作品一覧

  • 人が育つ仕組みをつくれ!―リーダーとして一番に心得ること
    4.0
    花王在職中に数々のヒット商品開発に携わり、現在は、全国各地のモノづくり企業の現場を訪れて、新しいモノを生み出す活気ある企業のあり方を提言し続けている名経営者が、経営者やリーダーが心得るべきことを語り尽くします。 著者は、日本経済の失われた20年は「アメリカを見過ぎた20年」だとして、これからの日本企業は、コスト、効率、スピード重視の経営から、人を重視する経営に舵を切り、集団の力を取り戻すことが大事だと言います。たしかに、業績、売上、株価など、短期的な結果を出していた名だたる企業が、いつの間にか表舞台から消えてしまう例は少なくありません。 企業は人なり。人があってこそ存在します。人が育つ仕組みがある企業が伸びているという事実は間違いありません。では、人が育つ仕組みはどうすればつくれるのでしょうか? 著者が自身の経験や、元気のある企業を巡った経験から、社員が自ら学び、育つようにするためには、「人を育てるという発想を捨てる」ことが大事だと言います。人を育てるのはなく、人が育つ仕組みをつくることが大事だということです。 また東洋思想に造詣が深い著者だけに、折々に東洋思想の教えがちりばめられ、読み進めるうちに、人が育つ仕組みをつくるための心得だけでなく、企業の存在意義、働くことの意味を考えさせられます。 ・個を追求すれば弧に繋がる。 ・小さな石にも大きな役割がある。 ・理より情で人は動く。…… 何のために会社が存在するのか? 何のために働くのか? という問いに明確に答えられる経営者やリーダーのもとに、自ら学び、動く人が集まってくるという著者の考えは、自らの体験がもとになっているだけに重みがあります。 【主な内容】 第一章 会社栄えて社員なし 第二章 集団の中で人は力を発揮する 第三章 人が育つ仕組みをつくる 第四章 リーダーは君子豹変がいい 第五章 モノをつくる喜びを忘れるな 終 章 木を見る西洋人、森を見る東洋人
  • モノづくり原論 君の心を熱くする24の物語
    4.0
    1巻1,320円 (税込)
    日本のモノづくり魂が新しい世界の歴史をつくる! 本書を書こうと思ったきっかけは、東日本を襲った大震災です。被災地で復興に立ち向かっている方々には頭が下がる思いでいっぱいですが、この震災は私たちに忘れかけていた多くのことを思い出させてくれました。 モノづくりの原点とは何か? 本当に必要なものは何か? 本物とは何か? 日本人として、いまこそ本気で考えるべき問題なのだと思います。その答えが、日本を元気にするカギになるとも思います。いつの時代でも、人はモノと重なり合って生きています。人間が生きている限り、モノづくりは永遠になくなるものではありません。そして、モノづくりの現場があってこそ、私たちは生きがいを得ることができるのです。 本書をお読みいただき、日本人が忘れかけていたモノづくり魂を呼び起こしていただければ、これほど著者冥利に尽きることはありません。──著者一同

ユーザーレビュー

  • モノづくり原論 君の心を熱くする24の物語

    Posted by ブクログ

    ディズニーやジャパネットをはじめ、多くの企業の例出して、人とモノの結び付きの大切さについて書かれている点と、
    「モノづくり」「コトづくり」への心がけの部分が興味深かったです。

    >自分の知らない世界からどうやって発想を引き出すのだろうか。
    >それは、新しい現場からの徹底した学習と、それとは一見無関係な自分のほかの場面での知見、
    >それがうまく組み合わさると思ってもみない世界が生まれることがあるのだ。

    アイデアのつくり方(ジェームス W.ヤング)という本の一節、
    「アイデアは既存の要素の新しい組み合わせ」を思い出しました。
    多くの分野の知見を持つことで、新しいものがうまれる。
    なかなか難しいで

    0
    2016年10月15日
  • 人が育つ仕組みをつくれ!―リーダーとして一番に心得ること

    Posted by ブクログ

    同僚が貸してくれて。

    ・明、暗、黙の知

    ・「育てる」ではなく「育つ」

    ・2人のキーマン(直属の上司、ナナメの先輩)

    ・「時流」ではなく「時中」に

    ・旗の掲げ方 → その組織ならではのきれいなものを

    ・「見える化」だけでなく、見えない部分のノウハウの継承

    ・プロダクトアウトとマーケットインの循環によるつくり込み

    ・本社をなくす

    ・法人を「人間」とみなしたときの「ツボ」を見極める
     →直接的なつながりのない部署の連関を見つける

    ・他の組織に学ぶだけでなく(よくする取組)、我々の良さを徹底的に見つめること

    ・楕円思想(自分ともうひとつの視点を持ち、それぞれからある事象を見る)

    0
    2014年06月18日
  • モノづくり原論 君の心を熱くする24の物語

    Posted by ブクログ

    「企業は大きいか小さいかでなく、競うべきは技術や個性、すなわち独自の質がであり、ときに協働し、ときに競争しながら互いに切磋琢磨して成長していくのである。」命題だ!

    0
    2012年04月14日
  • モノづくり原論 君の心を熱くする24の物語

    Posted by ブクログ

    タイトルには「原論」とあるが、理論的な話ではない。技術者や職人、メーカーなど、モノづくりをする側の視点から、モノづくりの重要性と将来を語る短編集である。「モノづくり応援歌」とでもいうべき内容が中心である。
    昨今巷では、日本のモノづくりに元気がないとか、六重苦だとか言われているが、モノづくり現場の人たちに、もう一度元気を取り戻してもらおうという筆者らの気持ちが感じられる。
    とは言っても、モノを作れば、買ってもらえるという時代ではないので、単なる「道具」「必需品」としてのモノを提供していたのでは、モノづくりが成り立たない。人々が単なる物として利用するだけではなく、それを持って、使ってよかったと思え

    0
    2012年04月01日
  • モノづくり原論 君の心を熱くする24の物語

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    本来モノづくりはどうあるべきかを筆者の意見が述べられている

    モノに込めた思いが人を感動させる。

    愛機、愛車という言葉が最近聞かれなくなったのは、モノに生産者の魂が籠っていない証で、また込めていても伝わっていないことを意味しているとのこと 

    0
    2012年02月22日

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