作品一覧

  • 二重らせん(上) フジテレビとテレビ朝日 欲望のメディア

    二重らせん

    小説・文芸

    3.5
    1~2巻924円 (税込)
    フジテレビとテレビ朝日は1959年、日本テレビ、TBSに続く民放テレビ第三局、第四局として産声をあげた。 テレビ局が「カネのなる木」だということが明らかになるにつれ、多くの政商、旧軍人、メディア企業、政治家たちが群がった。なかでもフジ、テレ朝の2社に深く食い込んだのが、出版社「旺文社」を経営する赤尾好夫である。 自らが支配するラジオ局文化放送を通じて両社の株を握り、テレビ朝日では東映社長の大川博を追い出し、経営権を握った。 その息子・赤尾一夫もテレビ朝日の大株主として独特の存在感を発揮、さらにマネーゲームへと狂奔していく。 テレビの系列化に乗り遅れた朝日新聞はその間隙をつき、テレビ朝日を支配しようともくろむ。 一方のフジテレビのオーナーとなった鹿内家だが、突然のクーデターによって鹿内宏明が放逐され、 日枝久による支配体制が確立される。 しかし、その後も、フジの親会社・ニッポン放送株の10%を握る鹿内宏明の存在が、日枝に重くのしかかった。 それを振り払うためのニッポン放送、フジテレビの上場が、思わぬ「簒奪者」を呼び込むことになる――。 絡み合うようにうごめく二つの「欲望のメディア」。 膨大な内部資料を入手し、その相貌を赤裸々にする。
  • メディアの支配者(上)

    メディアの支配者

    小説・文芸

    3.9
    1~2巻946~990円 (税込)
    講談社ノンフィクション賞 新潮ドキュメント賞 ダブル受賞。メディアの帝王といわれたフジサンケイグループの議長・鹿内信隆。フジテレビを日本一のキイ局に育て上げ、息子の春雄を後継者にした後に引退を表明。鹿内家の支配は完璧に見えた。しかし、春雄の急死、それに伴う娘婿・宏明の議長就任――グループ内部は静かに揺れ始める。そしてクーデターが起きたのだ!(講談社文庫)
  • メディアの支配者 上下合本版

    メディアの支配者 上下合本版

    小説・文芸

    3.0
    1巻1,540円 (税込)
    講談社ノンフィクション賞 新潮ドキュメント賞 ダブル受賞。メディアの帝王といわれたフジサンケイグループの議長・鹿内信隆。フジテレビを日本一のキー局に育て上げ、息子の春雄を後継者にした後に引退を表明。鹿内家の支配は完璧に見えた。しかし、春雄の急死、それに伴う娘婿・宏明の議長就任――グループ内部は静かに揺れ始める。そしてクーデターが起きたのだ!

ユーザーレビュー

  • メディアの支配者(下)

    購入済み

    上巻以上に面白い

    上巻の後半は創業者の成り立ち話が多く食傷気味で、下巻の前半もそれをならっていたが、息子さんのお話以降はフジテレビの全盛期と凋落につながるお話で面白過ぎました。
    次は続きの二重らせんを読むのが楽しみです。

    0
    2021年05月04日
  • メディアの支配者(上)

    購入済み

    フジテレビの黒歴史

    地元はフジテレビ系列では無かったので、上京当時はキラキラした東京のイケてるTV局というイメージしか持っていませんでした。
    が、こんなにドロドロした背景があった会社なんだと驚きと、それ以上になんて面白い歴史なんだと感じる程の創業者の豪腕ぶりとクーデターの裏側にあっという間に上巻を読み終えました。
    下巻が楽しみです。

    0
    2021年05月04日
  • メディアの支配者(下)

    Posted by ブクログ

    「韓流ゴリ押し」で叩かれてるフジですが、そのような方に是非ご一読を。どんな会社でも叩けばホコリが出るものですが、そのホコリが半端ではない。創業者一族、鹿内家と日枝グループとの暗闘。お台場の一等地になぜ、新局舎を作ることが出来たのか、等など。こりゃ「社史」なんて作れないわなぁ。

    0
    2012年03月15日
  • メディアの支配者(下)

    Posted by ブクログ

    業界人は必読。

    これから社会に旅立つ学生にも役立つ。


    数十年お世話になる社会がいかに過酷で、無慈悲で、理不尽なところなのかという現実を疑似体験できるからぜひ読むべきだ。

    0
    2011年06月11日
  • 二重らせん(下) フジテレビとテレビ朝日 欲望のメディア

    Posted by ブクログ

    テレビ朝日、フジテレビの興亡を辿るノンフィクションの下巻。本書ではほぼ全編を通じて、堀江貴文氏のライブドアによるニッポン放送株の争奪戦の詳細が描かれています。

    上巻で詳しく述べられていますが、フジテレビ株の多くを、より小さなニッポン放送が所有し、そのニッポン放送株の多くを鹿内家が所有していました。鹿内家の影響力を削ぎたい日枝氏をはじめとするフジテレビ経営層はニッポン放送の株式公開・上場という手段を用いて鹿内家の影響力を排除することに成功します。

    ところが、フジテレビという巨大メディア企業を、実質的にはより時価総額の小さなニッポン放送の株を買い占める事で実質的に所有できるといういびつな構造となり、これに目を付けたのが村上ファンドを率いる村上世彰氏でした。ニッポン放送株を買い進める村上氏と、それに対抗する日枝氏。様々なやり取りの中で、村上ファンドが買い進めたニッポン放送株の引受先として浮上したのが堀江貴文氏のライブドアでした。

    当時、堀江貴文氏が前面に出ていて、村上氏の位置づけが分かりにくかったのですが、本書によると、まずニッポン放送株に目を付けたのは村上氏で、手詰まりになって村上ファンドに巨額の損失が出そうになるところを、うまく堀江貴文氏を巻き込んだ、という構図のようです。

    近鉄球団の買収の時には救世主・時代の寵児であるかのような扱いを受けた堀江氏も、村上氏と共に逮捕されると多くのマスコミは手のひらを返したように批判的な扱いへと豹変しました。確かに彼らは法を逸脱したのは確かですが、ニッポン放送株の争奪戦で関わりの合ったフジテレビ、ニッポン放送、大和証券の関係者は摘発されませんでした。そういう意味では「検察はあまたある摘発対象からライブドア堀江を恣意的に選択したと言っていい(本書から抜粋)」と著者が述べるように、”出る杭は打たれる”的な処置を政界・財界がもたらしたとも言えるのではないか、という気がします。

    上下巻合わせてかなりのボリュームですが、株取引に関する用語が次々と出てきて、もう少しそういう語句についての基本的な説明(上場企業の持ち株に関する法律や、規制の内容など)を織り込んでくれたら、もっと状況を把握しながら読み進められたのでは、という印象でした。著者がかなり詳細に取引の経緯などを再現しているので、事態の切迫感・重要性などがもっと伝われば、より楽しめたのにという気がしました。ただ、その点を差し引いても、放送局という特殊な業界の興亡を辿ることが出来る重厚なノンフィクションで、読み応え十分でした。

    0
    2025年10月08日

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