作品一覧

  • 恋する昆虫図鑑 ムシとヒトの恋愛戦略

    恋する昆虫図鑑 ムシとヒトの恋愛戦略

    ビジネス・実用

    5.0
    1巻1,018円 (税込)
    「実は一途なゴキブリ系女子」「本命以外はとことん利用するホタル系女子」、「振られて逆切れアメンボ系男子」、「束縛俺様ギフチョウ系男子」……。 昆虫をこよなく愛する“現役慶應ガール”の著者が、イマドキの若者の恋愛模様を、昆虫の驚くべき恋愛戦略や交尾方法に例えて分類。ちょっと困った“ムシ系男女”の生息地・対処方法を細かく分析し、風刺をきかせて紹介します。この一冊で、恋も虫も丸わかり! テレビにも出演している「クイズ・クイーン」でもある著者が出題する「ムシクイズ」、昆虫をおいしく料理する「ムシレシピ」、あなたが何ムシ系かわかるチャートなど、おまけページも充実。第10回「出版甲子園」グランプリ受賞企画の書籍化。 各話に挿入されるヒトコマ漫画と昆虫のイラスト&カバーは、漫画家の谷口菜津子が担当。
  • 雑学×雑談 勝負クイズ100

    雑学×雑談 勝負クイズ100

    ビジネス・実用

    4.8
    1巻1,400円 (税込)
    10ジャンル×10問、100問のクイズが楽しめる! 「しっぽの先が折れたり曲がったりしている『かぎしっぽ』の猫が、日本一多い都道府県はどこでしょう?」 「1984年に公開された名作映画『グレムリン』と同じセットを使用して撮影された、1985年公開の名作映画は何でしょう?」 家族団らん、飲み会、デート……トークのお供に! 会話のきっかけ作りに! 知的雑談力がアップする、とっておきのクイズ100問! YouTubeチャンネルの登録者数が200万人を超える東大発の知識集団QuizKnockメンバーの河村拓哉さん。 『日立 世界ふしぎ発見!』のミステリーハンターや『嗚呼!! みんなの動物園』の動物調査員などテレビ、ラジオでも人気の動物作家・篠原かをりさん。 クイズ作家やクイズプレイヤーとしても活躍しているふたりは、クイズがきっかけで親しくなり、2022年7月に結婚して家族になりました。 そんなふたりの「初めての共同作業」となったのが、この本です。 お互いに、生き物・カルチャー・グルメ・スポーツ・文学・歴史・地理・言語・生活・ニュース……10ジャンルの「会話が盛り上がること間違いなしの、誰かに話したくなる勝負クイズ」を5問ずつ考案。 交互にクイズを出し合って、ヒントを聞き出したり、関連ワードに話が脱線したりしながら答えを導き出す過程の、知的な刺激に満ちた会話もたっぷり収録しました。 クイズ本としても、対談本としても楽しめて、会話のタネになるさまざまなジャンルの雑学や、答えを推理するコツが身につく一冊です。
  • 地図はない、目的地もない、でも迷子ではない

    地図はない、目的地もない、でも迷子ではない

    小説・文芸

    4.5
    1巻1,870円 (税込)
    不器用で生きづらくても周りと違ってもいい。あなたはずっと誰かのかわいい人だから。 この原稿を書いている今日、初めてペットボトルの正しい開け方を知った。 この日まで、ずっと小指と薬指で開けていたから、薬指の付け根のタコが痛くて、ペットボトルという容器がうっすら嫌いだった。 今は、毎日何かをうっすら嫌わなくて済むことの心地よさを噛み締めている―― 博識で屈託のないキャラクターで親しまれている篠原かをりさん。小学校時代は学校が嫌いで不登校だったり、落とし物ばかりしていたり、周囲との違和感を感じていた。実はとても不器用でコンプレックスも多かったという。 それでも、ユニークで情愛深い両親や、一生つきあっていきたい友人達、生涯の伴侶と出会い、「動物が好き」「昆虫が好き」と好きなことを追求して今の自分にたどり着いた。 彼女ならではの個性あふれる視点で日々の出来事や、愛情あふれる子育て、自身にとっての理想の家族のあり方などを綴る。 作家・文化昆虫学者の篠原さんが、初めてパーソナルな面ををつまびらかに著したエッセイ集。 ファンのみならず、将来に不安を感じる若い世代、子育て中の方にもぜひ薦めたい一冊。 【内容】 人生が始まる音がした 結婚のこと 君につなげるための物語 病めるときも健やかなるときも 好きになるために生まれてきた 改姓のこと 来れネクストジェネレーション 世界ふしぎ思い出グルメ さよなら大好きな人 拝啓 明日の私へ 男装の変人 まだ見つけられるのを待っているふしぎがある I’llbeback. GoodMorningtoAll. ただいま世界 人生でしたい100のコト 新メンバーを紹介するぜ タランチュラが死んだ日 人間の警戒色 人生で一番高い買い物 得意じゃないことをやるという特技 クリスマスが帰ってきた 来年はどんな年にしようか 100周年まで愛を込めて 目に見える笑い声 手紙 ~拝啓十四の君へ~ 宇宙の果てまで、君はかわいい Dr.Shinoharaと呼ばれたい ホットパンツ、何歳まで穿いていい? 世界一の目玉焼きを作りに 何かを育てている 父と子と私 今日も劇場の前で 来世で猫を飼う 「そのとき」が入学式 その腕は誰かを守るために あとがき
  • ネズミのおしえ ネズミを学ぶと人間がわかる!

    ネズミのおしえ ネズミを学ぶと人間がわかる!

