あらすじ
本当に明治維新は「希望」だったのか? 開明的とされる新政府軍は、実際には無法な行いで庶民から嫌われていた。当時の「風刺錦絵」や旧幕府軍の視点を通して、「正史」から消された真実を明らかにする!
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Posted by ブクログ
特に興味はないけれどなんとなく持っていたイメージを確認したくて読んだ本
読後はイメージがかなり変わりました
歴史上の人物も人間なんだなと当たり前のことを感じる
Posted by ブクログ
韓国や中国が自国の歴史を現在の政治体制にとって都合の良いように書き換えているのと同じように、明治政府は江戸幕府を徹底的に悪く描くことによって自らを正当化した。
現在では明治維新について、様々な本でその実態が明らかにされている。幕末の有能な人達は戊辰戦争等で犠牲になっているので、残った人達は権力欲や金銭欲を優先する人達が多かった。明治政府はこれまでの長い歴史を消し去って、神武創業に戻そうとしたようですが、疑似西洋国家を作ってしまった。それが破綻して戦後があり、その戦前を否定して経済優先の社会も破綻しつつある。
まともな国づくりのためには、リーダーと民衆の両方のレベルが問われます。江戸時代の町人より我々は劣化しているのかもしれない。なんて思った。