柏澄子の作品一覧
「柏澄子」の「彼女たちの山 平成の時代、女性はどう山を登ったか」「はじめての山歩き」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
- 作者をフォローする
- フォローすると、この作者の新刊が配信された際に、お知らせします。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
「柏澄子」の「彼女たちの山 平成の時代、女性はどう山を登ったか」「はじめての山歩き」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
この本の著者は、大学山岳部の後輩である。ぼくの時期はほとんど大学山岳部ではなく自分たちで作った山の愛好会だったのだが、山岳部を継ぐ部員の激減による存亡の危機に晒されたため、メンバーの多いぼくらの山の会は山岳部に移籍合流した。著者の柏は、ぼくの卒業次年度に山岳部に純然と入部してきた生粋のクライマーである。
在学時期は重なっていなかったが、山の繋がりは一生である。人生の折々に会ったり話したりの付かず離れずの関係が他のどのメンバーとも続くので死ぬまで終わることはないのだと思う。ぼくが4年前に病気になって死にそうになった(と思わされた)とき、病室(それも無菌室)に柏澄子は、スキーとリュックを抱え
Posted by ブクログ
大学山岳部の後輩・柏澄子からその著書を強引にサインさせて略奪して読む。2009年に初版出版してその後文庫化になって、今も売っているところを見ると、それなりにニーズのある題材を彼女は掴んだと見える。
医療の素人であれ、取材力と基礎学習でここまで内容が充実した上、オリジナルな題材を掘り下げ、なおかつ読ませる内容であることに驚かされる。お固い内容なのに、読み始めたらぼくはページを繰る手が止まらなくなった。
本当に起こった事実を例に挙げ、これに専門家への取材を重ね、さらに総論に纏め上げてゆく構成だが、各実例が山に係わる者にとっては非常に間近なものに思われ、他人事ではないものとして入ってくる。
Posted by ブクログ
前半は著名な女性登山家、クライマー5人を取り上げて、あとは山ガールとか山小屋の女主人とかの流行やそれを作り出した人について書かれた本。
山と渓谷社の本で、いわゆる意欲的なテーマなのかなー。
前から気になってた本だけど、
先日の平出さん、中島さんの事故の後の
このタイミングだから谷口けいさんに関する著述のあるこの本を手に取ったのかも。
谷口さんは、以前平出さんとパートナーを組んで
カメット南東壁を初登攀し、ピオレドール賞を受賞した人。
その後、惜しくも北海道で滑落死された事は知っていたけど、人となりを知ることが出来たのは、この本のお蔭かな。