ジョー ネスボの作品一覧
「ジョー ネスボ」の「失墜の王国」「その雪と血を」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
- 作者をフォローする
- フォローすると、この作者の新刊が配信された際に、お知らせします。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
「ジョー ネスボ」の「失墜の王国」「その雪と血を」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
ジョーネスボ、噂に聞く北欧ミステリーの有名作家、今回読んだのは2作品目だが、いやいや噂にたがわぬ面白さ、四六版単行本上下2段組500P超えのボリュームは読み応えあって、中だるみも少なく、全編ずっと緊張感とノアールと諦念が漂い続ける作風で、思ってた以上にのめり込んでしまった。
主人公兄弟、兄ロイの寡黙さ冷徹さ、弟カールの冷酷な詐欺師っぷり。育った環境が悪かったとも言えるのだが、それよりを周りを囲む人物たち、とりわけ女性陣が絶妙に小ずるくてチクチクとした悪さを仕込んでは、兄弟を追い詰めていく様が怖い。
そしてその描写に余分な熱量がない、他のノアール作品例えばコスビーとかウィタカーとか、月村了衛
Posted by ブクログ
単行本の二段組にして500ページを超える長編だが、飽きる事ないドラマ(事件)があった。
ノルウェーの深い谷に阻まれた村、オスの農場で暮らすロイとカールの兄弟は、両親を事故で亡くすのだが崖から落ちた事故に不審を抱いた保安官を…。
その後逃げるように村を離れた弟が、15年後に妻と共に農場の土地にリゾートホテルを建てる計画を持って戻ってくる。
この計画を持ち込んでから新たに巻き起こる事件に不穏さと兄弟の思惑に翻弄される。
いくつかのこれまでの死は、兄弟だけが関わっているのだが、事件にすらならない気味の悪さ。
最後は兄弟の騙し合いで終わるのかと思われたが、意外な結末に。
すべては弟ありきのことな