    ビジネス・実用

    4.5
    1巻1,485円 (税込)
    「世界不思議発見!」(TBS系 毎週土曜よる9時~)ミステリーハンターで、じわじわファンが増加中! 動物オタク、篠原かをりの ネズミ大好き偏愛エッセイ ネズミが笑うって知ってる? ネズミだって、仲間のためなら、自分の大好物を我慢することもあるのです。 もちろん、つぶらな瞳とそのの愛くるしさで、 私たちの心を癒してくれますが、 人間関係、いじめ・ストレス、恋愛、 健康・長生き、ダイエット……まで あなたの悩みや心配の 解決のヒントは、 みんなネズミが教えてくれるかもしれません!? ・愛らしい小さな同居人 ・嫌われ者じゃない!実は厚遇されていたネズミたち ・「草原の支配者」カピバラ ・孤独はネズミにとってもツライ ・あっちにしとけばよかった!ネズミも後悔する ・無節操?賢い?ネズミの異性選び ・傷つきやすさは同じじゃない ・ネズミはチーズが好きじゃない ・ネズミに教えてもらうダイエットの秘訣 ……ほか、目からウロコの偏愛エッセイ 【本書の内容】 第1章 ネズミは好きですか? 第2章 ネズミから学ぶ心 第3章 ネズミが教えるコミュニケーション術 第4章 同じに見えてもみんな違う 第5章 ネズミから学ぶ健康と未来
  • LIFE<ライフ> 人間が知らない生き方【無料お試し版】
    無料あり

    LIFE<ライフ> 人間が知らない生き方【無料お試し版】

    ビジネス・実用

    4.2
    1巻0円 (税込)
    本書は、「生存戦略」がテーマのビジネス書。一味違うのは、動物たちの知られざる生態から、より人間らしい生き方を学ぼうということです。 週刊少年サンデーで連載の奇才漫画家・麻生羽呂氏、そして、生物学の天才・篠原かをり氏解説による、異色の「漫画」×「生物学」×「ビジネス書」です。 「イルカがジャンプをする3つの理由」「ナマケモノが実践しているお釈迦さまのような生き方」など、楽しくも深い世界をお届けします!
  • サバイブ<SURVIVE>―――強くなければ、生き残れない

    サバイブ<SURVIVE>

    ビジネス・実用

    4.1
    1巻1,243円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 計72種の生物から学ぶ「強い生き方」とは?「Qさま!!」などで活躍中の生物学の天才・篠原かをりと、「週刊少年サンデー」連載の奇才漫画家・麻生羽呂が描く新感覚のビジネス書。力か?速さか?毒か?…それとも?進化の過程で様々な武器を身につけてきた生物たちの「個性を強みにする生き方」をマンガで解説!
  • よし、わかった! いきものミステリークイズ

    よし、わかった! いきものミステリークイズ

    ビジネス・実用

    4.0
    1巻1,100円 (税込)
    「ザリガニはどこからおしっこを出す!?」 「ゾウの歯は何本でしょう?」 「ノコギリザメのノコギリはなんのためにある?」 「世界で一番力持ちの昆虫は?」 「イヌも猫舌である。○か×か?」 いきものに詳しいフムフム博士と助手のQ太くんと一緒に動物園・水族館・昆虫館・いきものと暮らすおうちをめぐって、雑学クイズにチャレンジ。楽しくクイズに答えて解説を読むだけで、いきものたちのミステリアスな生態を深く理解することができます。 間違い探しや脳トレ(なぞなぞ・判じ絵)のページもあって、遊びの要素がいっぱい。 クイズの作成・解説は、いきものが大好きで「日立 世界ふしぎ発見!」(TBS系)にミステリーハンターとして出演している、動物作家の篠原かをりさんが担当。 イラストレーター・田中チズコさんの描くいきものたちのかわいい絵も満載で、子どもから大人まで楽しめます。 【もくじ】 動物園クイズ 水族館クイズ 昆虫館クイズ おうちのいきものクイズ
  • LIFE<ライフ> 人間が知らない生き方

    LIFE<ライフ> 人間が知らない生き方

    ビジネス・実用

    3.7
    1巻1,526円 (税込)
    本書は、「生存戦略」がテーマのビジネス書。一味違うのは、動物たちの知られざる生態から、より人間らしい生き方を学ぼうということです。 週刊少年サンデーで連載の奇才漫画家・麻生羽呂氏、そして、生物学の天才・篠原かをり氏解説による、異色の「漫画」×「生物学」×「ビジネス書」です。 「イルカがジャンプをする3つの理由」「ナマケモノが実践しているお釈迦さまのような生き方」など、楽しくも深い世界をお届けします!
  • 歩くサナギ、うんちの繭~昆虫たちのフシギすぎる「変態」の世界

    歩くサナギ、うんちの繭~昆虫たちのフシギすぎる「変態」の世界

    ビジネス・実用

    3.0
    1巻1,760円 (税込)
    どうしてこんなふうに進化した!? 学校では教わらない昆虫の面白くて美しい生態の謎 効率重視! うんちを土台に美しい繭をつくるキノコバエ 子育て熱心! 幼虫に役立つミルクを分泌するアリのサナギ 天敵を警戒!? ブルンブルンと体をくねらせるチョウのサナギ ――テレビでも活躍中! 採集、飼育、昆虫食……、偏愛ぶりが大人気の昆虫研究家が語る 大胆なフォルムチェンジに隠された、驚きの生存戦略 〔もくじ〕 はじめに 第1章 一筋縄ではいかない変態の世界  昆虫に変態が必要なわけ  完全変態、不完全変態、無変態、過変態――変態にも種類がある  脱皮と変態は違うのか?  変態の謎を解く――「死への羽ばたき」実験  変態は小さな死からできている  サナギの中で起きていること  99%の昆虫が翅をもつ  幼虫は歩く消化管、成虫は飛ぶ生殖器  変態の謎①幼虫と成虫は同じ虫?  変態の謎②記憶は引き継がれるか?  変態の謎③サナギはコミュニケーションをとるのか? 第2章 昆虫たちのフシギすぎる変態20  ①正解で一番美しいサナギ・オオゴマダラ  ②成虫によく似たサナギのテントウムシ  ③世にも珍しい泳ぐサナギ・カ  ④身近な夏の風物詩・セミ  ⑤土の繭で過ごすウスバカゲロウ  ⑥女王バチと働きバチを分けるもの  ⑦冬のサナギと春のサナギに分かれるアゲハチョウ  ⑧サナギのまま大暴れするオオムラサキ  ⑨糸を紡ぐカイコ  ⑩脱皮したての白く美しいゴキブリ  ⑪ずーっと姿の変わらない無変態のシミ  ⑫サナギを乗っ取るハチ  ⑬立派な角を隠しもつカブトムシのサナギ  ⑭オスだけ変態するミノムシ  ⑮ミルクを出すアリのサナギ  ⑯サナギも光るホタル  ⑰50年幼虫で過ごすアメリカアカヘリタマムシ  ⑱カマキリモドキの歩くサナギ  ⑲キノコバエのうんちの繭  ⑳赤から緑になるコノハムシ 特別編 変態の様子を観察しよう!  幼虫を捕まえよう/アゲハチョウの変態の観察/クワガタの変態の観察/セミの変態の観察 おわりに
  • 昆虫最強王図鑑
    値引きあり

