【感想・ネタバレ】ロッパ随筆 苦笑風呂のレビュー

あらすじ

食エッセイで人気再燃の、喜劇王ロッパ。昭和日記も一級資料だが、活キチ(シネフィル)として世に出たあれこれ様々のエッセイも、痛快無比。「支那料理六景」など、飲食記も。

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Posted by ブクログ

1948年、ロッパ45歳頃の著作。戦後のロッパの芸能活動や日常におけるいろいろが、軽妙な調子で漫談のように綴られ、クスクスと面白く読んだ。

「成功する女優は食欲が旺盛」という主張に、そんなものかなと思った。食欲=バイタリティだもんね。

戦時中昭和14年の九州巡業の日記(P145 天国の旅)は、読まれることを前提として書かれた随筆にあるあざとさやギラつきがなく、淡々とした記録文に惹かれた。

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2025年05月11日

Posted by ブクログ

ロッパが昭和20年(戦後)から23年初め頃までに書いたエッセイ集です。ロッパにとって、まことに微妙な時期だと思うのですが、良くも悪くも古川緑波という人物の特徴が出ていると思います。この後のロッパの凋落ぶりを知っている今日の読者にとっては、昭和23年の出版当時とは別の感慨を持って読まざるを得ないでしょうが、それはそれとして映画界の事情など、参考になると思います。

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2016年02月09日

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