作品一覧

  • 神保町・喫茶ソウセキ 真実は黒カレーのスパイスに
    3.9
    1巻860円 (税込)
    太宰治、林芙美子、坂口安吾、コナン・ドイル。 文豪作品を読みながらカレーを作り、謎を解く! 「漱石カレー」をはじめ、文豪をモチーフにした「文豪カレー」が人気の喫茶ソウセキ。 突如、投石などの嫌がらせを受け、シェフの千晴と人気小説家の葉山は、シムロという文学系YouTuberが関係していることを突き止める。しかし、嫌がらせを止めたければ、林芙美子の原稿の真贋を見極めるよう言われる。そしてそれは、とある事件へと繋がって……。 古書をヒントに、二人は事件の真相を追う!
  • 神保町・喫茶ソウセキ 文豪カレーの謎解きレシピ
    3.6
    1巻748円 (税込)
    神保町の一角で、駆け出しシェフの千晴が開店した喫茶ソウセキ。看板メニューは「漱石カレー」だ。イケメン新人作家として作品も大ヒットした小説家の葉山は、漱石カレーを食べて「漱石のことを何も知らない」と酷評。作り直すよう指示してくる。一方で葉山は、とある作家のことを気に病んでおり、ついには自殺願望を抱き始めるまでに……。不自然なまでに葉山の鬱病が進行していくことに疑問と不安を抱いていた千晴は、漱石カレー改良のために読んでいた『三四郎』をヒントに、真相を突き止め――。さらに、おばあさんが店に忘れていった古書の謎、名店と同じ味がするカレーの謎、そして、千晴の祖父が残した遺産の謎。カレーを作り古書を読みながら、千晴と葉山が美味しいミステリーを作ります。
  • 樫乃木美大の奇妙な住人 長原あざみ、最初の事件
    3.3
    1~2巻616~660円 (税込)
    長原あざみは樫乃木美術大学の1年生。立体造形科に所属の「ぼっち」だ。ある日、同級生の作品を変型させたと疑いをかけられたあざみは、不思議な雰囲気を持つ青年・梶谷七唯に救われるが……。 ※本書は第1回角川文庫キャラクター小説大賞《大賞》を受賞した作品を、改稿の上、改題し、文庫化したものが底本です。
  • お夜食には謎解きを 5品の美味しいアンソロジー
    3.0
    1巻880円 (税込)
    アップルパイ、スープ、カレー、ロールキャベツ、ピザ…… 謎解きのあとは内緒のご褒美タイム (あらすじ) 日常に潜む様々な謎を名探偵たちが華麗に解決! 月明りのご褒美タイムにぴったりな、とっておきの美味しいミステリーアンソロジー全5品。 <収録作品>※著者名五十音順 ・歌田年「詐欺」(『BARゴーストの地縛霊探偵』より) ・岡崎琢磨「狐の化かんす」(『珈琲店タレーランの事件簿2 彼女はカフェオレの夢を見る』より) ・友井羊「野鳥の記憶は水の底に」(『スープ屋しずくの謎解き朝ごはん まだ見ぬ場所のブイヤベース』より) ・猫森夏希「ノーマスク殺人事件」(『ピザ宅配探偵の事件簿 謎と推理をあなたのもとに』より) ・柳瀬みちる「刻んで炒めて放浪記」(『神保町・喫茶ソウセキ 真実は黒カレーのスパイスに』より)
  • 横浜元町コレクターズ・カフェ
    3.0
    1巻572円 (税込)
    大崎結人は平凡な大学生。将来の夢が、絵本作家ということ以外は。 周りが就職活動を口にし始めた時期、結人は夢を諦めるため、生まれ育った横浜元町で、ある店を探していた。 「ウォルラス」というその店は、結人が幼い頃通った、絵本の充実したレストラン。そこの料理人は、幼い結人に「絵本作家になれる」と断言してくれた。 しかし投稿しても落選続きの今、もしあの店が無くなっていたら、潔く夢を諦めると決意したのだ。 果たして思い出の場所にあったのは、「ブラックバード」という喫茶店。 佳野というミステリアスな美形青年が店員を務める喫茶店には、 なぜか色んな趣味の「コレクター」が集まるという。 テディベアコレクターたちの集まりで、年代もののテディベアの謎を鮮やかに解いた佳野に、結人は驚くが……。 「私のコレクションは、店に集まるコレクターの皆さんです」 寂しげに笑う佳野の秘密とは……。
  • 明日、君が花と散っても
    -
    1巻704円 (税込)
    「目の前で、ヒトが散っていく、悪夢のごとき謎の病。僕たちはそれを、《死花症候群》と呼んだ」 〈あの戦争〉の末期にばらまかれた生物兵器(ウイルス)のせいで、 ほとんどの人類が死に絶えた世界。 幼い頃、〈ホジョウ〉と呼ばれる集落で拾われ育てられた少年、マサキは、 皆と協力し、自給自足の生活を送っている。 不自由も多いが、気のいい仲間たちと、片想いの少女カエデのお陰で、それなりに幸せだと思っていた。 目の前で、仲間が「散る」までは。 手の先、足の先から葉が生え始め、やがて花となり散ってしまう謎の奇病、〈死花症候群〉。 なすすべもなく散る仲間たちを救うため、マサキは「この世界」の調査を始める。 〈ホジョウ〉とは。〈死花症候群〉とは。そして〈マサキ〉自身の謎とは。 しかし愛するカエデが病に冒されていると知り……。 「世界の終わり」に、あなたは誰を愛しますか? 知らぬ間に涙溢れる、青春純愛ミステリ。

