作品一覧

  • 北朝鮮のミサイル攻勢 防衛策の鍵はシステム構築にあり【文春オピニオン 2018年の論点SELECTION】
    -
    1巻204円 (税込)
    北朝鮮のミサイルと核攻撃に揺れた東アジア。五輪による南北対話の開始などで、いくらか融和ムードが漂ってはいるが、北朝鮮が核を放棄しない限り、この問題が解決することはない。日本は、外交努力を続ける一方で、ミサイルに対する防衛網も整備すべきなのだ。※「文藝春秋オピニオン2018年の論点」掲載記事を再編集して電子書籍化。
  • 防衛省
    3.8
    1巻660円 (税込)
    「防衛省」と「自衛隊」は同一の組織である。同一の組織に二つの名前。なぜこんなことになっているのか。原因は日本の安全保障が抱える「ややこしさ」にある。でも、「ややこしい」からといって知らずには済まされない。日本軍と自衛隊はどういう関係か? 防衛庁と防衛省はどこが違う? 自衛隊の実力は? 予算四兆円超、二十三万人を抱える巨大組織の歴史、実力、課題、問題点を意外な事実、秘話を交えて解説する。

    試し読み

    フォロー
  • ミサイル防衛―日本は脅威にどう立ち向かうのか―
    4.0
    突然、空から核ミサイルが飛んできたら――。この脅威に、日本はどう対抗するのか。北朝鮮の発射実験以降、ますます現実味を帯びてきた弾道ミサイルの脅威。「ミサイル防衛」は、この脅威から身を守る切り札となるのか。弾道ミサイルの歴史、北朝鮮・中国の態勢、日米の偵察システム、最先端技術の粋を集めた迎撃のメカニズム等々。日本の命運を左右する「ミサイル防衛」の全てがこの一冊で分かる。

    試し読み

    フォロー
  • 東アジアの軍事情勢はこれからどうなるのか データリンクと集団的自衛権の真実
    4.5
    1巻880円 (税込)
    櫻井よしこ氏推薦!……「軍事技術の進化を知らずして、日本の安全保障の未来は語れない」2014年の閣議決定によって限定容認された集団的自衛権行使、韓国へのTHAADミサイル配備をめぐる中国の反発、2015年4月の日米ガイドライン改定、北朝鮮による潜水艦ミサイルの発射、安保法制をめぐる与野党の攻防……。一見、バラバラに起こっているかのような東アジアの安全保障をめぐる出来事は、じつは深いところですべてつながっている。しかし、残念なことにいまだ、その全体像を読み解くためのキーワードがメディアで大々的に語られることはない。そのキーワードを提示しながら東アジアの最新軍事情勢を読み解き、集団的自衛権、日米ガイドライン改定、安保法制、そして日本の安全保障の未来を本書は描いていく。そのキーワードとは、「国籍を超える防衛上の仕組み」を支える「データリンク」という言葉だ。冷戦終結後、旧ソ連からの武器流出を伴いながら、東アジアの軍事情勢は悪化しつづけた。恐るべき北朝鮮や中国の軍拡に対抗するため、いわゆる「西側諸国」は国籍を超えた軍事情報の共有化を図り、イージス艦を中心として効率的に防衛を行なう仕組みを構築してきた。しかし、そうした軍事情報のやりとりは、「武力行使」という観点からどのように位置づけられるのか。具体的には、わが国の集団的自衛権行使とどう関係するのか。改定された日米ガイドラインにおける扱いはどのようなものか。安保法制のなかでそれがどこまで議論されるのか。「ハードが分からないまま外交を語るのは、アルファベットが読めないのに英語が話せるといっているに等しい」という軍事・防衛技術のスペシャリストが、最新の知見をふんだんに盛り込みながら、いま絶対に知っておくべき安全保障の核心を語る。

    試し読み

    フォロー
  • 極超音速ミサイルが揺さぶる「恐怖の均衡」 日本のミサイル防衛を無力化する新型兵器
    4.0
    1巻968円 (税込)
    ジョー・バイデンが副大統領当時に手を付けた “核兵器と同じ目的を達成する非核手段”とは何か? ◆ロシア・中国が先行する新型兵器 ◆極超音速ミサイルが日米に突きつける課題 マッハ5以上のスピードでコースを替えながら飛翔する「極超音速ミサイル」は、迎撃は不可能といわれており、中国とロシアではすでに開発、配備されたと考えられている。この「極超音速ミサイル」の登場が、第2次世界大戦後、70年以上にわたって続いた核を搭載した弾道ミサイルによる『恐怖の均衡』という時代の終焉を意味すると言われている。それは、日本の安全保障にとっても大きな転換期となることは間違いない。バイデン大統領が正式に就任し、世界と日本の安全保障環境にも新しい常識が生まれるだろう。日本の平和はどう守っていくのか?フジテレビで防衛問題を担当する報道局上席解説委員の能勢伸之氏による解説で、その行方を考えるヒントとなる1冊だ。

