日本再建イニシアティブの作品一覧
「日本再建イニシアティブ」の「現代日本の地政学 13のリスクと地経学の時代」「「戦後保守」は終わったのか 自民党政治の危機」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
- 作者をフォローする
- フォローすると、この作者の新刊が配信された際に、お知らせします。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
「日本再建イニシアティブ」の「現代日本の地政学 13のリスクと地経学の時代」「「戦後保守」は終わったのか 自民党政治の危機」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
3年3ヶ月に渡って民主党は政権を運営したが、それは誰もが認めるように失敗に終わった。現在の自民党第2次安倍政権でも未だ民主党員として活動している議員を中心にインタビューし、民主党の失敗を検証する。鳩山、管、小沢ら元重鎮や落選議員にインタビューをしていないのは残念だが、恨み辛みや自己防衛の言葉ばかり並べられるから、その選択はしょうがないか。
党首のリーダーシップのなさや小沢派と半小沢派の対立、官僚を使いこなせなかったこと、東日本大震災など、失敗の原因は様々にあげられるが、結局はマニフェストに書いていることを実行せず、書いていないことにやたら力を注いだことが問題だったように思う。
普天間基地移
Posted by ブクログ
私は民主党のリベラル思想には馴染めないが(したがってこれまで一度も民主党に投票したことはない)、船橋洋一氏は元朝日新聞であり、民主党にシンパシーをまだ持っている様子。
そういった方がまとめた本ではあるが、中身は、客観的に、公正に民主党政権の何がダメだったのかを検証している。各章の担当者は船橋氏ほど民主党ラブではなく、この「失敗」の教訓は国民すべてが共有してこそ、日本の将来のためになる、という考えを共通して持っているようだ(民主党が復活しようが消滅しようがそれ自体はどうでもいい)。
そういった視点から書かれているので、非常に興味深く、かつ有意義な本になっていると思う。
Posted by ブクログ
この本をどう読むか。ある政党の失敗と読むのか。当時の政策と経緯を振り返るために読むのか。マネジメントの失敗と読むのか。仕事術の失敗と読むのか。結論から言うと、様々な観点で読むことが出来る良著である。ただリベラル思想の失敗と読むという内容ではない。民主党は、それ以前の問題で失敗しているのだから、そんな評価が出来ない。
例えば、どのような失敗だったか。よく言われるのが財務政策の失敗だ。実現性の無い政策をどんどん広げていく中、財務シミュレーションの予測が難しいから諦めるなど、致命的な戦略性の欠如。実に残念極まる振る舞いだ(前提を置いてシミュレーションをし、最低でも内部で共有は必須だろう)。そういっ