田中直の作品一覧
「田中直」の「戦争記念碑は物語る:第二次世界大戦の記憶に囚われて」「適正技術と代替社会」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「田中直」の「戦争記念碑は物語る:第二次世界大戦の記憶に囚われて」「適正技術と代替社会」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
先進国の技術転換とともに、途上国の状況に適した〈適正技術〉が必要であることを、インドネシアにおける排水処理やバイオマスエネルギー開発の実践をふまえて、今後の望ましい技術のあり方と、それを含む代替社会の方向性を探っている。著者のすごいところは、石油会社に勤務しながら、自分の時間でNGOの活動を始めているところ。相当苦労されている。また、すごいのは、見田宗介をはじめとした社会学者が集まるCCCT研究会で本書のテーマを検討され、本書についてコメントももらっているとのこと。本書の中でも「現代社会の理論」のココアパフの話が引き合いに出されていた。(懐かしい。。。)それはいいとして、どんだけ格好いいサラリ
Posted by ブクログ
石油会社で生成部門などの仕事をしながら、NPO法人でインドネシアでの技術提供に尽力してきた筆者がその体験から、それぞれの社会状況に応じた「あるべき技術」と、持続可能な消費社会の姿を提言する。
「途上国」と言われているインドネシアの人々の生活ぶり、特に「自分で作れるものは自分でなるべく作る」様子に触れることで、先進国の人々が失ったものを再認識させられる。ひとたびインフラが止まれば生活全般がストップしてしまう世の中と、不便(本人達はそう思ってない)な中でもある程度自分達でなんとかできてしまう国を比較し、豊かさの尺度の違いを思う。
SDGs流行りだが、単なるブームや「意識高い」だけの取り組みとは
Posted by ブクログ
インドネシアでの実践を例に、途上国での適正技術、あるいは先進国での代替エネルギーなどを論じている。個人的には、研究や専攻の関係から、第4章が琴線に触れる部分が多かった。
①「適正技術を考える」(p38)
現在世界を悩ます社会問題の多くは、先進国の達成してきた発展の仕方がもたらしてきた。そして、その発展を支えてきたのが先進国の近代科学技術である。そのため、先進国を後追いする形で途上国を引き上げようとする従来の発想でいると、途上国も同じような問題を抱えることになる。
新たな発展の在り方として、技術やエネルギーを考えていくべきである。
②適正技術≒中間技術(第1章 インドネシアと日本の落差から