畑谷史代の作品一覧
「畑谷史代」の「差別とハンセン病」「シベリア抑留とは何だったのか 詩人・石原吉郎のみちのり」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「畑谷史代」の「差別とハンセン病」「シベリア抑留とは何だったのか 詩人・石原吉郎のみちのり」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
強制収容所を生き延びた詩人・石原吉郎は、戦争を生み出す人間の内なる暴力性と権力性を死の間際まで問い続けた。
彼はシベリアでいったい何を見たのか?
石原を軸に抑留者たちの戦後を丹念に追った著者が、シベリア抑留の実態と体験が彼らに与えたものを描き出す。
人間の本性、生きる意味について考えさせられる一冊。
[ 目次 ]
プロローグ
第1章 封印された過去
第2章 ラーゲリの記憶
第3章 戦後社会との断層
第4章 詩人へと連なる水脈
エピローグ
付録 三編の詩・石原吉郎
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☆☆☆☆☆☆☆ ストー
Posted by ブクログ
こういうテーマの本がジュニア新書で出るとは予想もしませんでした。
ええっと、岩波ジュニア新書は中学生・高校生むきに書かれた本ですが、読みやすく平易に書かれているだけで、内容的・質的にはレベルダウンしていません。
私も数十冊持っていますけれど、未知の分野で教わることの多かったものが随分あります。
ラーゲリ(強制収容所)とは何か?
地獄の方がまだましと言われるラーゲリから生き帰った詩人・石原吉郎が、生涯にわたって問い続けた、戦争を起こす人間の内部にある暴力的なものと権力をめぐる問題。
人間の本質的なもの、生とは何かを探りつづけた彼が、シベリア体験から行きついた「死者を掘り起こす」ということが