室井康成の作品一覧
「室井康成」の「江史跡紀行」「事大主義―日本・朝鮮・沖縄の「自虐と侮蔑」」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「室井康成」の「江史跡紀行」「事大主義―日本・朝鮮・沖縄の「自虐と侮蔑」」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
事大主義の成り立ちと変遷、さらに各地における受容の経過をまとめた本書。
事大主義がその源流においては、ただ外交政策を意味しているだけであるとは初めて知った。「大国に事(つか)える」という状況を「事大」と表す実にシンプルな言葉である。
それに「主義」をくっつけ、今日における意味となったのは明治時代以降。作成者は福沢諭吉であるという。
明治時代は列強各国に対抗していかなくてはならない時代。故に背伸びし、先鋭化していた影響がこういう言葉にまで及んでいたと見るべきか。
明治時代は確かに光の部分も多々あるが、その負の部分も多い。その負の部分が現代まで尾を引き、未だ清算できずにいる。その