作品一覧

  • 子連れ侍江戸草紙
    4.0
    1巻792円 (税込)
    直参旗本の次男、高見沢彰吾は、忘れ形見の娘の為に、旗本の身分を捨て陪々臣として生きる道を選んだ。与えられた役目は、他家との外交役。懸命に仕事に取り組む彰吾に、思いもよらぬ事件が――。
  • 旗本金融道 : 1 銭が情けの新次郎
    3.7
    1~5巻506~528円 (税込)
    正義感だが無学単細胞の安藤新次郎は、旗本安藤家の次男坊。急死した叔父の末期養子として、母の実家である旗本榊原家の家督を継ぐことになった。その榊原家、家禄一八〇俵の小普請ながら、なぜかとても裕福。それもそのはず、実は榊原家は、「義理欠く、見栄欠く、情け欠く」を座右の銘とする祖父源兵衛の指揮のもと、裏稼業で「金貸し」を手広く行っていたのだ。果たして新次郎の運命や如何に!? 期待の新シリーズ、ついに登場!
  • わんわん武士道 : 1 猛犬、江戸に跳ぶ
    4.3
    1~3巻517~528円 (税込)
    相良官兵衛は高六百石の旗本。これまで七人の子宝に恵まれたが、すべてが娘。「早く跡取りを…」と、母や祖母からせかされる毎日だ。そんな官兵衛に「小納戸役」の話が舞い込んできた。担当は「御犬番」。将軍家治公に献上された、巨大な犬を飼い馴らすというお役目だという。「そんな暴れ犬の飼育など、俺にできるだろうか?」と悩む官兵衛は、闘犬にも一家言持つ、剣の師匠に相談する。笑いあり涙ありのお犬時代小説新シリーズ始動!

ユーザーレビュー

  • 旗本金融道 : 5 情けが宝の新次郎

    Posted by ブクログ

    祖父の源太郎がかどわかされ、新次郎自身も幕府評定所に召喚され、あのこわい鳥居耀蔵の審議を受ける。このままでは切腹どころか首切りにもなりかねない。最大の危機をどう乗り越えるのか。もちろんこういう小説だから死罪になるわけないのである。乾坤一擲の手で乗り切る?いやいや家人や家来や友人たちの力がここで発揮される。新次郎は乱暴者であっても、人情には厚いのだ。その人情によって結ばれた人々の絆で助けられる。ああ、感動的だなあ。結局はお気楽なのだが、結構面白いシリーズだった。大団円で終わる。

    0
    2020年07月29日
  • わんわん武士道 : 1 猛犬、江戸に跳ぶ

    Posted by ブクログ

    将軍家治に異国からプレゼントされた生きもの、それは巨大犬、仁王丸と名付けられたマスチフ、75kgの巨体、あたかも熊のよう。誰も近づけません。一方、心配症で過保護な母親に育てられた小笠原官兵衛39歳は、「剣術」と「鳥寄せ」の2つの特技を。また、成り行きから小犬、百若を飼うことに。官兵衛が、みんなから怖れられている仁王丸に、百若を介しながら徐々に徐々に、躾けていく作品、なかなか面白かったです。官兵衛の美人4姉妹、文武両道(ふみ、たけ、りょう、みち)が作品に「華」を添えています。

    0
    2018年10月30日
  • 子連れ侍江戸草紙

    Posted by ブクログ

    記憶が正しければ「わんわん武士道」シリーズの作者ではなかったか?
    この本の面白いところは、実によく主人公が考えているところだ。自分の身の振り方、奉公先での身の処し方や武士道そのものの生き方など、問題に当たるたび、自問自答する。
    大恋愛の末夫婦になったものの、一人娘を残して産褥の弊害で死んでしまった愛妻。
    長く男児が生まれず、長兄の後継として家に残っていたが、長男が生まれ、家を出ることになった際もそうだ。
    物事を受け止め、気が滅入りそうな出来事にも、考え方を整理して向かう実に賢い人物だ。
    読んでいて、清々しいし応援したくなる。

    0
    2021年03月10日
  • わんわん武士道 : 3 猛犬、恋に落ちる

    Posted by ブクログ

    仁王丸にいよいよ嫁を取らねばならないタイミングが来たようだ。ところが嫁候補の弁天は、幼い頃飼育をしていたカピタンの部下が、主人に見えないところで鞭で殴っていたようで、細く長いものを見ると暴れだす。
    それで使用人も噛まれる羽目に。

    次女の武の、大奥勤のための試験が始まる。
    苦手な長女、次女との葛藤や、睨まれている田沼老中からのプレッシャーに勘兵衛がんばる!

    0
    2021年01月15日
  • わんわん武士道 : 2 猛犬、月に咆える

    Posted by ブクログ

    同僚の長谷川外記との結納も済んだ夜、口入れ屋から雇い入れた男を含んだ盗人が、仁王丸に毒入饅頭を食わせ、結納金を盗みに入る。
    足に障害の残るチン、百若が外に出たがるので盗賊に気づいた官兵衛。

    そこから毒の解毒に昼夜を問わずかかりきりになる。

    そんな最中、時期将軍の跡取りに関しての一橋家を含む田沼一派と、現将軍の中の良い弟、清水家中将の間に入り翻弄されるのは官兵衛。

    官兵衛は政治など興味はなく、ただただ仁王丸の健康を取り戻し、人を再び信頼して欲しかったのであった。


    今回の第2巻もいいお話に終始。
    ほんわかいい心地の読後感!!

    0
    2021年01月14日

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