作品一覧

  • きゃくほんかのセリフ!
    4.7
    1~2巻627~649円 (税込)
    大きな仕事。されどそいつは曰わく付き! デビュー作以来、鳴かず飛ばずで、うだつのあがらない脚本家・竹田雲太。 ある日、そんな彼の元に大きな仕事が舞い込んで来る。 だが、その作品はテレビアニメの放送後、何かとトラブル続きな作品の劇場版だった。しかも依頼してきたのは竹田の宿敵とも言える制作会社の極悪プロデューサー。何かあるとは察しつつも、生活のため背に腹はかえられず引き受けることにした竹田。 そんな彼のところに「お兄ちゃんが貸したお金を返せ」という少女が押しかけてくる。彼女は、かつて竹田の相棒だった男の妹である佐江だった。 ただでさえ曰わく付きの作品の脚本を書くことになって大変なのに、騒がしい佐江がやってきてパニックになる竹田。 しかも佐江は、竹田の言う業界で生き残るために必要な「大人の事情」などお構いなしに、視聴者側のストレートな正論でことごとく竹田を論破する。 仕事では振りまわされ、家に帰れば佐江に振りまわされ――。 だが竹田は、佐江のそんな理想論に振りまわされていくうちに、かつて相棒と共に戦っていた頃の情熱を取り戻していく。 厳しい現実に押し潰されながらも夢物語を書き続ける男の、再起と情熱の物語、開幕!! ※「ガ報」付き! ※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。
  • マイダスタッチ~内閣府超常経済犯罪対策課~
    5.0
    1~3巻605~649円 (税込)
    超・近未来の超常経済犯罪捜査ファイル!  国民ナンバー制度の導入以降、経済格差が拡大した日本。 苦しい生活を強いられた人々の中からは、お金に関連した異能力「マイダスタッチ」を得る者が出始めた。それ以降、異能力を用いた犯罪が多発し、その犯罪を組織的に行う「アライアンス」が結成されていった。  彼らを取り締まるために設置された超常経済犯罪対策室・通称「エイプス」。そこに所属するドケチでモテない職員、水町袈裟郎は父親をアライアンスに殺され、その犯人を追い求めていた。しかし、その足取りは掴めぬまま。  そんなある日、お金を爆発させる能力者が立てこもった現場で運命の出会いを果たす。大富豪・一万田家の令嬢、一万田こがねである。自分が使ったお金のキャッシュフローを認識できる「マイダスタッチ」を持つ彼女は、エイプスにその能力を買われて袈裟郎とコンビを組む。そして二人は事件を捜査していく内に、国を巻き込んだ恐ろしい陰謀を知る――。  果たして袈裟郎は、父を殺した犯人を見つけ出し、こがねと共に国家の破綻を止めることができるのか!  アニメ『ONE PIECE』のテレビシリーズ脚本を手がけるなど、気鋭の脚本家・ますもとたくやが送る、異能経済クライムシリーズ開幕! ※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。

ユーザーレビュー

  • きゃくほんかのセリフ!

    Posted by ブクログ

    〇ラノベと思えない、痛快・真面目仕事マンガ風ラノベ!

    この本こそ、作品中に出てくる作品のようにマンガ・アニメ化されてもよいのかもしれない。
    情景がつぶさに浮かぶ。
    実写脚本を得意とする筆者の、四冊目の小説作品である。

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    主人公の雲太は、ネットで叩かれるほどのクソ脚本家。亡くなった相棒・近雄からの言葉を胸に書くもヒットが飛ばせない。そんな雲太に、かつての上司・辻骨から仕事の依頼が。有名作家の本をアニメ化するという。一念発起して脚本づくりに向かうが、プロデューサー、監督、編集者からの要望が多岐にわたり雲太を苦しめる…!

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    現役の脚本家が、「若手に脚本家を目指してほしい

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    2019年08月04日
  • マイダスタッチ3~内閣府超常経済犯罪対策課~

    Posted by ブクログ

    過去・現代・未来の政治経済問題に触れてラノベチックにわかりやすい小説にしている。クライマックス?まだこの作者の作品が読みたいな

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    2017年09月28日
  • マイダスタッチ2~内閣府超常経済犯罪対策課~

    Posted by ブクログ

    前作より読みやすく良いストーリーだったような。作者が高校時代に入部していたラグビーについての記述がありうれしかった。次作が楽しみです!

    0
    2017年01月08日
  • マイダスタッチ~内閣府超常経済犯罪対策課~

    Posted by ブクログ

    途中で誰が犯人かわかったし、クライマックスに少し難がある感じだか、楽しく読めました。この作者の別のペンネームで、升本九八「圓さん、天下を回る」の方が面白かった。次作に期待します!

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    2016年08月15日
  • きゃくほんかのセリフ!

    Posted by ブクログ

    鳴かず飛ばずの脚本家竹田雲太は人気アニメ劇場版の脚本を担当することになったが、それは極悪プロデューサーにより曰く付きとなった作品だった。しかも調子のいいだけの映画会社プロデューサーや、原作者の熱烈信者である編集者などからの突拍子もない注文の数々によりプロットは二転三転させられるのだった。しかもそんな雲太の元にかつての相棒の妹が押し掛けてくるのだった。

    実に王道真っ直ぐな物語でした。無理難題を押し付けられて四苦八苦しながらもアイデアで乗り越えていく姿。傍若無人に見えて主人公を見守る少女。絶体絶命のピンチと一発逆転。悪い奴はわかりやすく悪く、しかし主人公の周りには主人公を支え助けてくれる仲間がい

    0
    2019年04月15日

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