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作品一覧

  • 増補新版 現代語訳 墨夷応接録・英国策論
    NEW
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    1巻3,740円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 明治維新以後150年の常識を覆す 「黒船来航」に対して、幕府は本当に弱腰だったのか? 将軍を大大名の一人としての「本来の地位」に戻すべきだと主張したアーネスト・サトウの主張は、歴史を動かしたのか? 幕末・維新に関する最重要史料でありながら一般にはほとんど知られることのなかった二書、初の現代語訳! ◎『現代語訳 墨夷応接録』の注と解説を改訂し、新たに『英国策論』を付す増補新版 ◎『墨夷応接録』『英国策論』原文・「日米和親条約」「下田追加条約」・解説も収録 『墨夷応接録』(ぼくいおうせつろく) 江戸幕府とペリー艦隊との「史上初の日米交渉」について記された、日本側の唯一の議事録。嘉永7年(1854)1月19日~6月2日までの交渉内容とその間に周辺で起きた重要な出来事を、幕府全権・林復斎らの視点で詳細に記録している。 『英国策論』(えいこくさくろん) 1866(慶応2)年に英語で発表され、すぐに日本語に翻訳された明治維新に関わる第一級史料。江戸幕府を終焉に向かわせる理屈であり、倒幕派を鼓舞したにちがいないイギリスの政治方針が書かれている。 目次 緒言 森田健司 『墨夷応接録』現代語訳 『墨夷応接録』原文 『英国策論』現代語訳 『英国策論』原文 附録 日米和親条約・下田追加条約 現代語訳 日米和親条約・下田追加条約 原文 解説 森田健司  『墨夷応接録』   序 黒船と「対決」した幕臣の覚悟   一 史料としての『墨夷応接録』   二 アメリカ使節応接掛の面々   三 『墨夷応接録』と『ペリー艦隊日本遠征記』  『英国策論』    一 史料『英国策論』の歴史   二 『英国策論』執筆の経緯   三 『英国策論』の要旨とその背景   四 『英国策論』の源泉と薩摩藩   五 幕府の崩壊とその後のサトウ 主要参考文献 結言 森田健司 【著者プロフィール】 森田 健司 (もりた・けんじ) (編・訳) 一九七四年生まれ。京都大学経済学部卒業。京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程単位取得退学。博士(人間・環境学)。現在、大阪学院大学経済学部教授。専門は江戸時代の社会思想史。著書に、『石門心学と近代』(八千代出版)、『石田梅岩』(かもがわ出版)、『かわら版で読み解く江戸の大事件』『外国人が見た幕末・明治の日本』(以上、彩図社)、『なぜ名経営者は石田梅岩に学ぶのか?』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)、『明治維新という幻想』『江戸の瓦版』『西郷隆盛の幻影』(以上、洋泉社・歴史新書y)、『江戸暮らしの内側』(中公新書ラクレ)、『奇妙な瓦版の世界』(青幻舎)、『明治維新 偽りの革命』(河出文庫)、『山本七平と「仕事の思想」』(PHP研究所)、『異国人たちの江戸時代』(作品社)などがある。 アーネスト・サトウ (Ernest Mason Satow)(著) 一八四三~一九二九年。イギリス出身の外交官。ロンドンのユニバーシティ・カレッジ卒業後、イギリス公使館で通訳生として雇用される。一八六二年に来日し、一八六六年に英字新聞『ジャパン・タイムズ』に、三回に分けて『英国策論』を発表した。
  • 明治維新 偽りの革命 教科書から消された真実
    3.5
    1巻1,034円 (税込)
    本当に明治維新は「希望」だったのか? 開明的とされる新政府軍は、実際には無法な行いで庶民から嫌われていた。当時の「風刺錦絵」や旧幕府軍の視点を通して、「正史」から消された真実を明らかにする!
  • 山本七平と「仕事の思想」 私たち日本人の「働き方」の源流へ
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    没後三十年。真の知識人「山本七平」の叡智が時を越えて光彩を放つ――。日本社会で営々と築き上げられてきた「働き方」を変革していくことが、近年の社会環境や生活様式の変化と相まって、急速に求められています。しかしながらその「働き方」の根底にある日本人の労働観、さらには「仕事の思想」といえるものを私たち日本人はどのように把握し、どれだけ意識してきたといえるでしょうか……。かつて、この日本人の労働観の原点というものに着眼し、その考究に情熱を傾けたのが故・山本七平氏でした。本書ではまず序章で山本氏が捉えていた日本人の「仕事の思想」の系譜の再把握を行い、以降の章で、日本思想史上、山本氏が重要視する人物(最初の日本教徒・不干斎ハビアン、そして鈴木正三)への理解を深め、さらに江戸期から近代の渋沢栄一まで、「仕事の思想」がどう繋がるかの論究を試みています。著者は石田梅岩の研究で知られる気鋭の思想史学者です。
  • 江戸暮らしの内側 快適で平和に生きる知恵
    3.0
    1巻902円 (税込)
    少ない物的資源を有効に使い、無駄なく再利用していたこと。狭くプライバシーも制限された住居に暮らしつつも、近隣の人々とうまく付き合い、和やかな人間関係を築いていたこと。そして、しっかりした教育を受け、よく本を読んでいたこと。「与えられた場で懸命に生きる」人生を自然に送っていたこと。 こうした江戸庶民の生の「内側」を幅広く捉え、さまざまなエピソードとともに本書は紹介していきます。江戸庶民のあり方は21世紀に暮らす私たちにとって、「生きた」知恵の宝庫です。図版多数。
  • 明治維新 司馬史観という過ち
    4.8
    1巻1,375円 (税込)
    ── これが「書生の革命」(司馬遼太郎)ですまされるか!? ── 「御所を砲撃し、天皇を拉致しようとした長州がなぜ尊皇なのか!?」 「西郷&勝の無血開城の美談はウソだった! 」 「会津戦争の戦死者を半年間も野ざらしに! 人道に反した新政府」 「新政府一等官の月給は、なんと750万円に値する超お手盛りだった!」 「現代にもつながる、「権力は金になる」という“長州型政治”」 「長州汚職閥の親分、木戸孝允」 「明治新政権を支えたのは、徳川直参と賊軍だった」……ほか。 「明治維新至上主義」では歴史を見誤る! 近代日本史の根底をくつがえす新・維新論!
  • なぜ名経営者は石田梅岩に学ぶのか?
    4.0
    1巻1,650円 (税込)
    稲盛和夫はじめ多くの経営者が傾倒する「江戸時代のドラッカー」に今こそ学べ! 「勤勉」「正直」「時間に正確」など、近代化と高度成長を支えた日本人の美徳と呼ばれるものは、江戸時代の思想家、石田梅岩によってつくられた。 日本は江戸時代の間に、相当の発展を遂げていた。その力の源は、名もなき庶民だった。町人や農民は、実に勤勉で、猛烈に働いていたのだ。 日本の民衆が、優れた労働者だったこと。これが、瞬く間に近代化できたことや、第二次大戦後、驚異的な速度で復興を遂げることのできた理由だ。指導者が、画期的な経済政策を思いついて、それによって経済力を向上させたのではない。優秀な労働者が、世界のどの国よりも多くいたことこそが、日本の経済的な強みだったのだ。 なぜ、日本という国は、そのような条件を備えることができたのだろうか。この疑問への一つの回答が、石門心学という思想にある。 石門心学は、京都の商人だった石田梅岩(1685~1744年)という人物が創始した学問だ。梅岩は、「人はどう生きるのが正しいのか」ということを、ひたすら考え抜いた。しかし、梅岩は人間のことだけを考察したのではなく、社会の構造や、さまざまな職業がどういった役割を果たしているのかについても、探求している。 元々は商人だっただけあり、梅岩は商業のこと、そして経済のことを、皮膚感覚で理解していた。そして、商人を引退し思想家となってからは、商業や経済を明確な言葉で説明することにも、大いに注力した。 梅岩の思想は、弟子たちによって日本中に広げられた。そして、さまざまな階級の人々が、これを熱心に学んだ。梅岩の思想は、毎日の仕事に大きな意味を付与してくれるものだったからだ。梅岩の考えを学んだ人々は、道徳的な向上を遂げ、感情と行為に自信を持ち、人間関係を和やかにすることに努めた。 そして、道徳的向上を遂げた人々の多くは、仕事の成果も、以前よりよいものとなった。真面目で、周りに気を使う民衆が、一国の経済発展に貢献し始めたのだった。

