作品一覧

  • 現代経済学 ゲーム理論・行動経済学・制度論
    4.0
    1巻968円 (税込)
    二〇世紀半ば以降、経済学は急速に多様化していき、学問としてはわかりにくさを増した。本書は、ミクロ及びマクロ経済学はもとより、ゲーム理論、行動経済学や神経経済学などの大きな潮流を捉え、実験や制度、経済史といった重要な領域についても解説。多様化した経済学の見取り図を示す。かつて“社会科学の女王”と呼ばれた経済学の現在地を提示し、その未来と果たすべき役割を明らかにする。入門にも最適。
  • ダグラス・ノース 制度原論
    5.0
    1巻4,180円 (税込)
    不穏な世界を読み解くのに欠かせない視座を提供! ・経済変化の本質は何か? ・制度はどう進化するのか? ・何が成長と衰退を分けるのか? 制度的視点から歴史を考察し、現代の世界経済秩序を読む。 アセモグル、ロビンソン、フクヤマ、ファーガソン、ロドリック・・・ 知的論客たちの主張に多大な影響を与えているノース教授の制度論。 ・経済変化のプロセスを見極める。 ・人間の学習プロセスを注視する。 ・経済変化のよりよいモデル化に貢献する。 この3点を主眼に置いて、ノーベル賞経済学者が持論を展開。 いまなお進化を続ける制度分析のフロンティアを知る一冊。

ユーザーレビュー

  • 現代経済学 ゲーム理論・行動経済学・制度論

    Posted by ブクログ

    副題の通りゲーム理論、行動経済学、制度論など現代経済学の理論発展の流れや各理論の骨子をざっと概観できる。社会科学の中でも独特の理論とポジションを発展させてきた経済学が、近年様々な研究分野の成果や手法、視点を取り入れてどのように進化してきているのかを学べる良新書。

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    2022年12月04日
  • 現代経済学 ゲーム理論・行動経済学・制度論

    Posted by ブクログ

    本書は現在の経済学のオーバーフローを提示し、それらに対する筆者の評価を解説したものである。現在の経済学の潮流は多岐に渡っており、これらがどのように派生したのか、互いにどのような関係性があるかなどについて記されている。このような本はこれまでありそうであまりなかったようにも思えるため、個人的にはとても読み応えのある本であった。
    なお、本書の内容は、初級のミクロマクロを学んでいないと、理解するのが難しいと思う。加えて、現在の経済学の潮流についても多少なりとも知識がないと、興味の持てない内容となっているかもしれない。

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    2019年01月02日
  • 現代経済学 ゲーム理論・行動経済学・制度論

    Posted by ブクログ

    本屋で何気なく目をとめて、興味を惹かれて買った本だったのですが、大正解でした。
    僕自身は法学部出身の元公務員なので、あまり経済学はきちんと勉強したことがなく、仕事の必要に応じてちょっとずつかじったり、興味を持って本を読んだりした知識だけなのですが、それにしても最近の経済学はジャンルが分かれすぎてよく判らないという印象をずっと持っていました。
    ところがこの本を読んで、いろいろな経済学のジャンルが歴史的にどのように登場し、相互にどのような位置づけにあり、現実の経済状況をどういう問題や方法で分析しようとしているのかということが、実に明解にまとめられており、全体像が実にすっきりとわかりました。まさに、

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    2018年12月26日
  • ダグラス・ノース 制度原論

    Posted by ブクログ

    ダグラス・ノースのこれまでの議論(制度とインセンティブについての考察)に加え、人間がいかに認知するか、という観点について、認知科学などその専門分野にも足を広げ開設した本。本書で取り扱っているような「社会と人間の科学」は、昨今人類がより豊かに暮らすために解明すべき重要なテーマであるが、本書はその解明に向けて果敢に取り組んでいる分野と言える。著者は去年亡くなってしまったが、この分野が更に理論の発展ももちろんのこと実証研究の発展も進んでいけば、その解明に向けて前進すると思う。

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    2016年11月12日
  • 現代経済学 ゲーム理論・行動経済学・制度論

    Posted by ブクログ

    本書は、現代経済学の先端分野で研究・議論されていることを紹介したもの。新書なので、紙数を多く割くわけにはいかず、短く紹介されている。
    私は大学は政治経済学部経済学科で学んだ。卒業してから40年以上が経過する。真面目な学生だったとは、とても言えないが、本書で紹介されていることの多くは、40年前の大学の経済学科では勉強しなかったことだ。ゲーム理論・行動経済学・制度論、等は、全く記憶にない。私が勉強しなかっただけということではなく、大学で教えるまでには成熟していなかったのだ。

    全てが新鮮であったが、特に制度論の議論が面白かった。
    【引用】
    制度間の補完性の度合いが強いほど、一つの分野で制度改革を行

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    2024年06月04日

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