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「有馬」の「エイティエイトを2でわって」「はんどすたんど!」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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少年・青年マンガ
Posted by ブクログ
音楽祭、カフェでの演奏バイト、文化祭と段階を踏みながら演奏機会の幅を広げている美弦達。機会が広がれば演奏する楽曲の幅も広げたく成るもの。美弦と奏はワルツ系を意識し始めるし、来夢とゆずも次なる演奏を意識している
そんな彼女らにとってカフェのテーマソング演奏は良い機会。咲雪が作った楽曲だから、この世に正解が用意された楽曲ではない。探り探り音作り出来る、成長するには持って来いの機会
ただ、そんなタイミングで奏にとんでもない再会が訪れたね…。ピアノを辞める契機となった人物からの招待状ですか……
奏ってなし崩し的に美弦との連弾を始めてここまで来たけど、そもそものピアノを辞める事になった件へのフォローは一切されて無かったんだよね
その意味で、ピアノを続けていくなら神音と向き合う事は避けられなかったと言えるのだろうけど…
神音は判り易く天才肌、神に愛された子とか表現したく成るタイプかな。ステージ上では観衆を魅了し惹き込む演奏ができる。しかし一旦ステージを降りれば人間としての不足が見え過ぎてしまう。彼女というピアニストを正確に測る事は難しい。逆に言えば、彼女が弾くピアノばかりが叩きつけられる
そう受け取ると、奏が神音の音に敗北してピアノを辞めてしまったのは何と言うか判るような気がする……
そんな奏を相手にして、再びピアノの道へと引きずり込もうとした神音は恐ろしいね。少し手に触れただけで彼女がピアノを辞めたと理解している。しかし奏のプライドを刺激し、奏が今取り組んでいる連弾を提示、その上で彼女の演奏が好きだなんて囁く。なんて恐ろしい交渉術なのだろう
それだけに頑固な意思で「でもやら~~ん」と叫んで返した奏には驚かされたよ。それもこれも全ては美弦との連弾が今の奏を構成する重要な要素と成っているからか。「いい感じにな…りつつあるのよ」という台詞からは奏自身も理解できているわけではないが、理解できていないからこそ探りたいという彼女の意思を感じられたよ
他方で奏を翻弄した神音は本当の意味で奏の演奏に魅了された人間であると知れたのも良かったな
何と言うか、あのシーンからは彼女の芯の部分が感じられたよ
話は戻ってカフェのテーマ曲製作、奏が良い演奏をするのは当然だし、美弦の演奏がズンドコしていたのもいつもの事なんだけど、ここで驚きの光景が展開されたね。まさか美弦がズンドコしない演奏を出来るなんて……
その理由は…まさかの顔なの!?それって形から入るとか、そういう事なのかな…?いや、それでも顔を決めればしっとり系の演奏が出来るって意味不明なんだけども
そして来夢とゆずに試練が。登場初期から2人揃っていて、奏と美弦が居ない場面でも二人一緒に居るものだから、どうにもセットで考えてしまう来夢とゆず。けれど来夢が生徒会役員になった事で2人が一緒に居られる時間は大きく減ってしまった。それに対してゆずの方が寂しさを感じているなんてね…
来夢と一緒に居たいと誘いたくなる心は有るが、彼女の忙しさを慮って誘えない。それだけに来夢の方から誘うし、おまけに行き先が初連弾の際に参考にしたデュオのコンサートというのは素敵
彼女らが初心に立ち返れたようで見ているこちらまで嬉しくなってしまうね
美弦・奏、来夢・ゆずは一つの壁を超えられた形。成長した彼女達を感じられるシーンが欲しくなっただけに、カフェでのプチ演奏会は丁度良い機会となったね
ただ、作中で言及されるように、これまでと違ってプチ演奏会は彼女らの演奏を目当てに客は時間を割いて聴きに来る形。一参加者だったり背景に徹すれば良いというものではない
そんな状況にピアノ初心者である来夢がド緊張に襲われてしまうのは仕方ない話。そこでゆずが来夢の緊張をポーイと放り投げてピアノ前へと連れて行くシーンは良かったなぁ
続く美弦・奏デュオは最早慣れた感じだね。危なげ無く、むしろ充分にお客を楽しませる演奏も演出もできている。連弾を始めたばかりの頃のような調子の合わなさなんて何処吹くといった風体
少しずつ連弾の幅やステージを上げていく彼女らの挑戦をこれからも見守りたく成る巻でしたよ
Posted by ブクログ
テンポ良く交わされる会話劇はちょっと癖になりそうだなぁ
音楽祭が終わった事で4人の初期目標はクリアされた段階。なら、次はどうするかと思いきや、カフェでの演奏バイトですか
コンクール等のように覚悟が必要というわけではない。けれど人に聴かせる環境は美弦達の技量を上げるものと成りそうな
その中で見えてきた課題は曲解釈に関してかな…。美弦はクラシックへの理解が浅い、逆に奏はポップスへの理解が浅い。連弾で弾く際には致命的な問題
奏が自宅にてピアノを前に悩んでいたのもそうした悩みだね。楽譜通りに指を動かすだけなら出来る。けれど、曲を奏でるとなれば、曲への理解が必須となる
一緒に弾けるようになってきた美弦と奏にとって新たな課題だね
そう思えば咲雪の登場は誰にとっても刺激となりそう
以前の奏を知っていて、彼女が誰かと連弾するなんて想像もできない咲雪の中で奏の解釈は固まっている。隣に座る美弦の実力不足も判っている
だから奏の隣に美弦が居るのは相応しくないと確信しているのだけど、奏自身は美弦の隣でなら辞めようとしたピアノを弾けてしまう
それはもしかしたら特定の解釈だけが正しいとの主張に反論するものかもしれず
だとしたら咲雪が奏をイメージして作曲した曲をどのような解釈で弾くのか?という課題は美弦にとって貴重な試練と成ったのかも
結果としてはそもそもどのようなイメージだったのか聞かなかったから、いつものズンドコ節となったのだけどさ(笑)
まあ、美弦の特徴である楽しく弾くという点が強く出た演奏だったとも言えるのかな?そのような楽しい解釈を伴う演奏をするから奏との連弾も楽しいが溢れ出すものになる
そんな新解釈に満ちた演奏を聞いた事で咲雪があの曲をリテイクしようと考えるきっかけとなったのは良かったのかも
何故なら、今の奏は咲雪が知っていた頃の奏とはまた違った解釈に満ちているという事だろうから
来夢とゆずも連弾の楽しさに目覚め、もっとピアノを上達したいとの欲が出てきた感じだね
以前からそれなりの技量を持ちながら、来夢のおもり的な立場に甘んじているゆずの姿は少し疑問だったのだけど、本人的には他者と演奏するからこそ楽しさを感じられるタイプだったようで
なら楽しさの塊である来夢は良い組み合わせなのかもね
来夢は来夢で上達を志しているね。少し前までピアノを全く弾いた事がないとは思えないほど
今ではカフェでも演奏するし、文化祭の連弾ではセコンドを担当した。それは彼女の経歴を考えればとんでもない話。咲雪が言うようにこのまま続ければ化けるかもしれないね
それにしても、読み終わった今でも理解できないのだけど、美弦が成績上位層って何で……?
あのちゃらんぽらんがどうして……?