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  • 積立投資のすべて ──誰にでも始めやすい富裕の王道を徹底研究
    3.7
    目先の下落は怖いが(←積立ならむしろ大歓迎) 10年先の成長は信じている投資家必読の一冊 通常の投資では、保有する金融商品の価格が買ったときよりも下落していれば、 嫌な気分になるだろう。価値が下がり、“損”が出ているのだから当然だ。 しかし、月収の一部で買い続けるだけの「積立投資」なら、必ずしもそうではない。 むしろ相場がどんなに暴落しようが、たとえ元の値段に戻らなくても、 「ある水準」に戻れば大丈夫という安心感があるのだ。 本書では「ドルコスト平均法」とも呼ばれ、 富裕者の正攻法とされているこの投資スタイルの性質と活用法を 多角的な分析で浮き彫りにする。 古くて新しい投資の王道 「積立」の知られざる特徴を体系的に徹底究明 積立投資とは、定期的に、ある金融商品に、一定金額の投資を、長期に続ける方法である。例えば、毎月、株価指数に連動する投資信託に、3万円の投資を、10年間継続するというものだ。 一般には「ドルコスト平均法」と呼ばれる。確定拠出年金(日本版401k)の広がり(徐々にだが)や、投資信託にかかる手数料の低下、世界的な株価下落を受けて、近年注目されている投資スタイルだ。 次のことが当てはまる人に、積立投資は一考の価値があるだろう。 ・投資に興味はあるが、よく分からないし、損が怖い ・手元にまとまったお金はないが、定期収入はある ・目先、下落するかもしれないが、10年後の世界経済には楽観的だ ・老後のことも少しは考えておきたい その理由は、本書が論理的かつ詳細に解説してくれる。 もちろん、いつでも“万能”の投資法があるわけではない。積立投資にもデメリットはある。それも本書で再三指摘されているところだ。 メリットもデメリットも理解することで、適切な対処法、利用法が見えてくる。また本書でも触れられているように、それを補完する方法もある。 目先の下げにうろたえて、積立を途中であきらめてしまう投資家は多い。しかし、 本書を読めば、投資対象の将来的な成長に確信があるかぎり、この下げはむしろ“バーゲンチャンス”であり、歓迎すべきことであると分かるだろう。歴史を見るかぎり、たとえ日本株のバブル絶頂期に積立を始めたとしても黒字化の機会が何度もあるのだ。 最近では、長期投資家だけでなく、FXや先物のトレーダーのなかにも積立に関心をもつ人がいる。運用手段の分散化、ヘッジのひとつとなり得るからだ。しかも、一度設定してしまえば、管理に頭を使う必要がほとんどない。さらには、トレードの主な“軍資金”がすでに貯め込んだ「まとまったお金」であるのに対して、積立投資の軍資金は月給の一部など「これから受け取るお金」であり、種類が違う。 このように“全投資家必修”ともいえる積立投資の知られざる魅力を本書から理解し、長期的な資産形成に役立ててほしい。
  • 半値になっても儲かる「つみたて投資」
    3.9
    「安く買って高く売る」。言い換えると「投資はタイミングが重要」と思われている方が実に多い。そして、いつの間にか「投資=博打」というイメージが醸成されてしまった感がします。これは非常に残念。「つみたて投資」は、これまで金融業界ではほとんど研究されてきませんでした。理由は金融機関が儲からないからです。この、「金融機関が儲からないものの、誰にでも取り組める投資法」を詳しく解説します。
  • 終わりで大きく儲かる「つみたて投資」
    4.0
    ここ数年は株式市場も比較的好調でしたので、、毎月のつみたて投資を始めた人の多くが黒字になっていることでしょう。定期的に自宅に送られてくる投資の「運用報告書」を見て一喜一憂する姿も見受けられます。しかし、ちょっと待ってください。つみたての「序盤」「中盤」の赤字・黒字はあまり意味がないのです。大切なのは「終盤」です。なぜなら、つみたて投資は「終盤」にこそ、大きく儲けるチャンスが来るからです。

ユーザーレビュー

  • 積立投資のすべて ──誰にでも始めやすい富裕の王道を徹底研究

    Posted by ブクログ

    ・こんな方に読んで欲しい
    長期積立投資をするなら必ず読んで欲しい一冊です。かなり豊富なシミュレーション結果が掲載されているのですが、内容を理解できない人には無用の長物と化します。

    ただ、本書の内容をしっかり理解しておけば乗り切れる局面が沢山あるのも確かです。何度も読み返す価値があります。

    また、本書の内容を「難しくてわからん」で片付ける方は長期投資が続けられずに適当なタイミングで投げ出しそうだな、とも思いました。良い試金石になりそうです。

    ・残念な部分
    ①図表やグラフが白黒なので、一部読み辛い箇所がある。
    ②電子書籍版の場合、ケーススタディを解くのに行ったり戻ったりが若干不便
    ③本書で紹

    0
    2023年11月22日
  • 終わりで大きく儲かる「つみたて投資」

    購入済み

    目から鱗が落ちる

    投資信託などでよくやる「つみたて投資」で得られる利益について深堀りした内容。定額のつみたてを長年続けるとどのように利益が上がるのかを、豊富な具体例を使って説明してくれている。その内容は、常識的な予想とまったく異なっていて、かなり衝撃的だった。
    2015年の発行で新しい本ではないし、セールで安かったのでついで買いしたにすぎなかったのだが、買ってよかった。2024年に新NISAが開始したら早速積立を始めたいと思った。

    #タメになる

    0
    2023年02月09日
  • 半値になっても儲かる「つみたて投資」

    Posted by ブクログ

    つみたてNISAをはじめるにあたり、この本を読んだことで不安が消し去りました。
    タイトルのとおり、投資信託の値下がりは問題ではなく、安いときにいかに多く購入できるか?そのための底値はだれにもわからない。だからドルコスト平均法で一定期間で同じ金額を積み立てていくことが重要。

    0
    2021年01月22日
  • 半値になっても儲かる「つみたて投資」

    Posted by ブクログ

    投資信託、積立投資の論理的な支柱になる本です。
    読み終えて積立投資への確信が深まりました。
    資産がない若年層は必然的に積立投資となります。
    その許可を自分に出すきっかけになり得ます。

    ↓↓↓

    ・毎月積み立てていく 「つみたて投資 」の場合 、必ずしもスタ ート時の価格から下がったからといって損をするわけではありません 。儲かる時もあります 。
    ・「つみたて投資 」の場合 、金融商品の成績と 、投資の成果が一致しない
    ・つみたて投資の場合 、価格が下がるということは 、多くの 「口数 」を買い込めるという意味
    ・つみたて投資の場合は値下がり後 、ある水準まで戻れば 、損から回復
    ・スタ ート

    0
    2019年10月31日
  • 半値になっても儲かる「つみたて投資」

    Posted by ブクログ

    つみたて投資の優れている点は費用対効果が大きいところだと感じます。投資に関していろいろと考え、時間を投入してもそれほど大きなリターンが得られるとは限りません。その時間を自分に投資する方が圧倒的にリターンは大きいです。
    さらに、つみたて投資の優れている点は精神的ストレスが小さいことです。実際、わたしもつみたて投資をしています。つみたて投資をはじめてしばらくは基準価額がどんどん下がっていき、マイナスの状態が続きました。しかし、最近すこし基準価額が上昇しました。すると、一気にプラスに転じてしまいました。つみたてをはじめたときの基準価額に戻ったわけではなく、わずかに上向きに変化しただけです。この威力は

    0
    2011年01月27日

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