【感想・ネタバレ】ダグラス・ノース 制度原論のレビュー

あらすじ

不穏な世界を読み解くのに欠かせない視座を提供!

・経済変化の本質は何か?
・制度はどう進化するのか?
・何が成長と衰退を分けるのか?

制度的視点から歴史を考察し、現代の世界経済秩序を読む。

アセモグル、ロビンソン、フクヤマ、ファーガソン、ロドリック・・・
知的論客たちの主張に多大な影響を与えているノース教授の制度論。

・経済変化のプロセスを見極める。
・人間の学習プロセスを注視する。
・経済変化のよりよいモデル化に貢献する。

この3点を主眼に置いて、ノーベル賞経済学者が持論を展開。
いまなお進化を続ける制度分析のフロンティアを知る一冊。

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Posted by ブクログ

ダグラス・ノースのこれまでの議論(制度とインセンティブについての考察)に加え、人間がいかに認知するか、という観点について、認知科学などその専門分野にも足を広げ開設した本。本書で取り扱っているような「社会と人間の科学」は、昨今人類がより豊かに暮らすために解明すべき重要なテーマであるが、本書はその解明に向けて果敢に取り組んでいる分野と言える。著者は去年亡くなってしまったが、この分野が更に理論の発展ももちろんのこと実証研究の発展も進んでいけば、その解明に向けて前進すると思う。

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2016年11月12日

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