    昆虫最強王図鑑

    小説・文芸

    3.0
    1巻715円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 重量を同じにしたら、どの昆虫が最強なのだろうか? ヘラクレスオオカブト、ギラファノコギリクワガタ、オオスズメバチ、リオックら、24体の昆虫が、最強の座をかけて、バトルトーナメントを繰り広げる! コラムも充実の、エンタメ図鑑の大傑作。
  • コボックとふしぎな虫の樹

    コボックとふしぎな虫の樹

    小説・文芸

    -
    1巻1,540円 (税込)
    作家・文化昆虫学者の篠原かをりによる初の本格児童書。  「もしも、願いを叶えてくれる虫がいたら……」  舞台は、樹齢100年を超える桑の木がある区立花が森小学校。この桑の木には、心に強い願いを持つ人の願いを叶えてくれるという、ふしぎな噂があった。  願い樹を守る新人の守り人・コボックは、大きなウロから、それぞれの願いに合った虫たちを送り出してくれる。虫たちは子どもたちの願いを叶えようと奮闘するが、その力には守らなければならないルールがあり、約束を破ると虫は害虫へと姿を変えてしまうのだった。  害虫化した虫による事件をきっかけに、願い樹の秘密とコボックの存在を知った幼なじみ3人の「むし部」。学校で不可解な事件が起こるたび、虫の仕業ではないかといち早く気づき、害虫化した虫を止めるため奔走する。  擬態や寄生など、願い樹の力によって増幅された虫たちの生態が引き起こすふしぎな事件に、「むし部」の3人が挑む。虫たちの驚きの世界が詰まった、物語を楽しみながら昆虫の魅力にも触れられる新シリーズ、ここに開幕!  <親子で楽しめる! 本書の特徴>  1)昆虫の生態が、そのまま物語に!  登場する虫はすべて実在する昆虫。ナナフシの擬態、ゲンゴロウの泳力、オニヤンマの複眼など、それぞれの虫が持つ本来の生態が、物語の中でふしぎな事件を引き起こす。楽しみながら、昆虫たちの驚きの力やしくみを知ることができる。  2)各話の最後には「むし部調査ファイル」を収録  物語に登場した昆虫を、イラスト付きでわかりやすく紹介。読んだ後に「本当はどんな虫なんだろう?」という疑問にも答え、物語と図鑑の両方が楽しめる。  3)本編はすべての漢字にふりがな付き  本編は全漢字ふりがな仕様。小学校中学年はもちろん、低学年でも読みやすく親子で一緒に楽しめる。  4)親しみやすいイラストで読みやすい イラストは、イラストレーターとして活躍中のこむぎが担当。キュートなキャラクターたちが物語を彩り、虫や読書が苦手な子どもでも楽しく読み進められる。
  • 見つけたら神! すごレア虫図鑑

    見つけたら神! すごレア虫図鑑

    ビジネス・実用

    -
    1巻1,540円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【家の近所にもいるかも!? 専門家が「見つけたらすごい!」というレアな虫たちをまとめた“おもしろ虫図鑑”が誕生!】 日本だけでも多くの種類がいる“虫”。昆虫から害虫までさまざまいますが、その中でも『その辺にいるにはいるけど、あまり見かけることのない“レアな虫”』がこの世にはたくさん存在します。 伝説級にいない『オオクワガタ』をはじめ、鮮やかな青が映える『オオムラサキ』、水辺を飛行する巨大なトンボ『オニヤンマ』、さらには超レアな“ゴキブリ”まで!? 意外と近くにいるのにあまり見たことがない虫を専門家がレア度と共に解説します。また、冬にしか見られない虫を探したり、『公園でこの虫を3体見つけ出せ!』というようなミッションもあり、近所の公園を散策するだけでも楽しめます。 四葉のクローバー以上に見つけたらレアな虫たちをあなたも見つけてみませんか? 子どもと親子で出かける際にも楽しめる一冊です。
  • フムフム、がってん! いきものビックリ仰天クイズ

    フムフム、がってん! いきものビックリ仰天クイズ

    ビジネス・実用

    -
    1巻968円 (税込)
    「なぜ動物園のゴリラはうんこを投げるのでしょう?」 「ウシが好きな音楽はなんでしょう?」 「タコの心臓はいくつあるでしょう?」 「ペンギンの卵をゆで卵にすると白身は何色になる?」 「クモが酔っ払う飲み物は?」 ……などなど、いきものに詳しいフムフム博士と助手のQ太くんと一緒に動物園・水族館・昆虫館をたずねて、博士の出題するいきものクイズにチャレンジ! クイズに答えて解説を読めば、びっくり&おもしろい雑学が自然と身につき、いきもの博士に! 動物園クイズの章扉は「迷路」、水族館クイズの章扉は「間違い探し」、昆虫館クイズの章扉は「かくし絵」になっていて、遊びの要素がいっぱい。 クイズの作成・解説は、いきものが大好きで「クイズプレゼンバラエティーQさま!!」(テレビ朝日)、「篠原かをりのいきいきプラネット」(ニッポン放送)ほか、テレビやラジオで活躍するクイズ女王の篠原かをりが担当。 オールカラーのかわいいイラスト満載で、子どもから大人まで楽しめます。 お子さんとのおでかけのお供にぜひ!