ユーザーレビュー

  • 東アジアの軍事情勢はこれからどうなるのか データリンクと集団的自衛権の真実

    Posted by ブクログ

    能勢さんの新刊。キーワードは集団的自衛権とデータリンク
    今までの政府見解/国会答弁では『一般的な情報伝達は集団的自衛権の行使に抵触しない』が、米海軍が導入したNIFC-CAによるデータリンクは共同交戦を可能とするレベルのモノなので、集団的自衛権に関する政府見解を改めないと導入できないのではないか?というのがテーマ(語られていないが、こっちが本命なのでは?と読んでて思った)集団的自衛権をあくまでも厳格に認めないと、経済的、効率的に我が国の防衛ができないが、それでも厳密に認めないことが是なのか?という趣旨。(と、読んだ)集団的自衛権に関する政府見解の推移は必見。

    0
    2018年10月14日
  • 東アジアの軍事情勢はこれからどうなるのか データリンクと集団的自衛権の真実

    Posted by ブクログ

    今話題の安保法制を最新の軍事技術と合わせて説明しているので大変勉強になる。わからないとこはわからないとはっきりしてて潔いし。良著。
    軍縮の意味では画期的だったINF条約、中朝はそこの穴を狙ってて、米ロは困る。ソ連の崩壊が中朝の軍事力の向上に一役買った側面。
    発展を続けるイージス艦の仕組み。MIPS/DWES、NIFC-CAなど。
    韓国にTHAADを配備するか否か、台湾のEWR、豪海軍と潜水艦や英軍士官など、日米を越えた国々との軍事的な協力。

    0
    2015年07月20日
  • 東アジアの軍事情勢はこれからどうなるのか データリンクと集団的自衛権の真実

    Posted by ブクログ

     北朝鮮が頻繁にミサイルを試射し能力を増強しつつあるが、米軍はイージス艦や早期警戒機、地上レーダーの探知能力や、ミサイル撃墜能力、そしてそれらをネットワークで連携する能力を向上させてきた。短時間で到達するミサイルをしかも複数のそれを撃墜させるには、そうせざるを得ないであろう。
     日本を防衛するためには、米軍のそれらと自衛隊とのリンクも必要になるだろうが、それが集団的自衛権など法律解釈の見直しなり変更なりの検討が必要な理由である、との説明である。
     本書は、現在の日本を取り巻く軍事情勢を分かりやすく解説した好著である。本書に書かれたくらいの知識を知らずして集団的自衛権などの議論をすることは的外れ

    0
    2015年06月27日
  • 防衛省

    Posted by ブクログ

    防衛省と自衛隊との違い、様々な内部部局やそれぞれの会議の役割など、国防という重要な問題について知らないことが多かったので勉強になる。難解ではなく読みやすい。
    警察予備隊から防衛省にいたるまでの変遷、情報公開の必要性など。
    情報公開などは、国防に関してはあまり表に情報を出さない方が防衛に資するのかと思っていたがやり方しだいなんだな。
    戦争とか軍事とか嫌いだからミリタリー分野なんて知る必要はない!じゃなくて、平和を望むからこそミリタリー知識が必要なんだという主張は納得。
    この本が出た後にも日本版NSCの設置法案や集団的自衛権の閣議決定、自衛隊の海兵隊機能の強化の動きなど、防衛に関する新たな動きが出

    0
    2014年10月12日
  • 極超音速ミサイルが揺さぶる「恐怖の均衡」 日本のミサイル防衛を無力化する新型兵器

    Posted by ブクログ

    アヴァンガルドやキンシャールなどのロシアの極超音速ミサイル/滑空体は、核兵器の運搬手段で有り、米国のMDを突破することを目的としているようだが、等の米国は元々ロシアの戦略核にはMDではなく戦略核による抑止と報復で対校しているので、ここは『恐怖の均衡』が崩れることはないと言える。

    ただし、中国の中距離核+極超音速兵器は、A2AD戦略の貯めに、日本や台湾並びに、日本や台湾を救援に来る米軍を狙ったものであり、コレは「新たな脅威」と言える。そして、米軍は新たな迎撃システムの構築と、独自の極超音速兵器の開発で対校しようとしているが、なお研究開発段階であり、一歩で遅れていると言える。

    ただし、極超音速

    0
    2021年05月03日

新規会員限定 70%OFFクーポンプレゼント!