ユーザーレビュー

  • 神保町・喫茶ソウセキ 文豪カレーの謎解きレシピ

    Posted by ブクログ

    再読。まったく覚えていなくてビックリ!相当面白いし結構なミステリーも孕んでいるのに。読みやす過ぎる文体のせいか?しかし、続編が出たのをキッカケにもう一度読みたいと思えたのだから結果オーライ。

    0
    2025年07月03日
  • 神保町・喫茶ソウセキ 真実は黒カレーのスパイスに

    Posted by ブクログ

    カレーが食べたくなるし、文豪の書に触れたくなる。
    ライトながらもしっかりミステリーでページめくる手が止まらない。
    こちらの影響で今、太宰治の『正義と微笑』読んでます!

    0
    2025年07月03日
  • 神保町・喫茶ソウセキ 真実は黒カレーのスパイスに

    Posted by ブクログ

    喫茶ソウセキのシリーズ第2弾。前半はお店への嫌がらせがあってモヤモヤしたけど、1つずつ解決しつつ、段々大きな輪郭が見えてくるのが面白い。葉山さんと千晴ちゃんの付かず離れずな関係が心地良い。続編希望。

    0
    2024年08月07日
  • 神保町・喫茶ソウセキ 文豪カレーの謎解きレシピ

    Posted by ブクログ

    神保町にある喫茶ソウセキの店主が人気作家と共に、店に持ち込まれる様々な謎を解き明かしていく。解決後は新作カレーも増えていく…という、ちょっと面白い流れ。読んでいると文豪の作品も読みたくなるし、カレーも無性に食べたくなる。4話収録されているが、実は繋がっていて、後半から伏線がどんどん回収されていくのが気持ち良い。最後は大団円となり、爽やかな読後感。続編も楽しみだけど、すっかりカレー屋として定着していることが心配。

    0
    2024年07月31日
  • 神保町・喫茶ソウセキ 真実は黒カレーのスパイスに

    Posted by ブクログ

     喫茶ソウセキシリーズ2作目
    前作よりスパイスも効いて旨味、コクも増して面白かった。

    タイトルにもあるようにカレー専門店ではなく喫茶店なのに周囲からはカレー屋さんと間違えられているところ笑える。
    まぁ、メインのメニューが文豪カレーだからしょうがないよね。

    謎解きも文豪や文豪の作品が隠し味として巧く絡み合い好奇心をかきたてられる。
    特に本書で紹介される文豪の本や小ネタが面白くて私の大好物。
    今回は太宰治や林芙美子、坂口安吾、コナンドイルらで、不思議なことに本書を読む前にネットで林芙美子の『放浪記』を検索していたところにちょうど『放浪記』が紹介されたのでビックリ!もうこれは林芙美子読むしかない

    0
    2025年09月22日

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