ユーザーレビュー

  • 地図はない、目的地もない、でも迷子ではない

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    本を読んでいてクスクスと笑う、そんな時間を久方ぶりにした。
    最後まで非常に楽しく、あっという間に読めてしまい、彼女から紡がれる言葉のセンスや響き、時折覗かせるチクチクとしたセンス、そしてユーモアあふれる家族とのエピソードが大変良く、本書を読み終わる前に他の著書まで調べてしまったほど面白かった。
    彼女を始めて認識したのは「世界ふしぎ発見!」で、当時の彼女の紹介を見て、これはこの番組に選ばれるわけだ、と思った印象が深く、自分の好きなことを貫いてい芯のある女性としての印象ばかり残っていた。
    しかし、文章の中で紡がれる言葉の中には様々な、私には想像できなかった濃厚な瞬間を何度も過ごしながら形成されたものであるとも感じた。
    この本を読む事で、きっと彼女のことを知らない人も好きになるような作品。
    おすすめの一冊として間違いなく上位に君臨した。

    0
    2026年06月26日
  • 地図はない、目的地もない、でも迷子ではない

    Posted by ブクログ

    読んでいて、すごく素直な方なんだろうなと感じた。
    ものの捉え方が個性的で、でも周りに合わせたりそれを卑下したりするのではなく、篠原さんの感性が生き残ったままで、愛らしくふふっと笑ってしまう箇所も多かった。
    自分の弱さも強みも認めていて将来を明るく捉えている感じがして、自分も前を向くことができた。

    0
    2026年06月08日
  • 雑学×雑談 勝負クイズ100

    Posted by ブクログ

    問題はやや難しめ。知っているものと知らないものが半々くらい。
    雑談パートが面白い。素敵なご夫婦だなと感じられる、よい本でした。

    0
    2026年05月16日
  • 地図はない、目的地もない、でも迷子ではない

    Posted by ブクログ

    ところどころ、声を出して笑ってしまった。
    著者については「昆虫に詳しい人」「好きなYouTuberの配偶者」、失礼ながらそれくらいの認識しかなかったが、エッセイが出ると聞いてからは、早く読みたくて仕方がなかった。
    なんとかして、著者と友達になれないだろうか…
    会話をしてみたい。



    0
    2026年04月26日
  • ネズミのおしえ ネズミを学ぶと人間がわかる!

    Posted by ブクログ

    パリのドブネズミを遠くから観察するのが好きだから、今超面白いネズミ本読んでるんだけど、著者の篠原かをりさんは宝塚が好きらしい。アツい

    篠原かをり(しのはら・ かをり)
    神奈川県横浜市出身[3][4]。横浜雙葉小学校、横浜雙葉中学校・高等学校卒業[5]。慶應義塾大学環境情報学部卒業[6]。慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科修士課程(先端生命科学プログラム)修了[7]。日本大学大学院芸術学研究科博士後期課程在籍中[3]。

    動物作家、昆虫研究家(専門:昆虫産業)、慶應義塾大学SFC研究所上席所員。日本大学大学院芸術学研究科博士後期課程 在籍中。幼少の頃より生き物をこよなく愛し、自宅でネズミ、タランチュラ、フクロモモンガ、イモリ、ドジョウなど様々な生き物の飼育経験がある。昆虫や動物、クイズをテーマにした著書も多数。TBS「世界ふしぎ発見!」のミステリーハンター、NTV「嗚呼!!みんなの動物園」動物調査員など、テレビやラジオでも活動している。

    最も代表的なのが、近年動物園の人気者として確固たる地位を築いているカピバラだろう。  彼らはネズミの仲間の中で最も大きな動物である。体長は100センチ、体重は最大で50~60キログラムと、日本人の成人女性の平均と同じか、それ以上ある巨大ネズミだ。  カピバラの大きさは体の大きさだけにとどまらない。彼らはその大きな体と同じくらい大きな心を持った動物だ。そんな生態も関係あるのかないのかわからないが、「カピバラ」という名前は、現地の言葉で「草原の支配者」という意味だという。彼らはそののどかな見た目に違わず、とても穏やかな性格をしている。10頭~20頭の群れで生活し、メスは自分の子供でなくても群れの子供に分け隔てなく授乳し、共同で子育てをする。  ずんぐりした体型も、実は意外なほど筋肉がついたアスリート体型で、本気を出すと時速50キロのスピードで走ることもできるのだ。カピバラが本気を出せば、一般道で車と並走できるというわけだ。住宅街や商店街で爆走すればスピード違反ともなりかねない。  そんな彼らは、ほかの様々な種類の動物から愛されている姿が世界各地で目撃されている。ある動物保護施設では、カピバラが犬の代理母を務め、子犬たちから慕われているだけでなく、その保護施設にいる亀や鳥や馬といった多くの動物に愛されている。  正直なところ、人間以外の動物がほかの動物を愛しているかどうかを正確に測る術はない。しかし、弱肉強食が絶対的な掟として君臨する動物社会において、カピバラは並外れてほかの種類の動物を惹きつけている様子が目撃されているのだ。  カピバラは牙や爪といった強い武器を持っていない。ただただ優しい佇まいがあるだけだ。それ故、他の動物が彼らを恐れないのかもしれない。はたまたネズミとしては異例とも言えるその巨軀がカピバラ自身に他者を和ませる落ち着きを与えているのかもしれない。いずれにしても、それこそがカピバラの立派な強さなのだと思う。

    「カピバラだけではなく、よく知られた大きなネズミがいる。  日本では馴染みが薄いが、ビーバーもネズミの仲間だ。体長は 80 ~ 120センチ。体重は 25キログラム前後とこれまたかなり巨大なネズミである。  その大きさや見た目からは意外かもしれないが、ネズミの仲間である齧歯目の中でも、ヤマアラシよりもドブネズミやハツカネズミといった、いわゆるネズミに近い動物であることが遺伝子解析によって近年、判明した。  ビーバーの特徴といえば、大きな前歯とうちわのように平たい尻尾だ。河川や湖に住んでいるため、独特な尻尾を舵やオールのように用いて上手に泳ぐ。  彼らには一つの大きな人間との共通点があると言われている。それは自分の力で周りの環境を意図的に変えることだ。これは人間とビーバーだけの特徴であると言われている。  住むのに適当な土手があれば巣穴を作って住み込むが、適当な場所がない場合は、丈夫な前歯で木を切り倒してダムを作る。木や泥で水の流れをせき止めて、住むのにちょうど良い池を作るのだ。  彼らが周囲の環境を変えることで良い結果を導くこともあれば、悪い結果を招いてしまうこともある。これもビーバーと人間の共通点かもしれない。  ビーバーが木々を倒しすぎたことで川の氾濫が増え、ビーバー駆除に踏み切った地域もある。その一方で、彼らが作ったダムの貯水能力のおかげで、水温が一定に保たれて生態系の保全につながったという研究もあり、イギリスでは洪水対策の治水事業にビーバーの力を借りる試みをしている自治体も存在する。  ネズミは小さくて無力な生き物というのはおそらく思い込みにすぎないだろう。世界には大きなネズミもいろんな強さを持ったネズミも存在するのだ。」

