作品一覧

  • マラス 暴力に支配される少年たち

    マラス 暴力に支配される少年たち

    小説・文芸

    3.3
    1巻759円 (税込)
    中米にはびこる凶悪なギャング団「マラス」。主力メンバーは、全身にタトゥーを入れ、殺人や恐喝、麻薬取引などの犯罪に手を染めている。しかし、そこに関わる者の多くが、実はごく普通の青年だ。悪行の数々は、極貧のもと、親に守られず居場所を失い、追い詰められるなかでみつけた“生きる術”にすぎない。残虐性ばかりが強調されてきた彼らの真の姿に迫る第14回開高健ノンフィクション賞受賞作。
  • 働くことの小さな革命 ルポ 日本の「社会的連帯経済」

    働くことの小さな革命 ルポ 日本の「社会的連帯経済」

    小説・文芸

    3.1
    1巻1,100円 (税込)
    資本主義に代わる次世代の経済として、EUを中心に今、世界で推進される「社会的連帯経済」。みんなが経営者となって働く労働者協同組合、NPOや社会的企業、地域通貨など利益追求を目的としない組織が連携し、新しい経済圏を形作る経済を指す。そこにあるのは「競争ではなく自分らしく」「会社ではなくコミュニティのために」という働き方だ。世界の格差・貧困問題を取材し続けてきたジャーナリストが日本各地での取り組み・事例を紹介。資本主義によって失われた人のつながりや小さなコモンを育む人々を描く、希望のルポルタージュ。
  • 能力2040 AI時代に人間する

    能力2040 AI時代に人間する

    ビジネス・実用

    5.0
    1巻1,320円 (税込)
    教育基本法「改正」から10年を経て、日本の教育は一層「人材」養成に重きを置き、一定の子どもたちが「問題のある子ども」、「困難を抱えている子ども」へと分類されていく。かれらは「支援」の対象となり、排除された上で現状の価値尺度への適応を求められる。これは国際的な動向でもある。 「できる―できない」の軸で人びとを判断しようとする価値観は、それに基づく格差を正当化するだけでなく、むしろ平等を実現していると見られている。 戦後最大の殺人事件と言われた相模原障害者施設殺傷事件と、始業式の日に子どもの自死が最多となる「9月1日問題」。2つの深刻な事態に共通する問題こそ「能力主義」なのである。 本書では、人びとが能力主義を疑わずに受け入れるメカニズムを解明し、その呪縛から解かれたあとの社会を想起する。

ユーザーレビュー

  • 能力2040 AI時代に人間する

    Posted by ブクログ

    能力主義に対する警鐘が主な内容だと理解した。様々な観点から危険性を指摘しつつも、抜本的に能力主義を改革する手立てや提案はいまも見つかっていないようす。
    人が今まで形成してきた社会基盤を前提として、出来る出来ないと断じる能力は、市場性と相性が良い。社会と市場は違うし、様々な人が生活する社会あってこそ市場がある。一方で能力の有無で人が判断されるのはおかしい。
    お互いの得意を生かして連帯し合う時間銀行というスペインの取り組みも面白かった。
    新しい知識の導入という意味で様々な考え方に触れることができたが、理解度は高くない。

    0
    2024年12月07日
  • 働くことの小さな革命 ルポ 日本の「社会的連帯経済」

    Posted by ブクログ

    欧州を中心に広がっている社会連帯経済。その発端であるスペインでは国を挙げて推奨している。日本でも労協法が成立し、その動きを後押ししている。日本でも、社会連帯経済と意識せずに行われている取り組みは多々あり、それをルポした書である。愛媛県でも無茶茶園が取り上げられていた。農業や住まいや介護などの例は多々紹介されたが、こと医療については取り上げておらず。全国で医療福祉生協は活躍しているが、医療保険で成り立つ日本の医療制度の中での協同組合を社会連帯経済として、どのように位置付けるか難し所であるが課題と考える。

    0
    2025年04月18日
  • マラス 暴力に支配される少年たち

    Posted by ブクログ

    現実を知るのに良い本。
    若いうちからいろんなことを心配して育つ中米の人々のたくましさは、こういうところから来るのかもな、、と。
    解決策が見いだせない閉塞感もあるが、ひとりひとりの当事者は、今を生きている。そこに明るい兆しを見出してほしい。それは、教育なのか?コミュニティの力なのか。

    0
    2023年01月11日
  • 働くことの小さな革命 ルポ 日本の「社会的連帯経済」

    Posted by ブクログ

    タイトルの通り社会的連帯経済(Social and Solidarity Economy:SSE)がテーマの一冊。

    SSEは一言でいえば、利益の最大化よりも人々のニーズや社会的な目的、民主的な参加、連帯を重視して行われる経済活動、といった感じでしょうか。

    元々はヨーロッパを中心に進んできていた共同組合、共済組織など市場とは異なる経済主体を捉える「社会的経済」と、

    ラテンアメリカなどで、相互扶助や協働、市民による自治など既存の経済システムとは異なるあり方を意識した「連帯経済」

    といつ二つの別々の歴史や動きを持つものが合わさった概念として国際的に使われるようになっているものです。

    本書は日本ではまだまだ知られていないSSEについてすでに取り組まれている事業や取り組んでいる人を紹介する形式となっており、

    ・協同組合(生協、労働者協同組合など)
    ・NPO・非営利団体
    ・共済・相互扶助組織
    ・地域における住民主体の経済活動

    などさまざまな取り組みが紹介されています。

    概念としては重要ですし、NPOに関わる仕事柄普段から実際に関わっている取り組みにもSSEと呼べるものが複数あるということはわかったが、書籍からの学びという意味では少し物足りなかったかな。まずは事例を知らせるというところに重きを置いた取材としての「ルポ」なのだとは思うが、課題意識を共有したり関心を持った読者が、何を考えてみれば良いのか、まずどんな行動をしてみれば良いのか、その辺りの問いかけやガイド的な視点がなかったのはもったいないなと感じた。また、SSE自体が広範な取り組みを含むものだから仕方のない部分はあるけれど、働くことの意義、人とのつながり、自然との共生など複数の異なる焦点が出てくる中で、共通する視点や捉え方などのまとめももう一つ欲しかったかなというところ。「終章」の「民主主義」がそうなのかもしれないが、だとしたら本書で取材してきた各事例やそこにいる人たちの中で民主主義がどう捉えられているのか、あるいは著者からはどう見えたのか、などの視点があると良かったなと思う。

    0
    2026年09月21日
  • 働くことの小さな革命 ルポ 日本の「社会的連帯経済」

    Posted by ブクログ

    ああ、こういう動きが出てきているんだな、と思う。その先にいかない。引っかからない。今読む本ではなかったのかも。

    0
    2026年08月28日

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