ユーザーレビュー

  • 明治維新 司馬史観という過ち

    Posted by ブクログ

    明治維新司馬史観という過ち 原田伊織✕森田健司 悟空出版

    目からウロコの新しく確かな情報が満載
    本気の歴史家や作家はここまで調べ通して行くのだと感動
    かつての友人を探し出すのでさえ簡単でないのに
    何百年も前の関が原や会津などの動乱で
    散り散りになった人間を追跡して
    日記や手紙などの資料を見つけ出す気の遠く成るような作業
    あるいは遡って生まれや育ちからその人となりを読み解く

    その御蔭で知ることのできた人間味あふれる史実と出合え
    更にそのスポットをつなげて平面的に俯瞰し立体的に理解する
    その結果が今を判断して選択する要ともなる
    過去は利権や権利として所有することなく
    情報として今の選択に役立て

    0
    2018年07月31日
  • なぜ名経営者は石田梅岩に学ぶのか?

    購入済み

    解説が珠玉!

    商売の本質に触れた本。
    奥深いですね。
    経営者が心に蓄積すべき内容だと思う。
    石田梅安の考えを分かりやすく解説してくれた著者に感謝です。

    0
    2017年12月14日
  • 明治維新 司馬史観という過ち

    Posted by ブクログ

    日本人に巣食う司馬史観という病巣を徹底糾弾する画期的な本。教科書の記述の不自然さはまさにその通りかなと。確かに日本が立ち直るには、明治維新とは何だったのかの総括も必要だね。

    0
    2017年11月12日
  • 明治維新 偽りの革命 教科書から消された真実

    Posted by ブクログ

    特に興味はないけれどなんとなく持っていたイメージを確認したくて読んだ本
    読後はイメージがかなり変わりました
    歴史上の人物も人間なんだなと当たり前のことを感じる

    0
    2024年04月03日
  • なぜ名経営者は石田梅岩に学ぶのか?

    Posted by ブクログ

    良本。
    人として大切なことを大切なことにすることが大事なんだなと実感。

    経済、経営の本出るけど、数字や戦略のことが書いてあるのでなく、もっと根底にあるものが書かれていました。歴史から学ぶことは多い。

    0
    2020年03月20日

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