    —『ネズミのおしえ ネズミを学ぶと人間がわかる!』篠原かをり著

    「貯蔵した穀物を食べたり、疫病を媒介したりすることから、どちらかというと悪いイメージを持たれがちなネズミだが、歴史的に人間から常に嫌われていたわけではない。むしろ、ネズミは可愛らしい生き物と見られていたことも多いし、幸運の象徴や神の使いとして神聖視されるケースもあるほどだ。  現在確認されている中で、ネズミというフレーズを「うつくし(いとしい)」という意味で用いたのは、平安時代に娘 4人を相次いで宮中に送り込み、絶大な権力を手に入れたことで知られる藤原道長と考えられている。藤原道長といえば、「此の世をば/私が世とぞ思う/望月の/欠けたることも/なしと思へば」という和歌が有名であるが、実はネズミに関する歌も詠んでいる。」

    —『ネズミのおしえ ネズミを学ぶと人間がわかる!』篠原かをり著

    「その後、「だいこく」つながりというおおらかな理由で、神道では出雲大社に祀られている「大国主命」と同一視され、より穏やかな印象の強い日本風の大黒天像が確立したのである。  また、『古事記』には、大国主命が火に囲まれて逃げ場を失った際に、ネズミが現れてかくれる場所を教えたという話があり、これもまたネズミを神聖視する要因となったと考えられている。  大国主命は大変人気のある神様なので、日本各地に神社があり、その中には「子」の名前を冠した神社や、狛犬ならぬ「狛ネズミ」が出迎えてくれる神社も存在する。  もちろん、これらの時代においてもネズミを不吉な兆しと捉えたり、悪いものの例えに使っていたりするケースは多く見受けられる。しかし、ネズミを嫌う人がいる一方で、いつの時代もネズミの愛らしさに惹きつけられてきた人がいたということだ。」

    —『ネズミのおしえ ネズミを学ぶと人間がわかる!』篠原かをり著

    「世界でもネズミは嫌われたり愛されたり、ともかく人々の関心を集めている。  有名な例としては「ガネーシャ」が挙げられる。ガネーシャは 4本の腕をもち、ゾウの頭をしたヒンドゥー教の神様だ。このガネーシャはネズミを乗り物としている。  元々はガネーシャが退治した悪魔をネズミの姿に変えたものと言われているので、ネズミ自体は良くないイメージであったが、ガネーシャの乗り物になっているということで神聖視されることもある。  巨大なピンクのガネーシャ像があることで有名なタイの寺院ワット・サマーン・ラッタナーラームでは、ガネーシャ像の周りに7つのカラフルなネズミ像が設置されていて、自分の誕生日の曜日カラーのネズミにお願いごとをすると、ネズミがガネーシャに取り次いでくれると人気を呼んでいる。」

    —『ネズミのおしえ ネズミを学ぶと人間がわかる!』篠原かをり著

    「ほかにも、ネズミを語る上で欠かせないのが、インドのカルニ・マタ寺院だ。ここは世界でも類を見ないほどネズミを愛する寺院である。この寺院で祀られているカルニ・マタという女神が、亡くなった子供たちをすべてネズミの姿で甦らせたという伝説から、ここではネズミを神聖な生き物として大切にするようになった。なんと、この寺院では 2万匹ものネズミが放し飼いにされており、そこら中を走り回っている。この寺院でネズミにミルクや食べ物を供え、ネズミに祈ることで、本人や家族だけではなく社会に幸せがもたらされると長く信じられているのだ。」

    —『ネズミのおしえ ネズミを学ぶと人間がわかる!』篠原かをり著

    「縄文時代の人間の居住跡に残るネズミの歯の化石は、私たちの祖先がどのように文明を発展させてきたか知る上で貴重な手がかりとなる。人類史を知る上で、ネズミの研究は非常に大きな役割を果たす。  そして、長い生命科学の歴史の中でも、私たちはネズミから多くのことを知り得てきた。  ネズミは実験動物の王様である。  人と同じ哺乳類であり、繁殖力に優れ、寿命は 2年程度と短く世代交代も早い。おまけに小さいので飼いやすく餌代も少ない。  公益社団法人日本実験動物協会の調査によると、実験動物として、圧倒的多数を占めるのがハツカネズミであるマウスだ。二番目がドブネズミであるラット。続いてモルモット。すべてネズミの仲間だ。ほかにもハムスターやスナネズミといった齧歯目が実験動物になっている。」

    —『ネズミのおしえ ネズミを学ぶと人間がわかる!』篠原かをり著

    「でも、今日の私たちがこれだけ多くの生命科学の知見を得ることができたのは、数かぎりないネズミのおかげにほかならない。  私たちは自分たちについて知りたいときに、まず、ネズミに教えてもらうのだ。」

    —『ネズミのおしえ ネズミを学ぶと人間がわかる!』篠原かをり著

    「犬を飼っている人は、散歩中に犬が振り返り、まるで人間のように満足そうに微笑むのを見たことがあるだろう。  飼い主と十分信頼関係を結んだ犬は、飼い主と見つめあうとオキシトシンと呼ばれる幸せホルモンが分泌されることがわかっている。これは犬の祖先であるオオカミには見られない現象だ。優しく微笑み返してあげよう。」

