あらすじ
不器用で生きづらくても周りと違ってもいい。あなたはずっと誰かのかわいい人だから。
この原稿を書いている今日、初めてペットボトルの正しい開け方を知った。
この日まで、ずっと小指と薬指で開けていたから、薬指の付け根のタコが痛くて、ペットボトルという容器がうっすら嫌いだった。
今は、毎日何かをうっすら嫌わなくて済むことの心地よさを噛み締めている――
博識で屈託のないキャラクターで親しまれている篠原かをりさん。小学校時代は学校が嫌いで不登校だったり、落とし物ばかりしていたり、周囲との違和感を感じていた。実はとても不器用でコンプレックスも多かったという。
それでも、ユニークで情愛深い両親や、一生つきあっていきたい友人達、生涯の伴侶と出会い、「動物が好き」「昆虫が好き」と好きなことを追求して今の自分にたどり着いた。
彼女ならではの個性あふれる視点で日々の出来事や、愛情あふれる子育て、自身にとっての理想の家族のあり方などを綴る。
作家・文化昆虫学者の篠原さんが、初めてパーソナルな面ををつまびらかに著したエッセイ集。
ファンのみならず、将来に不安を感じる若い世代、子育て中の方にもぜひ薦めたい一冊。
【内容】
人生が始まる音がした
結婚のこと
君につなげるための物語
病めるときも健やかなるときも
好きになるために生まれてきた
改姓のこと
来れネクストジェネレーション
世界ふしぎ思い出グルメ
さよなら大好きな人
拝啓 明日の私へ
男装の変人
まだ見つけられるのを待っているふしぎがある
I’llbeback.
GoodMorningtoAll.
ただいま世界
人生でしたい100のコト
新メンバーを紹介するぜ
タランチュラが死んだ日
人間の警戒色
人生で一番高い買い物
得意じゃないことをやるという特技
クリスマスが帰ってきた
来年はどんな年にしようか
100周年まで愛を込めて
目に見える笑い声
手紙 ~拝啓十四の君へ~
宇宙の果てまで、君はかわいい
Dr.Shinoharaと呼ばれたい
ホットパンツ、何歳まで穿いていい?
世界一の目玉焼きを作りに
何かを育てている
父と子と私
今日も劇場の前で
来世で猫を飼う
「そのとき」が入学式
その腕は誰かを守るために
あとがき
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
本を読んでいてクスクスと笑う、そんな時間を久方ぶりにした。
最後まで非常に楽しく、あっという間に読めてしまい、彼女から紡がれる言葉のセンスや響き、時折覗かせるチクチクとしたセンス、そしてユーモアあふれる家族とのエピソードが大変良く、本書を読み終わる前に他の著書まで調べてしまったほど面白かった。
彼女を始めて認識したのは「世界ふしぎ発見!」で、当時の彼女の紹介を見て、これはこの番組に選ばれるわけだ、と思った印象が深く、自分の好きなことを貫いてい芯のある女性としての印象ばかり残っていた。
しかし、文章の中で紡がれる言葉の中には様々な、私には想像できなかった濃厚な瞬間を何度も過ごしながら形成されたものであるとも感じた。
この本を読む事で、きっと彼女のことを知らない人も好きになるような作品。
おすすめの一冊として間違いなく上位に君臨した。
Posted by ブクログ
読んでいて、すごく素直な方なんだろうなと感じた。
ものの捉え方が個性的で、でも周りに合わせたりそれを卑下したりするのではなく、篠原さんの感性が生き残ったままで、愛らしくふふっと笑ってしまう箇所も多かった。
自分の弱さも強みも認めていて将来を明るく捉えている感じがして、自分も前を向くことができた。
Posted by ブクログ
ところどころ、声を出して笑ってしまった。
著者については「昆虫に詳しい人」「好きなYouTuberの配偶者」、失礼ながらそれくらいの認識しかなかったが、エッセイが出ると聞いてからは、早く読みたくて仕方がなかった。
なんとかして、著者と友達になれないだろうか…
会話をしてみたい。