが……。
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極道と言うより真の侠客じゃったんかなと。
個人でここまで国政や色んな界隈への影響力があった事が凄いね。
じゃが、殺しは駄目じゃね。
2019年45冊目