    —『ネズミのおしえ ネズミを学ぶと人間がわかる!』篠原かをり著

    「私たちは自分が辛くなくても、誰かの辛さを自分のものとして悲しむ力を持っている。この力の名前は「共感」だ。  私たちは共感によって社会を発展させてきた。誰かの喜びを自分のことのように喜べる人の人生には、幸福が多いだろう。誰かの悲しみに寄り添って悲しめる人は、多くの友人を得るだろう。  他者の感情が自分にもたらす直接的な利益は、目には見えにくい。誰かが美味しいものを食べていたって、自分のお腹は膨れない。でも、美味しいと喜ぶ人を見て嬉しい気持ちになるから、私たちは食卓を囲む。」

    —『ネズミのおしえ ネズミを学ぶと人間がわかる!』篠原かをり著

    「人間は個の力で見たときにはあまり強くない生き物であるが、集団になったときの力は他の追随を許さない。血縁関係や利害関係の異なる多くの個体と暮らす上で、人間は個を超えて、集団としてある程度感情をリンクさせる必要があったのだ。」

    —『ネズミのおしえ ネズミを学ぶと人間がわかる!』篠原かをり著

    「人に近い社会性を持つ動物でいうと牛がいる。  牛には縦の関係と横の関係がある。上下関係とは到底無縁に見えるのんびりした牛たちの社会は、実は階級社会だ。餌を食べるのは決まった偉い牛からである。しかし、牛たちにはそれぞれ親友も存在する。いつも寄り添い、一緒にいるだけでストレスが軽減されてお乳の出が良くなるような素敵な親友だ。おそらくここには共感の力が関係している。」

    —『ネズミのおしえ ネズミを学ぶと人間がわかる!』篠原かをり著

    「当然ながら、極力苦痛や恐怖を感じることなく生きたいものである。それにもかかわらず、ネズミは本来感じる必要のない不快感を共感によって感じるのだ。ポジティブな気持ちならまだしも、ネガティブな気持ちにも共感する力がネズミから人間まで退化しないどころか、むしろ進化して備わっているということは、共感によるデメリットよりもメリットが大きいことを意味する。  そして、共感するだけではなく、他者の気持ちに寄り添う行動を見せるものもいる。一夫一妻制のプレーリーハタネズミのつがいの片方にだけショックを与える実験をしたところ、ショックを与えられていないほうのプレーリーハタネズミが熱心に相手の毛づくろいを行い、慰めるような行動を行うことがわかった。」

    —『ネズミのおしえ ネズミを学ぶと人間がわかる!』篠原かをり著

    「画一的な集団は、変化に対応することが難しい。共倒れになってしまうからだ。だから、初めは分裂して自分のクローンを作って増えてきた生き物たちは、有性生殖を始め、多様性という武器を獲得した。  私たちはみんなどこか似ていて、それでいてまるっきり違う。親子でも双子でも、友だちでも他人でも、ほかの生き物でも。誰かの喜びや悲しみに共鳴するこの心は、同質じゃない私たちが自分の強さを発揮して生きるためにあるのだ。」

    —『ネズミのおしえ ネズミを学ぶと人間がわかる!』篠原かをり著

    「しかしながら、前述の通り、元をたどれば今日の私たちが見るシリアンハムスターは、みんな親戚同士である。齧歯目の繁殖力の強さを痛感するだろう。なにせ、地球上で最も繁栄しているのはこの齧歯目の仲間だからだ。力の弱さを数で補うのが齧歯目流である。  マウスやラットといったネズミは群れで生活している。ドブネズミ(ラット)といえば、下水道にわらわらと複数で生活しているイメージもあるのではないだろうか。飼育しているとよく喧嘩をしているのを見るが、意外に仲間といることを好む動物なのである。」

    —『ネズミのおしえ ネズミを学ぶと人間がわかる!』篠原かをり著

    「私たちもネズミ同様に孤独に弱い生き物だ。それは進化の過程において集団生活を営んでいるほうが生き延びやすかった経験が私たちの遺伝子に根を下ろし、孤独に対して不安や苦痛を感じさせているのである。  私たちの孤独感は時代とともに少しずつ変わっている。家族という群れの大きさは核家族化によって小さくなっているが、テクノロジーの進化に伴い、遠く離れた人とでもコミュニティーを作ることが容易になった。協力して狩猟や採集を行わなくても、食べ物を手にいれることができるようになった。  私たちも個体差に合わせて孤独と集団を自分の意思で自由に選べる新しい生態を獲得している最中なのかもしれない。  ネズミも人もおおよそ孤独に弱い生き物であるが、例外は必ずあるのだから。」

    —『ネズミのおしえ ネズミを学ぶと人間がわかる!』篠原かをり著

    ウォルト・ディズニーは言った。 「夢を求め続ける勇気さえあれば、すべての夢は必ず実現できる。いつだって忘れないでほしい。すべて1匹のネズミから始まったということを」  夢は叶えようとするかぎり、その道の先で待っている。しかし、それができなかったからと言って、自分を責めすぎる必要はない。  なんと言ったって、ネズミも諦めるのだから。  そして、諦めるまでのスピードも個体によってかなり差がある。  そのため、この諦めている時間の長さを計測する、強制水泳という行動実験がある。ラットやマウスを脚がつかない深さの水に入れると、最初のうちは泳いだり、壁をよじ登ろうとするなど生存のための逃避行動をとるが、次第に動きが少なくなって無動状態になるのだ。こうなると、ただ試験時間が終わるのを待つばかりである。  これがネズミの「諦め」であると定義され、無動状態の長さがうつ状態の指標として用いられている。

    そんな人間にもほかの動物と比較して得意なことがいくつかある。上手投げの投擲、いわゆるボール投げができるのは人間だけだし、汗で体温をコントロールできるため、暑さには滅法強い。そして何と言っても、特筆すべきは諦めずに歩き続ける力である。  私たちの祖先がどのような道をたどって今に至るか、完璧に解明されているわけではないが、推測されるに落ちこぼれの猿であった。  気候変動によって森林が後退し、我々の祖先は元いた地で十分に餌を得ることができなくなった。樹上での生活を諦め、できるだけ多くの餌を求め、運搬するために二足歩行を始めたのだ。  このとき、この歩く能力こそが人間を人間たらしめることになるとは、誰も思わなかったはずだ。


