接待のハウツーというよりも、まさに、「接待道」といってもいいと思います。
これまで人生の先輩たちと接待の現場でご一緒するときにしか学ぶ方法がなかったわけですが、正直言って、たまに「これって接待として、どうよ?」と思うところもありました。
たとえば、ホスト側のボスが「ぼくもここはじめてなんですよ」
...続きを読むとゲスト側のボスにいっていたり、ボスが部下に全部まかせっきりでお店の料理のケチをゲストの前でしていたり。本当は、ボスが、お店のスタッフの協力を得ながら、ゲストをおもてなしを張本人なのにもかかわらず、店に入った途端に、自分が一番のゲストになってしまったり。「おもてなし下手」が自分をふくめて、まだまだ、多いと思います。
自分の中で、「接待とは何か?」を探し続けてきました。そして、この二年間は、それを体現するために、我流ではありますが接待技術を高めようと努力をしてきました。ただ、「酔っぱらって盛り上げる」のでもなく、「お金を払うことが接待」でもなく。この本は、まさに、その探し求めていた問いへの答えがふんだんに書いてありました。
マインド面で学ぶところが多かったな、と。こういうことって、本当に小さい時から教えていかないと身につかないし。また、間違った思想を持って大きくなった大人も多いと思う。自宅でも意識しながら、食育をしています。