作品一覧

  • 法の近代 権力と暴力をわかつもの
    4.0
    1巻1,034円 (税込)
    この困難な時代に問いかけよう.恣意的な暴力と,制度的な権力をわかつものはいったい何か? ローマ法の〈再発見〉から近代日本にいたる,法と国家の正統性をめぐって繰り返されてきた議論の歴史と,その舞台裏たる秩序創造の隘路.それでもなお,私たちが人間的な生を享受するために論じるべきことは,そこにあるのだ.

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  • 再発見 日本の哲学 北一輝――国家と進化
    3.0
    1巻1,210円 (税込)
    独自の社会主義論と国家論を展開し、二・二六事件の蹶起将校たちの思想的指導者だった北一輝。国体論を批判し、当時の名だたる憲法学者たちとことごとく対決した彼の思想とは、いかなるものか。伊藤博文、有賀長雄、美濃部達吉、井上毅、穂積八束などなど、近代日本の礎となった思想との対抗のなかに北を位置づける快著!

ユーザーレビュー

  • 法の近代 権力と暴力をわかつもの

    Posted by ブクログ

    かなり骨のある本だったが、終章でようやく言わんとすることが理解できた。つまり、可視化できる主権者はろくでもないということか。

    0
    2023年04月03日
  • 再発見 日本の哲学 北一輝――国家と進化

    Posted by ブクログ

    本書を読んだ理由は、2・26関連で必ず北が触れられ、その思想を確認したかったからなのだが、、、意外にも自身で漠然と謎と思っていたことの一つの解を本書で得た。
    国民総動員体制時代に愛国心の醸成等の必要性は理解できなくもないが、建国時、古事記にしても、国体論にしても国を興すときになぜこんなにまで正当性、拠り所を古今東西求めるのが謎であった。その一つの解として、著者が示したのはヴァレリーの「神話」は一つの考えとしては納得できた。

    「神話」
    ・人が何かを創造する際にそれに意味を与え、それを理解するための公理。
    ・自然における創造がそうであるように原因を要求し、自ら出現した後で
     原因や合理性を求めて

    0
    2020年03月21日

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