    歩くとスッキリするのは人間の本来の力を取り戻したからなのか。

    もしかしたら、自分がした小さな親切は知らないところで何倍にも広がっているのかもしれない。  親切は決して目減りしないのだ。  たまに裏目に出てしまうことがあっても、心の赴くままに手を差しのべ続けることだけが、この世界の優しさの総量を増やすのではないだろうか。

    恥ずかしながら、嫌いな動植物の少なさを人間で帳尻合わせしているかのように、苦手な人間のタイプが多い人生を送ってきた。  身近な人には被虐的なのに、異国に学校を建てたりすることには興味を持つタイプの若者、思わせぶりな仕草で半熟の恋心をたくさん飼い殺す女性、  古代の価値観を信奉し、SNS生態系の中で吠えている壮年、  人気商品を定価で買い占めて、高価で販売する逆生産者……。  パッとしない天敵ばかりだが、列挙すればきりがない。食物連鎖から外れた人間にも、人間内で固有の食物連鎖があるのかもしれない。もしかしたら、縄張り争いという可能性も考えられるが、いずれにせよ、敵のレベルは自分からさほど遠くないことが多い。

    ネズミは生まれつき、猫やキツネといった天敵の匂いを恐れるようにプログラムされている。  遺伝子操作によって嗅覚を司る神経回路の一部を遮断されたネズミは、猫を恐れなくなる。ほかの嗅細胞の働きによって猫の匂い自体を感知することはできるし、訓練すれば猫の匂いを恐れるように教え込むことはできるが、先天的に猫を恐れることはできなくなってしまうのだ。  そして、不思議なことに、ネズミは猫の匂いを感知すると痛みを感じづらくなる。  これは、もし天敵に襲われたときに怪我の痛みを気にしていると逃げ損ねる可能性が高くなるため、天敵の近くにいるときは一旦痛みを感じにくくする機構だと考えられている。

    これらの天敵に対するメカニズムはネズミ特有のものである可能性もあるが、私たち人間も持ち合わせているメカニズムである可能性も大いに考えられる。  恐怖や苦手は生き延びる武器として重要な役割を果たしてきた感情であるが、もはやもっともな理由もない個人的な嫌悪に関しては、極力、次世代に引き継がせたくないものである。  メスが子孫の遺伝子にトラウマ体験を引き継ぐという研究結果はまだ存在していないが、人間の場合、次世代に伝える手段が遺伝子以外にもたくさん存在している。  苦手な人や物の克服はなかなか困難であるが、諦めずに克服していくという気概は持ち続けたいし、せめて次世代の前では苦手なものなんてないような顔をしていようと思う。

    多くのネズミは異性のタイプに対して無頓着だ。  なぜなら、非力で小さく寿命の短いネズミにとってのたった一つの武器は、増えることだからである。  マウスの場合は、約2か月で妊娠が可能になる。妊娠すると、ハツカネズミの名前の由来となったように、約20日間の妊娠期間を経て5匹~12匹程度の子供を産む。まさにネズミ算式に増えてゆくのだ。もちろん、ネズミの天敵は多いので生まれたネズミすべてが次世代に子孫を残せるわけではないが、地球上にいる哺乳類4000種のうち、2000種がネズミの仲間であることを考えると、ネズミの戦略は成功したと見て良いだろう。

    ネズミは次世代に残す遺伝子に関して質より量の戦略をとっているため、慎重に相手を選ぶ必要があまりないと言える。いくら質より量とはいっても、メスは妊娠や子育てに相応のリスクを背負うため、気に食わないオスを拒む行動もある程度見られるが、ネズミのオスに関しては一切異性を選ぶ必要がないと言える。  私たち人間は、パートナーとなる相手を選ぶことにかなり強いこだわりを持った動物だ。一夫一妻制をとっている場合が多く、男女で共同して役割分担し、少数の子供を長い期間育てる生態を持っているからである。

    案外、人間も似たようなものではないだろうかと思う。  はっきり言って、私たちもほとんどの人間を見分けているとは言えないだろう。かぎられた人生の中で、よく知ることができるのは全体の中のわずかな人にすぎない。個を見分ける能力によって、ある個体を特別なものと認識することが、愛の始まりなのかもしれない。  もちろん、人間の場合は容姿やら性格やら学歴やら財力やら趣味やら、様々な要素を重視して相手を選ぶと皆口にはするが、条件が最も良い人に全員が群がるというわけでもない。  自分のパートナーだからこそ愛するというケースは決して珍しくないだろう。  自分に恋い焦がれているハンサムな石油王だろうが、性格の良い美人モデルだろうが、それよりもパートナーのほうが良いという人もたくさんいる。

    科学の世界だけではなく、私たちの社会において何かが誤りだったと判明することはとてつもなく大きな進歩だ。変えるという選択肢を生み出すからだ。  科学は多くの研究者の不断の努力と好奇心によって常に更新されている。これからは、オスのマウスだけを使った実験ではわからないことがメスのマウスによって次々にわかるようになるだろう。  2017年には、メスのマウスの社会的敗北ストレスモデルが確立された。社会的敗北ストレスモデルとは、ほかのマウスに敗北したことによって不安が高まったり、睡眠パターンがおかしくなったりする状態を人為的に作り出したマウスのことで、主にうつ病や不安障害の研究に用いられている。

    私たちの中には太りやすい人もいれば、太りにくい人もいる。当然、顔も性格も、生き方も考え方も違う。 それなのに、「瘦せていることが、美しさにおける唯一無二の正解である」、という価値観を多くの人々で共有してしまっているのが大きな問題である。若い女性だけがその当事者になっていることも問題だろう。そして、これは当事者である若い女性だけの問題ではない。みんなで解決してゆく問題だ。 美しさは多岐にわたるため、定義することは難しいが、美しさとは、自分らしさを愛することから始まるのではないかと思う。ニシキオオツバメガは「世界で最も美しい蛾」の異名を持つけれど、そんなの人の勝手にすぎない。オオミズアオの澄んだ美しさや、シンジュサンの渋みの美しさだって同じだけ価値がある。 「ドブネズミみたいに美しくなりたい」と、外見の美しさではなく内面の美しさを歌い上げた素敵な曲があったが、一つ補足するならば、ドブネズミの美しさだって写真に映える。ドブネズミの美しさがまだわからない人がいるだけだ。 人の数だけ、生き物の数だけ美しさはあっていいはずだし、誰かの決めた正解のために自分らしさや健康を削って規格通りを目指す必要はない。

