荻野目悠樹の作品一覧
「荻野目悠樹」の「六人の兇王子」「江戸剣客遊戯」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「荻野目悠樹」の「六人の兇王子」「江戸剣客遊戯」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
横浜市立大学商学部卒。1996年『シィンの毒』で集英社ロマン大賞を受賞しデビュー。作品に『双星記』、『デスタイガーライジング』、『黙星録』などがある。
Posted by ブクログ
シリーズ最終作。主要人物の殆どすべてが死ぬ終わりを迎えるが、ストーリーの本筋に一切、関係のない市井の一ビジネスマンの姿が最後に語られることに示されるように、その後の混沌ではあるが平穏な世界が続くことが示される救いのある終わりを迎える。銀河英雄伝説では語られることのなかった、戦争と経済の関わりを本作は最後まで描き、経済が兵器である実弾と同様に機能しつつも、本質はカオスでコントロールできない経済の恐ろしさを描いている。ただし、あくまでもスペースオペラ小説なので非常に分かりやすく描かれているので、派手な宇宙戦艦の戦いと同様に小説として楽しめる。ロマンス部分は少々、ご都合的なので、あくまでもおまけ。