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上巻の後半は創業者の成り立ち話が多く食傷気味で、下巻の前半もそれをならっていたが、息子さんのお話以降はフジテレビの全盛期と凋落につながるお話で面白過ぎました。
次は続きの二重らせんを読むのが楽しみです。
Posted by ブクログ 2012年03月15日
「韓流ゴリ押し」で叩かれてるフジですが、そのような方に是非ご一読を。どんな会社でも叩けばホコリが出るものですが、そのホコリが半端ではない。創業者一族、鹿内家と日枝グループとの暗闘。お台場の一等地になぜ、新局舎を作ることが出来たのか、等など。こりゃ「社史」なんて作れないわなぁ。
Posted by ブクログ 2011年06月11日
業界人は必読。
これから社会に旅立つ学生にも役立つ。
数十年お世話になる社会がいかに過酷で、無慈悲で、理不尽なところなのかという現実を疑似体験できるからぜひ読むべきだ。
Posted by ブクログ 2022年02月20日
フジテレビの歴史について書いた一冊。
残念ながら2009年出版なのでライブドア事件についての記述はほとんどないが、公共の媒体でありながら血塗られた歴史はとても興味深かった。
Posted by ブクログ 2016年10月11日
支配が完成した後、本来なら「2代目」が強固な基盤と采配を振るう時代がくるはずでしたが、突然の死によって、「初代」がカムバックし、現れた「3代目」への継承とクーデター、そして、現在では、
「その後」の状況まであわせて読むことができます。
外部から現れた「乗っ取り」者であった堀江さんが、実はものすごく...続きを読む正当な継承者であったのではないか、という気持ちにさせられることでしょう。
しかし、現実は、バブル時代からの焼き直しの番組と低予算の後追い番組ばかりが流れています。
歴史にifはありませんが、やはり、「2005年」は間違った解決だったではないか、と思わされずにはいられません。
Posted by ブクログ 2014年12月26日
戦国時代顔負けの、権力闘争や陰謀。メディア界の華麗なる一族の隆興と聚落。マスメディアの暗部。
これらが読み応えある形ながら、飽きさせることなく描かれている。
社史が描かれない企業、フジサンケイグループの歴史をよくここまで調べたと感嘆。
Posted by ブクログ 2011年08月29日
宏明さんは悪い人ではなかったかもね。
銀行の文化・世の中の常識をもちこんだので
特異な業界ではつまはじきというか。。。
でも鹿内さんの魅力はすごい!!
他の本も読もう。
Posted by ブクログ 2010年08月15日
官とメディアの結びつき。
これらの事例を見るとやはり小さな政府にするべきだと改めて思う。
小さな政府であれば結びついても得るものが少なくなる。そうなれば自然と癒着も少なくなるだろう。
電波をもつ政府との利害関係を保つことでメディアの参入障壁を高め、
その結果高収入を得ることができるように...続きを読むなっているというのはものすごく納得いかない。
政府は電波を開放するべきだし、携帯ユーザーだけではなくテレビ局に対しても電波利用料をきっちり徴収すべきだ。
--気になった文章--
日本のメディア界は、相対的に権力基盤が安定している経営トップでさえ撃ち落とされる負のベクトルによって、奇妙な安定が保たれているかのようだった(P321)