    日本では猫の好物といえば、魚だ。鰹節をご飯にかけたものは「猫まんま」と呼ばれるし、キャットフードも魚フレーバーのものが多い。  アメリカやイギリスでは、猫の好物はチキンである。キャットフードも牛やチキンなどが主流の肉食派だ。フランスでは、鴨肉やジビエなど、人間顔負けのグルメなキャットフードも数多く発売されている。野生の猫も小鳥を食べるからこの辺はあまり意外性がないかもしれない。  噓のような話であるが、インドでは猫の好物はカレーだとされている。猫舌にスパイシーなカレーは少々厳しそうな気もするが、インドの猫は確かにカレーをよく食べるらしい。  そして、イタリアの猫はパスタ好きだ。細長い麺も器用にすすって食べるのだとか。  つまり、それぞれの国に住む人が自分たちの食事から適当に分け与えたものを猫が食べるから、好物だと思い込んでいるらしい。  海外育ちの猫はたとえ種類が日本猫であっても、魚を好むようにはならないようだ。反対に、エキゾチックな見た目のシャム猫だとかロシアンブルーだとか、外国にルーツを持つ猫でも、子猫のときから日本で育てば魚を好むように育つという。思い込みから始まるとはいえ、猫は育った国によって実際に嗜好を変える。

    アルコールなしでは腹を割って話せない人を軽蔑する人の気持ちもわかるが、事実、アルコールがコミュニケーションを円滑にする可能性がマウス実験によって示されている。  東京大学の研究グループによって、アルコールの一種であるエタノールを投与されたマウスは、仲間の痛みに対して通常より強く共感を示し、自分が痛みを受けたときのものに類似した神経活動になることが確認されたのだ。  エタノールが体内で「絆ホルモン」「幸せホルモン」と呼ばれるオキシトシンによく似た働きをすることで、このような現象が起きるのだ。

    著者は短い寿命を持つネズミと暮らすことで2年という年月の短さを実感している。2年というあっという間に過ぎ去ってしまう時間が、どれほど尊く濃密で、愛情を育むのに十分な時間であるか、ネズミが教えてくれる。  私たちは一般的なネズミの40倍近い寿命を持っている。それなのにと言うべきか、それだからと言うべきかわからないが、人間は今以上に生きることに強い関心を抱いている。

    しかし、近年、ある重要任務を行うネズミが登場したのだ。それは、地雷除去である。  この偉大な職務についたのは、私たちが身近で見るようなドブネズミやハツカネズミよりもずっと大きなアフリカオニネズミというネズミだ。見た目は私たちがよく見るネズミに似た、いかにもネズミ然としたネズミだけに、写真で見るとなかなかインパクトが大きい。体長は25~45センチメートル、尻尾の長さも40センチメートル前後ある。非常に賢く、寿命も8年とネズミの仲間にしては長いため、仕事を覚えさせるのにうってつけなのだ。  訓練されたアフリカオニネズミは、抜群の嗅覚でわずかな火薬の匂いを嗅ぎ取り、地雷の埋まっている地点をひっかいて教えてくれる。心配はいらない、ネズミは体重が軽いので地雷を踏んでも爆発させることがない。NGO組織のAPOPOによって1997年に始まったこの活動で、まだ1匹も犠牲は出ていない。  人間が金属探知機で地雷の探索を行うと命の危険が伴うし、多大な時間や費用がかかってしまう。人間が200平方メートルの場所を探索するには4日かかってしまうが、このアフリカオニネズミはなんと20分で終えてしまうという。  このプロジェクトが始まった頃、アフリカのモザンビークは世界でも最悪級の地雷汚染国であったが、人間やネズミの活躍により2015年には地雷完全撤去が宣言された。

    そして、彼らの活躍の場はさらに広がりつつある。  なんと、結核診断を行っているのだ。日本では感染率・死亡率が大幅に減少した結核であるが、それでも年間2万人が発症しているし、世界に目を向けると死亡者数が多い疾患のワースト2位だ。結核の死者のほとんどは貧しい国々であるため、高価な設備や十分な技能を持った検査技師を揃えることが難しい環境にあり、多くの結核症例が見落とされてしまっている。  そんな中、低コストで結核を診断できる可能性のあるアフリカオニネズミは、希望の光となっている。  アフリカオニネズミは、結核菌が含まれる唾液の匂いを嗅ぎ分けることができる。人間だと1日がかりの作業となる50サンプルの検査を、8分で終わらせることができるという。

    社交的、内向的、楽天的、悲観的、誠実、不誠実、謙虚、傲慢、柔軟、意固地、明るい、根暗、神経質、大雑把、おおらか、短気……。人間の性格を表す言葉は、挙げればきりがない。「性格が良い」と「良い性格をしている」は、こんなにも似た言葉なのに指す意味は真逆だ。  言葉になっている要素だけで気が遠くなるほどたくさんある。さらに、これらのいろいろな要素がいくつも組み合わさって一人の人間が出来上がる。  ある人は内向的で誠実で神経質だったり、ある人は明るくて大雑把で短気だったりする。ある点では楽天的だけれど、ある点では非常に悲観的というような、一人の人の中に相反する二つの性質が同居することも決して珍しくない。

    あまりに多くの要素があるので、どれだけたくさんの人と出会っても自分と一つ残らず同じ性格の人や、自分と一つも合致した部分がない人に出会うことはまずないだろう。それは血縁関係もないのに、自分とまるっきり同じ顔をした人に出会うよりも難しいことだ。  いろんな性格があれば、当然、自分と合わない人もいる。嫌なことばかり言ってくる人もいるし、自分のほうが上に立っていると誇示せずにはいられない人もいるだろう。そんな人を前にすると、こんなに意地悪である必要はないのにと思うけれど、忘れてはいけないのは、嫌いな奴も多様性の一端を担っているということだ。

    0
    2025年12月23日

新規会員限定 70%OFFクーポン 今すぐGET