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ユーザーレビュー

  • ロッパ食談 完全版

    Posted by ブクログ

    底本が『あまカラ』(甘辛社)、『ロッパ食談』(東京創元社)、『ロッパ悲食記』(ちくま文庫)で、再編集したもの。どうりで読み覚えがあるはずだ。
    とはいえ、ずーっと読んでられる心地よさ。ああもうなんだろねコリャ。

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    2014年10月28日
  • ロッパ食談 完全版

    Posted by ブクログ

     非常に好みがはっきりしていて、当時の読者を牽引するだけの魅力も説得力もあったんだろう。その辺の「言い切り」が一般大衆に受けるのは今も昔も変わらない。
     一方、それ故に、ってことでもないのだろうが、あんまり自分自身の思考を分解する、というようなことはしなかったんじゃないかと思う。無意識に自分が芸能人という特権階級にいることを誇示しようとして、人気商売としてはそのへんのアフターケアというか、後処理はうまくない印象。

     で、この辺の後処理の完成形が立川談志あたりにあると思っている。談志は六波のファンだったという志らく師匠の解説があり、このあたりのよもやま話を藝として完成させていったんだろう、とい

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    2017年05月24日
  • ロッパ食談 完全版

    Posted by ブクログ

    声に出して読みたいエッセイだと思う、軽妙で、この時代を生きた粋なひとが書いたからこそ美味しそう。
    どの節回しも、美味しい。

    「これを駄洋食と、蔑む奴に呪いあれ。」
    「豆大福や、スアマなんていう菓子があったっけ。十銭二十銭の豪遊。」

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    2016年11月11日
  • ロッパ食談 完全版

    Posted by ブクログ

    さしずめ、喜劇人ロッパの〝グルメブログ〟といった内容。

    江戸っ子にもかかわらず蕎麦は食えず、寿司屋に行っても「こはだ、あなご、玉子」くらいしか食べられない。いっぽう、さすが男爵家に育っただけに物心ついたころからフォークとナイフを器用に操り西洋料理に親しむ反面、おでんや天ぷらといった「下司(げす)な味」をこよなく愛する。その偏食と大食が、こちら読者としてはかえってチャーミングである。

    ロッパによれば、洋食や洋菓子の場合、おなじ店のおなじメニューでも戦争を境にすっかり味が変わってしまったという。もちろん「むかしの味」の方が、よかった、ということになる。ロッパとも親交のあった食通の映画監督.山本

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    2014年10月29日
  • ロッパ随筆 苦笑風呂

    Posted by ブクログ

    1948年、ロッパ45歳頃の著作。戦後のロッパの芸能活動や日常におけるいろいろが、軽妙な調子で漫談のように綴られ、クスクスと面白く読んだ。

    「成功する女優は食欲が旺盛」という主張に、そんなものかなと思った。食欲=バイタリティだもんね。

    戦時中昭和14年の九州巡業の日記(P145 天国の旅)は、読まれることを前提として書かれた随筆にあるあざとさやギラつきがなく、淡々とした記録文に惹かれた。

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    2025年05月11日

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